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Yamareco

記録ID: 482287
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
積丹・ニセコ・羊蹄山

後方羊蹄山 比羅夫ルート

2014年07月21日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
00:13
距離
11.4km
登り
1,591m
下り
1,592m
歩くペース
とても速い
0.00.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:20 比羅夫登山口 −6:25 2合目 − 8:00 5合目 −9:55 8合目 −10:15 9合目 −10:45 頂上・火口中央道・比羅夫ルート分岐 − 11:20 京極ルート分岐 −11:30 後方羊蹄山 山頂 −12:30 真狩ルート分岐 − 13:10 羊蹄小屋 ー13:34 比羅夫ルート9合目 ー16:50 比羅夫登山口 下山 − 17:10 半月湖 
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス 飛行機&レンタカー
コース状況/
危険箇所等
俱知安・比羅夫の登山口350mから山頂1,898mまで高低差1,548m、距離にして片道約5.5kmの行程。

■登山道 
危険個所はなく、よく整備されていますが、急坂をひたすら登ることになります。
■水場  ありません
■山小屋 
1か所。比羅夫・真狩ルート9合目の中間に羊蹄小屋・素泊まり可能
■登山バッジ 
羊蹄小屋訪問時は小屋番さんが在中で、登山バッジが買えました。
俱知安の町役場や役場HPでの購入も可能
新旧のバッジがあり、旧のほうは在庫が少なくなってきている模様
■トイレ 
登山道中にはありません。羊蹄小屋でお借りできます。
■駐車場 
半月湖野営場の駐車場は約20台、連休最終日朝5時の時点でほぼ満車(後は路駐)
下った自然公園には広い駐車場がありますが、ほとんど利用されていない模様。
■物品購入 
車で10分ほどの倶知安町にセブンイレブン、セイコーマートなど有り
■温泉  
移動の都合で利用しなかったが付近には複数の温泉施設がある
半月湖自然公園のトイレがおしゃれ
半月湖自然公園のトイレがおしゃれ
広々とした駐車場で車中泊
広々とした駐車場で車中泊
半月湖野営場の駐車場
ちょっと寝坊して5時20分ごろには埋まっていた
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半月湖野営場の駐車場
ちょっと寝坊して5時20分ごろには埋まっていた
PKすぐ近くの比羅夫登山口のゲートへ
PKすぐ近くの比羅夫登山口のゲートへ
ゲートで登山届を提出できます
ゲートで登山届を提出できます
各合目ごとの高度と時間の目安
各合目ごとの高度と時間の目安
30分ほど歩いたところで1合目通過
30分ほど歩いたところで1合目通過
1合目から少し登ったところに風穴がありました
1合目から少し登ったところに風穴がありました
約1時間弱で二合目(標高600m)展望が開けてきました
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約1時間弱で二合目(標高600m)展望が開けてきました
二合目から三合目にかけて、ヤマアジサイが群生していて綺麗でした
二合目から三合目にかけて、ヤマアジサイが群生していて綺麗でした
三合目(約700m)付近から徐々に勾配がきつくなり始めます
三合目(約700m)付近から徐々に勾配がきつくなり始めます
四合目(約800m)の眺望です。小休憩込み1時間40分ほどかかってます。ここから本格的に急坂となります。
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四合目(約800m)の眺望です。小休憩込み1時間40分ほどかかってます。ここから本格的に急坂となります。
六合目(約1,200m)付近8時30分ごろのニセコ方面の眺望です
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六合目(約1,200m)付近8時30分ごろのニセコ方面の眺望です
8時40分六合目に到着
快晴に嬉しくなります
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8時40分六合目に到着
快晴に嬉しくなります
六合目付近に『神木 たこ ガンビ』がありました。御神木??
六合目付近に『神木 たこ ガンビ』がありました。御神木??
八合目手前のニセコアンヌプリからニセコ町にかけての眺望です
八合目手前のニセコアンヌプリからニセコ町にかけての眺望です
九合目付近(10時10分ごろ)
雲海が広がり始めました
九合目付近(10時10分ごろ)
雲海が広がり始めました
空は気持ちのいいスカイブルー
遠くに海と余別岳、積丹岳が見える光景は格別です!
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空は気持ちのいいスカイブルー
遠くに海と余別岳、積丹岳が見える光景は格別です!
九合目で頂上方面と要諦小屋方面へ分岐します。
先に頂上をめざします。
九合目で頂上方面と要諦小屋方面へ分岐します。
先に頂上をめざします。
山頂の北川に位置する『北山1,844m』が見えてきました。テンションが上がります。
山頂の北川に位置する『北山1,844m』が見えてきました。テンションが上がります。
北山の下、山頂と火口中央道の分岐まできました
後ろに見えるのが火口の母釜(小)、父釜(大)
北山の下、山頂と火口中央道の分岐まできました
後ろに見えるのが火口の母釜(小)、父釜(大)
北山付近からみた空の雲がかっこいいー
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北山付近からみた空の雲がかっこいいー
北から放射状に流れる雲
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北から放射状に流れる雲
こちらは京極町方面の雲海
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こちらは京極町方面の雲海
京極ルートとの分岐手前の小ピーク
京極ルートとの分岐手前の小ピーク
京極コースとの分岐。山頂(1,898m)まであと少し
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京極コースとの分岐。山頂(1,898m)まであと少し
分岐付近から、山頂はお鉢の岩場の途中にあります
分岐付近から、山頂はお鉢の岩場の途中にあります
11時30分 無事、登頂!
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11時30分 無事、登頂!
こんなにスカッとした青空のもと、登頂できたことを山の神さまに感謝
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こんなにスカッとした青空のもと、登頂できたことを山の神さまに感謝
北山(積丹半島)方面
放射状に流れる雲と青空、山の緑のコントラストが美しい
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北山(積丹半島)方面
放射状に流れる雲と青空、山の緑のコントラストが美しい
いつまでも眺めていたい山頂を後にします
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いつまでも眺めていたい山頂を後にします
岩場の続くお鉢めぐりをこなします。
滑る感じの岩ではないので、安心感があります。
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岩場の続くお鉢めぐりをこなします。
滑る感じの岩ではないので、安心感があります。
真狩方面の雲海
無事に岩場を通過してきました
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無事に岩場を通過してきました
真狩方面。眼下に羊蹄小屋が見えます。
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真狩方面。眼下に羊蹄小屋が見えます。
火口中央道とお鉢に囲まれた父釜をパチリ
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火口中央道とお鉢に囲まれた父釜をパチリ
真狩・小屋の分岐。お鉢を離れ下山を開始します。
ガレガレで何回か後ろに転びました。
出会ったお姉さんも転んだそうです。
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真狩・小屋の分岐。お鉢を離れ下山を開始します。
ガレガレで何回か後ろに転びました。
出会ったお姉さんも転んだそうです。
真狩ルートと小屋の分岐を通過すれば羊蹄小屋はもうすぐ
真狩ルートと小屋の分岐を通過すれば羊蹄小屋はもうすぐ
羊蹄小屋に着きました。
小屋番さんが入浴中で、気持ちよさそうでした。
ここで登山記念のバッジを購入。
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羊蹄小屋に着きました。
小屋番さんが入浴中で、気持ちよさそうでした。
ここで登山記念のバッジを購入。
お世話になった小屋を後にし、鐘をひとつ鳴らしました
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お世話になった小屋を後にし、鐘をひとつ鳴らしました
雲上の山小屋。絵になるな〜
雲上の山小屋。絵になるな〜
山小屋の周辺にはお花畑が広がっていました
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山小屋の周辺にはお花畑が広がっていました
小さい山ネズミ?が隠れようと一所懸命に穴を掘っているところです
小さい山ネズミ?が隠れようと一所懸命に穴を掘っているところです
樹林帯の窪みの中に半月湖があります
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樹林帯の窪みの中に半月湖があります
せっかくなので、半月湖を見に行きました
せっかくなので、半月湖を見に行きました
湖畔までは下りず・・・
結構窪んだところにありました
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湖畔までは下りず・・・
結構窪んだところにありました
下山後、羊蹄山のニセコ方面から記念の一枚
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下山後、羊蹄山のニセコ方面から記念の一枚
羊蹄山の周囲をぐるっと回って今夜の宿へと向かったのでした
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羊蹄山の周囲をぐるっと回って今夜の宿へと向かったのでした
左が旧バッジ、右が新バッジ
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左が旧バッジ、右が新バッジ

