後方羊蹄山 比羅夫ルート
- GPS
- 00:13
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,591m
- 下り
- 1,592m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス | 飛行機&レンタカー |
コース状況/ 危険箇所等 |
俱知安・比羅夫の登山口350mから山頂1,898mまで高低差1,548m、距離にして片道約5.5kmの行程。 ■登山道 危険個所はなく、よく整備されていますが、急坂をひたすら登ることになります。 ■水場 ありません ■山小屋 1か所。比羅夫・真狩ルート9合目の中間に羊蹄小屋・素泊まり可能 ■登山バッジ 羊蹄小屋訪問時は小屋番さんが在中で、登山バッジが買えました。 俱知安の町役場や役場HPでの購入も可能 新旧のバッジがあり、旧のほうは在庫が少なくなってきている模様 ■トイレ 登山道中にはありません。羊蹄小屋でお借りできます。 ■駐車場 半月湖野営場の駐車場は約20台、連休最終日朝5時の時点でほぼ満車(後は路駐) 下った自然公園には広い駐車場がありますが、ほとんど利用されていない模様。 ■物品購入 車で10分ほどの倶知安町にセブンイレブン、セイコーマートなど有り ■温泉 移動の都合で利用しなかったが付近には複数の温泉施設がある |
写真
感想
後方羊蹄山は憧れの山のひとつでした。
登山に関心のなかったころからでも、北海道を訪れてこのあたりを通るたびに目にする羊蹄山は蝦夷富士の名にふさわしい堂々たる山容で、何度も車を止めて眺めては写真を記念撮影をした山でした。
いつかあの山頂に登ってみたい。登って景色を眺めてみたい。
漠然とそんな思いを抱いていたのですが、それが現実となる日がやってきた思いがしました。
今回は4泊5日の日程で幌尻岳と後方羊蹄山に登りました。
まず2泊3日の行程で幌尻岳へ登り、翌日に後方羊蹄山を日帰りで登山しました。
後方羊蹄山では快晴で抜群の景色や雲海が眺められたのは良かったのですが、強い日差しで体力を消耗しペースがあがらず、思いのほかキツイ登山となりました。
また前日までの幌尻岳の山行が影響しました。幌尻岳への登頂を確実するために天候に左右されにくく制約の少ない新冠ルートで登ったのですが、それなりの装備を背負ってアップダウンのある片道約18kmの林道歩きの往復と新冠ポロシリ山荘から山頂までの登山道が相当な急登だったためか太ももが筋肉痛となってしまい、後方羊蹄山では、筋肉痛を引きずっての登山となってしまいました。
考えてみれば後方羊蹄山にしても俱知安・比羅夫の登山口350mから山頂1,898mまでは単純高低差にして1,548m登るのであり、急登とは言わないまでも、コニーデ型火山特有の結構な急坂をひたすらの登りとなることを、もっとしっかり想定しておくべきでした。
また沢や水場がないため、日差しのキツイ日などは、しっかりと水を確保しておかなければならないと思いました。
この比羅夫ルートを選択したのは、なるべく日本百名山の深田久弥の足跡を辿りたかったからです。
今もって読み返してみると、『おどろいたことに途中沢もなく水もなく、何の変化もない道をただひたすらに、富士山のように登るのである』そして、深田久弥は中途からは霧の中を登山というよりも体操訓練の一種だったと記しました。
幸いにしてお天気に恵まれましたが、ほかは同様の感想を抱きました。
とくに、水場がなく天気が良すぎて軽い脱水症状になっていたと思います。
それはともかく、憧れていた後方羊蹄山に無事登頂が出来たことは、感無量です。
お天気に恵まれ、眺望すばらしく、岩場をめぐるお鉢めぐりも爽快でした。
帰りに半月湖にも立ち寄りましたが、思いのほか窪みの深いところにある湖でした。登山道からは直接湖面は見えませんが、登山道の途中から見下ろしたとき、よく観察すると樹林が丸く窪んでいるところがあり、その窪みの下に半月湖があります。
記念バッジも無事購入することができ、いつの間にか筋肉痛も吹き飛ぶ楽しい山行でした。
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