西ゼン溯行 平標新道下山
- GPS
- 12:54
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,714m
- 下り
- 1,695m
コースタイム
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 3:02
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 9:58
天候 | Day 1 曇時々晴 Day 2 晴時々曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 岩の湯 500円 https://sp.yuzawaonsen.com/?page_id=182 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
雨具
ザック
行動食
非常食
調理用食材
飲料
地図(地形図)
コンパス
呼子笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
スマホ
時計
タオル
ナイフ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
セルフビレイランヤード
アッセンダー
ハンマー
沢靴
マット
寝袋
|
---|---|
共同装備 |
[Yuuurip]
OD缶
ガスバーナー
ツェルト1人用
えのき等鍋食材
[chuki]
焚火缶大中
8.1mm40mロープ
ライジャケ
スノーケル
ジャンピングキット
ハーケン15枚
カム3個
fieldconnect
アライツェルト2-3人用
高野豆腐
粗挽ソーセージ
[ritz]
inReach mini
米1合
スパム缶
豚肉を含む鍋食材
|
備考 | chukiは米2合を忘れた |
感想
以下、後日詳細追記するかもしないかも。遡行図は清書してnoteにupする予定。いつになるかは分からない。
・yamap内容同じだが写真はヤマレコのより高解像度
https://yamap.com/activities/20336498
●経緯
今年の夏、インスタで西ゼンの写真を見て行きたなり、その旨ツイートしたらchubb178さんが「そこ行こ」とリプくれた。ネットに上がってるのは日帰りが殆どやけど、chubb178さんが泊りでノンビリがエエゆうんで、それもそやなと、泊り予定を組んだ。面子は二人増えた。出発数日前にchubb178さんが諸事情で不参加となり、今回の3人のメンツに。
それより何より、9/24頃から頭痛やら微熱やら下痢やら治ったと思ったら またなったりして、PCR検査陰性で胃腸病院いっても抗生物質と整腸剤処方されるだけで何がどうということもなく、で出発直前で ようやく回復したかに思えたが、スタミナ面でかなり不安があった。結局、一ヶ月ぶりの沢登りになった。
●自宅発→前夜泊→出発前
あまり突っ込むとイイ泊地なさげなんで1日目は遅めの出発でもよかったが、Yuuuripさんは大阪から藤岡まで夜行バスで来るゆうから、それに合わせて町田組は前日23時前出発。藤岡の道の駅で車内仮眠で待つ。
朝、多分5時過ぎに車をトントンされ、起きるとYuuuripさんが居て、ファミマで買い物してからGo。関越道ガラガラで あっさりとゲート前に着いた。
●Day1
・ゲート→渡渉点
ゲート前に着くと釣り師のものらしき2台の車が駐車されてた。着替えてる間、2台のトラックと1台の軽箱バンが来てゲートを通過していった。
林道歩き、すぐに暑なって合羽ぬいだ。登山道に入り、暫くすると杉林でスギヒラタケが よぉけ生えてた。そう、農水省が食べるなってゆってる、急性脳症:意識障害やけいれんが主な症状 になることがあるってやつ。採ってたらノブリンに写真とられてYouTubeでつるし上げられるやつ。
登山道が川から離れてアップダウンがあり、「水線を歩いたほう早いんちゃうん、そのほうが沢屋らしいんちゃうん」とか文句ゆうたりして歩いてると渡渉点に。