感想

後方羊蹄山は憧れの山のひとつでした。
登山に関心のなかったころからでも、北海道を訪れてこのあたりを通るたびに目にする羊蹄山は蝦夷富士の名にふさわしい堂々たる山容で、何度も車を止めて眺めては写真を記念撮影をした山でした。

いつかあの山頂に登ってみたい。登って景色を眺めてみたい。
漠然とそんな思いを抱いていたのですが、それが現実となる日がやってきた思いがしました。

今回は4泊5日の日程で幌尻岳と後方羊蹄山に登りました。
まず2泊3日の行程で幌尻岳へ登り、翌日に後方羊蹄山を日帰りで登山しました。

後方羊蹄山では快晴で抜群の景色や雲海が眺められたのは良かったのですが、強い日差しで体力を消耗しペースがあがらず、思いのほかキツイ登山となりました。
また前日までの幌尻岳の山行が影響しました。幌尻岳への登頂を確実するために天候に左右されにくく制約の少ない新冠ルートで登ったのですが、それなりの装備を背負ってアップダウンのある片道約18kmの林道歩きの往復と新冠ポロシリ山荘から山頂までの登山道が相当な急登だったためか太ももが筋肉痛となってしまい、後方羊蹄山では、筋肉痛を引きずっての登山となってしまいました。

考えてみれば後方羊蹄山にしても俱知安・比羅夫の登山口350mから山頂1,898mまでは単純高低差にして1,548m登るのであり、急登とは言わないまでも、コニーデ型火山特有の結構な急坂をひたすらの登りとなることを、もっとしっかり想定しておくべきでした。

また沢や水場がないため、日差しのキツイ日などは、しっかりと水を確保しておかなければならないと思いました。


この比羅夫ルートを選択したのは、なるべく日本百名山の深田久弥の足跡を辿りたかったからです。
今もって読み返してみると、『おどろいたことに途中沢もなく水もなく、何の変化もない道をただひたすらに、富士山のように登るのである』そして、深田久弥は中途からは霧の中を登山というよりも体操訓練の一種だったと記しました。

幸いにしてお天気に恵まれましたが、ほかは同様の感想を抱きました。
とくに、水場がなく天気が良すぎて軽い脱水症状になっていたと思います。

それはともかく、憧れていた後方羊蹄山に無事登頂が出来たことは、感無量です。
お天気に恵まれ、眺望すばらしく、岩場をめぐるお鉢めぐりも爽快でした。

帰りに半月湖にも立ち寄りましたが、思いのほか窪みの深いところにある湖でした。登山道からは直接湖面は見えませんが、登山道の途中から見下ろしたとき、よく観察すると樹林が丸く窪んでいるところがあり、その窪みの下に半月湖があります。

記念バッジも無事購入することができ、いつの間にか筋肉痛も吹き飛ぶ楽しい山行でした。

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利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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