修行の先にはご褒美が【奥茶臼山】

2022年10月22日(土) [日帰り]

• GPS: 07:22
• 距離: 15.4km
• 登り: 1,195m
• 下り: 1,202m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:35
• 休憩: 0:46
• 合計: 7:21

距離 15.4km 登り 1,202m 下り 1,202m

7:09 しらびそ峠
7:40 前尾高山
8:18 8:20 尾高山
8:52 8:53 奥尾高山
9:40 9:45 岩本山
10:40 11:03 奥茶臼山
11:07 11:15 集木場飯場跡地
11:19 11:22 奥茶臼山
12:05 岩本山
12:50 奥尾高山
13:20 尾高山
13:56 14:00 前尾高山
14:30 しらびそ峠

天候

高曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■駐車場「しらびそ峠」
登山口ナビ
https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-8324

コース状況／危険箇所等

■登山届
・登山口にあり
■コース状況
・思ったよりも踏み後は明瞭且つ整備されている
・倒木は多いが 伐採されルート上は片付けられている
・若干分かり難い個所もあるが 目印のテープが充実している

写真

10/22 6:53

久々の早起きで眠い目を擦りながら、駐車スペースのあるしらびそ峠に到着。

10/22 7:00

曇天で光量に恵まれず、好展望地ながら残念な光景。午後には時々晴れ間が見られるとの予報。下山時のお楽しみとします！

10/22 7:08

実際には、このパノラマ写真以上の範囲を望めます。

10/22 7:09

それでは、登山口から出発です。

10/22 7:10

歩き出しは、カラマツと若干の広葉樹林が彩を添えます。

10/22 7:11

樹林の切れ目からの展望。

10/22 7:16

予想よりも歩きやすいルートが続きます。

10/22 7:40

アップダウンのある行程ですが、最初のピーク前尾高山に到着。樹林帯で展望は全く無いので、そのまま進みます。

10/22 7:45

5分ほど歩くと、数少ない紅葉が見られました。

10/22 7:51

ルート上に現れたぬた場。

10/22 7:51

その場に残された、イノシシと思われる足跡。

10/22 8:04

行けども行けども、コメツガの樹林帯がひたすら続きます。北八ヶ岳を徘徊している気分だと、uさんが申しております。

10/22 8:18

二つ目のピーク、尾高山に到着。

10/22 8:19

三角点がありますのでご挨拶。
【三等三角点】
点名：尾高沢
標高：2212.9m

10/22 8:31

やはり展望は無いので、先に進んでいます。

10/22 8:53

一番ピーク感の無い、奥尾高山に唐突に到着。

10/22 9:02

樹林越しに、目的地の奥茶臼山が見えました。まだまだ遠い...。

10/22 9:21

苔むしたインド象。

10/22 9:26

コメツガを見飽きた目には、やたら嬉しい黄葉。

10/22 9:40

三つ目のピーク、岩本山に到着。休憩とし、行動食でカロリー補給。

10/22 9:56

朽ちた倒木は、苔類の快適なるベット。

10/22 10:02

コメツガが倒れた空間には、ダケカンバが根付いています。

10/22 10:41

下山者2名と遭遇後、唐突に現れたラスボス奥茶臼山。

10/22 10:41

【二等三角点】
点名：奥茶臼山
標高：2474.42m

10/22 10:42

情報通りではありますが、樹林越しに若干の展望が得られるのみ。

10/22 10:44

誰も居ないので昼食とします。

10/22 11:04

食後に現れた親切な御仁に勧められ、飯場跡地に向かっています。

10/22 11:06

確かに展望が開け、気持ちの良い景色が広がります。良きアドバイスをありがとうございました！

10/22 11:06

彼方には、天候次第では行こうと思っていた中央アルプスも見えますが、予想通りに霞んでいます。

10/22 11:07

青空バックで見たかった、迫力の南アルプス。写真では霞が酷くボツにしましたが、甲斐駒や仙丈も見えていました。これだけの景観が得られるとは、修行のような道のり後のサプライズです。