・渡渉点→泊地
暑いので水分補給。ゴム底で概ねフリクション良かったが、赤っぽい感じの岩で意外と滑り易い岩面があった。しばらくいくと、遠くに赤、橙、黄色などに紅葉した山の斜面、岩面と混じってイイ感じになってるのが見えてくる。ナメ滝か斜瀑の大きめのも見えてきて、地形図と照合し、標高1120mの二又まで行ってしまうと泊適地ないやろ、との判断で引き返し、少し降りて標高1075mの左又が小さい枝又になってる二又のところで石だらけだがなんとか3人寝れるかなって場所を見つけ、いや、もうココしかないやろって感じでそこにした。
・泊地にて
まずは缶麦酒を冷やす。そして整地。大きい石を掘り起こそうとしたが無理で、石を取り除くというよりは、大きく出っ張った石は取り除き、その後、石を利用して水平を出す、という感じにして寝場所を作った。寝てみたら案外いけそう。
流木が割合簡単に見つかった。が、点火してみると、少し太めの木は湿気が多く、火が安定するまで半時間ほど、ritzさんがロッドアンテナの先が無いヤツで(火吹き棒?)で酸素をターボ供給してくれてた。
ツェルト設営は、立木にロープを張って、そこに吊り下げる感じで上手いこと張れた。タープも上に張った。
米2合を家に残置してきてしまい、Yuuuripさんに詰られる。すみません。
いつものごとく粗挽きソーセージを炙り、缶麦酒、焼酎、アルミ缶入り清酒などそれぞれ持ってきたやつで乾杯。ritzさんが用意してくれた鍋キューブの生姜味噌鍋は いつもの激辛キムチ鍋よりは随分おいしく感じた。豚肉まで持ってきてくれてて有難うございます。さすがは自称キャンパー💛
缶麦酒後は泡盛を200mmPETのいれもんで持ってきたやつを呑む、とスグに眠くなり起きていられず、皆を置いて15時半〜16時の間には寝た気がする。そもそも泊地に着いたのも午前中やったし。よぉ頑張ったな、俺って感じ。
少し寝た後、ritzさんがツェルトに入ってきた18:30頃に目が醒めた。外は真っ暗。星が良く見える。焚火はガンガン燃えてたので、Yuuuripさんも寝ていたが、ツェルトから出て、追加の流木を集め、焚火でまったりしてた。
ら、他称シェフritzさんが起きてきてくれてスパムを百均で買ったという小さい鉄板で焼いてくれた。これまた美味かった。
満天の星空を見上げ、そしてスパムを頬張る。素晴らしい。
20:46、2回目の就寝。
●Day2
・泊地
目覚まし鳴る少し前に寒くて目が醒めた。が、またうとうとしてた。目覚ましが5時に鳴ってすぐ起きたが、ritzさんは少し前から起きて焚火を起こしてくれてた。見上げると、明るい月と、就寝前は見えてなかったオリオン座が見えてた。朝飯は昨夜の鍋の出汁で饂飩+丸餅。おなかいっぱいになった。見積通り起床2時間後の7時過ぎに出発。
・泊地→平標山
泊適地はあるかなとチェックしながら登っていったが、標高1120mの二又は整地すれば寝れるやろうけど流木が見当たらなかった。
右又をとり、次から次へと続く斜瀑、ナメ滝、5〜10mほどの直瀑を直登したり登ったり。今までの山行と比べるとYuuuripさんの歩く速度が遅く感じた。
若干ヌメるところがあり、不安を感じつつも、ロープは出さずに登っていく。草付きは、最初のほうは嫌らしいところはなかった。
下から見ると8m滝で登ってみると更に上部が続いていて合計落差30mほどの滝があり、その8m滝の水流右岸際を俺フリーで登り、その後ritzさんもフリーで登った。一段1人が休めるポイントがあり、そこでYuuuripさんにロープ要るかと訊くと要らないというので次登り始めたが「やっぱりロープ欲しい」というので、数m降りて、ハーケンで支点作成しセカンドビレイの段取りをした。そこには3人は立てないのでritzさんにビレイを任せて俺は先にフリーで登った。この日は登山道に出るまで誰とも遭わなかったが、色んな滝の巻きで しっかりした踏跡が多く、谷の人気度をうかがい知ることが出来た。
