雨と霧の丹沢表尾根〜主稜線縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 41.4km
- 登り
- 3,331m
- 下り
- 3,622m
コースタイム
【20日】0630みやま山荘〜0743鬼ケ岩の頭〜0820蛭が岳山荘0830〜1020臼が岳〜1255檜洞丸1315〜1540ゴーラ沢出合〜1630登山口〜1640西丹沢自然教室
天候 | 19日=雨、霧 20日=霧、晴れ間、雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
20日=西丹沢自然教室からスノーマン殿のマイカー |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース上に、鎖場やはしごなどがたくさんあります。特に、行者が岳の先の鎖場、鬼が岩、蛭が岳直下の急下降と鎖場、金山谷乗越付近の梯子など注意が必要です。主稜線は初心者のみの通行は不可です。遭難死者も出ています。 今回は、雨模様、雨と路面がぬれており、緊張をする場面もありました。 |
写真
感想
夏の合宿を前にした訓練縦走です。参加は本隊3人、別働隊2人で、別働隊は2日目の20日に合流しました。
海の日の3連休で、かなり混むかな、と思っていました。が、空いていましたね。秦野駅からヤビツ峠までのバスがガラガラで拍子抜けしました。普段なら臨時便が出ていたと思います。
ヤビツ峠に到着し、スパッツとレインウェアのズボンを装着しました。いつ降り出してもおかしくない天気だからです。
表尾根もほとんど人がおらず、ゆっくり歩きました。時折雨に降られ、展望もなく、歩くことに専念しました。行者が岳の先の鎖場も我々だけ。丁寧に降りることができたと思います。晴れていれば、行列もできるほど込み合うのに。
尊仏山荘でカップめんをいただいていると、7人組のパーティーが入ってきました。みやま山荘泊を予定していたそうですが、雨もあり、予定を変更し尊仏山荘泊にしたそうです。みやま山荘に泊まる我々としては、内心「ラッキー」でした。でも、冷えた体にカップ麺はおいしかった。助かりました。
みやま山荘は、広島県から来た高齢者の19人の団体で喧噪のなかでした。なぜあんなに大声を出す必要があるのかと思うほど、大声で話していました。私が席を取っていたザックを勝手に動かして、テーブル席を占拠するマナーの悪さ。消灯後もしゃべり続けていたようで、同行者は怒っていました。
とはいえ、キャンセルが相次いだようで、みやま山荘は定員ちょうどくらいになりました。ここには5、6回泊まっていますが、布団一人1枚は初めてでした。我々3人の布団の両脇も開いており、ゆったり快適でした(年寄りの傍若無人の振る舞いを除けば)。夕食、朝食も大変満足のゆくものでした。脂分控えめで、食器との色合いも絶妙な、美しく、おいしい食事でした。
20日は、縦走の核心部である丹沢主稜線を歩きます。6時半にみやま山荘を出発、約2時間で蛭が岳に着きました。丹沢山〜蛭が岳は晴れていれば天空散歩が楽しめるのですが、白い霧の中でした。鬼が岩の下りでやや緊張しますが、慎重に下れば大丈夫です。
蛭が岳から先は難所の連続です。下り始めるといきなりの急下降です。ざれた石に足を取られると危険な場所がたくさんあり、草が生い茂り登山道が見えない場所もありました。鎖も岩がぬれていたので、慎重に下りました。
無数のアップダウンを越えて、終盤の金山谷乗越も難所です。ざれた登山道の片側は切れ落ちています。怖そうな金属製の橋、はしごも続きます。最後は、檜洞丸への急傾斜地を一歩一歩踏みしめるように登りました。別働隊が青が岳山荘まで迎えに来てくれていて、ほっとしました。
会のトランシーバーを持ってゆきましたが、途中から威力を発揮しました。金山谷乗越付近から檜洞丸山頂と更新が可能になり、仲間とやり取りができました。
檜洞丸からつつじ新道で下山しました。ここを下るのは初めてですが、結構岩やら石やら段差やらでとっちらかってますね。登っていると気づかないのですが、歩きにくかった。まぁ、こちらも疲労のピークだったので、足に相当規定ました。
数々の難所、悪場をこえて、自信がついたのではないでしょうか。夏の槍ヶ岳縦走まで体調を整えるのみですね。
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