10/22 11:07

熊さん広場には、噂通りにテレビが鎮座しておりました。果たしてNHKは、此処まで受信料の徴収に来るのでしょうか？笑

10/22 12:00

奥茶臼山に登り返し、下山を開始しております。御覧の様に倒木は多いのですが、有難いことにルート上は綺麗に片付けられていました。

10/22 12:09

アップダウンがあり、下山とは言えども手強いながら、苔の緑に癒され…

10/22 12:27

僅かな黄葉に励まされながら下ります。

10/22 13:21

薄日が差すと、緑の小径が一段と美しい。俗人の相棒は、北八ツの無限ループだと宣っておられますけど...。

10/22 13:56

朝通過した一つ目のピークまで戻って来ました。ここまで来れば一安心。

10/22 14:14

笹が美しい広場。

10/22 14:21

ピークには若干早いようです。

10/22 14:27

しらびそ峠まで後僅か。

10/22 14:28

薄日が差し、朝より綺麗です。

10/22 14:29

登山口に無事下山。

10/22 14:30

峠からの景色を楽しみましょう。修行後の2度目のご褒美です。

10/22 14:31

朝方の読み通り天気は回復し、遠望も少しはマシになりました♪大沢岳~中盛丸岳~兎岳と、かつて歩いた稜線が一望出来て感動。

10/22 14:44

ズームすれば、兎岳の後方には聖岳も見えます。兎岳を下り、聖岳への登り返しは中々でした（苦笑）

10/22 14:31

画角に収まらなかった荒川岳をズーム。もう随分前の登頂ですので、また訪れてみたいものです。

10/22 14:44

同じく上河内岳も思い出深いお山。いつか相棒を案内したいと思います。

10/22 14:48

しらびそ峠を車で少し下った辺りが、紅葉真っ盛りでした。やはり、青空バックだと映えますね。

10/22 14:48

まあ、朝からこんな天気ならアルプスに行っていたので、今日の天気で良かったと思います。一ヶ月ぶりのお山！本日も楽しめました。uさん、お疲れ！

◆◇野鳥◇◆
此処からは、今月出会った野鳥となります。探鳥に行く機会が無く、諏訪湖で撮ったのみですが、県内では旅鳥のハマシギ冬羽です。

◆◇野鳥◇◆
シギチへの知識は乏しく、居合わせた方々に聞くと、旅鳥メダイチドリの冬羽個体とか。夏羽のイメージが強いので、その変貌ぶりにビックリ。

◆◇野鳥◇◆
諏訪湖では滅多にお目に掛かれない、旅鳥のオオソリハシシギの冬羽。シジミを盛んに捕食していました。

◆◇野鳥◇◆
同個体がトビの飛来に驚き、飛び立つ直前です。数は少ないながら3種とも初見、初撮りですのでラッキーでした。

撮影機器：

Canon EOS KISS M Canon

感想

tailwind

登山に使用できる日が限られる中、当日の天気予報がイマイチ。降雪前にと、南アか中アを狙っていたものの断念。折角登っても、セピア色の景色ではコスパ悪いですからね。そこで、登山開始以前から存在を知っていながらも、行けていなかった奥茶臼山をチョイス。元々展望が得られない樹林帯の道中ですので、霞んでクリアな遠望が得られずとも問題無しですからね。

予報は当たり、湿った大気でしらびそ峠からの遠望は霞がち。回復を信じて帰着時のお楽しみとして出発。針葉樹林帯の変わらぬ景色の連続と、アップダウンの多さに苦笑いをしつつも、そこは二人連れ！ベタなジョークや、歌いながらの珍道中。一人ではややもすると退屈に感じるルートですが、エンジョイしながら歩けました。
ラスボスの奥茶臼山は噂通りの樹林帯で展望はありませんでしたが、親切な先行者のお薦めで飯場跡まで下りました。そこからの南アの眺めは特に素晴らしく、この時ばかりは青空でないことが恨めしく思えたものです。十二分に奥茶臼山を堪能し、往路で危惧した登り返し区間に閉口しつつも無事下山。思惑通りに天気が回復した、しらびそ峠からの景色を楽しみました。
樹林帯の山頂なので正直あまり期待していなかったのですが、シラビソ峠と、飯場跡からの眺望が素晴らしく、更に奥山でTV鑑賞まで！笑。2度のご褒美を賜り、充実した一日となりました。