大きい斜度緩めの滝は左岸側から大きめに巻いて、最後 落ち口方向に ほぼ水平にトラバースした。その途中の日の当たる平らな場所で休憩しパンを食った。
落ち口を通過した、と思ったら、すぐまた連瀑帯というのか、まだスラブ滝が続いていて、凄いなぁと思った。
だいぶ水量が少なくなってきた とある6m滝、ritzさんが先にフリーで登ったところを、Yuuuripさんもついていこうとしたが、登れずクライムダウンしてきた。巻くほうがしんどそうなので「ロープあったらいける?」ときくとOKとのことで俺リードで登る。ハーケン一枚、その後、小さ目のカム1個を使って支点をとった。落ち口付近は立木を持ってウリャっと登り、立木で支点をとってセカンドビレイの段取りをした。勉強がてら?ビレイ自体はritzさんにしてもらった。ここは、Yuuuripさんにもってもらってたロープをriizさんに渡してたほうがパーティとしての通過時間は短かったかもしれないが、登りルートは真っすぐ直上よりは、途中で多少水流側に入ったほうが登り易かったので、トップロープ状態だと登り難かった可能性も。
順番前後するかもしれないが、滝の右岸巻きでritzさんはズルズル&’藪漕ぎルートをいき、俺は滝横直登気味に行くルート選択で、Yuuuripさんはritzさんルートについていってたが、だいぶ離れてて時間がかかりそうやったので、少し待ってもらって、滝横付近で10mほどロープ垂らしてビレイして登ってもらった。
その後はロープを使うことはなく、どんどん谷は狭くなり、両岸から笹薮がせまってくる。が、開けた場所もある。
流量が少なくなってきて、水くみをし、水の切れた笹薮トンネルを抜け、胸の高さのささやぶ漕ぎ一瞬ありーの、ののち、膝から腿程度の笹薮。登山道への最短距離を最初は目指していたが、途中で平標山頂方向に、笹の薄そうなところを探しつつトラバースさせてもらったが、こっちのほうが早かったかどうかは分からない。
登山道では"普通"の山ガールとか団体登山?の人らとか居て、一気に別世界となる。登山道に出てスグ、ガスが出てきて時々遠望できなくなったが、登山道に出るまでの間で散々絶景を楽しんでいたので文句はなかった。が、階段はしんどいと文句を言い、文句を言い、ようやく山頂に。
・平標山→ゲート
山頂で山ガール(旧 山ガール?)様に集合写真を撮ってもらい、ハーネスを外して平標新道で下山。サワグルイさんだったか、車を火打峠付近の登山口にデポっといたほうが楽できる、って書いたはったけど、平標新道下山で俺は正解やった。西ゼンを遠望し、「あんなとこ登ってんなー」と感慨に浸れ、感激もしたし、すごい眺めがよくて紅葉の山も楽しめたから。ritzさんはひっきりなしに足をとめスマホで写真を撮りまくってはった。
渡渉点で靴と長ズボンのケツをタワシで洗ったが、その後、バテたのか急にスピードが遅くなり、二人から置いていかれる。途中、木の上に足をのせたら滑ってずっこけてケツをしたたかに打つ。日暮れて暗くなり気持ちも落ち込んでくる。それでもなんとか頑張って車まで歩き通した自分を褒める。
●総括
ググってヒットした山行記録を2つ3つチラ見しただけだが、日帰りで行く人のほうが多いように感じたが、俺は泊りが正解やったし、これ日帰りで行ってても途中でバテてビバークしたかも。でも1日目はゲート13時発で良かったかも。関東の土曜朝の渋滞具合がよくわからないので自宅朝発でも行けるのかどうかは分からへんけど。
巨大な岩肌、紅葉、滝、同じく雪国の白山方面に似てる雰囲気もあったが、スケールがデカく、良かった。困難を克服していくような沢登りをしたい人には物足りないのかもしれないが、俺はココに来れて凄く良かった。今回の3人パーティはritzさんとYuuuripさんは初対面で、ロープの段取りなど、息が合ってるとはとても言えない状態だったが、それでもまぁ、今回の3人のメンバーで行けて良かったと思う。ごはんも美味しかったし。
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