秋晴れの雁ヶ腹摺山〜姥子山で午前中の散歩と熊鈴の話
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- GPS
- 04:25
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 794m
- 下り
- 778m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
高尾山IC 大月IC 大峠駐車場(基本P10台) 復路: 大月IC 高尾山IC |
写真
感想
今年の夏、いずれも実現しなかった中央アルプス空木岳と南アルプス荒川三山・赤石岳を一緒に登るはずだった職場の先輩から、車でどこか秋山に行こうというお誘いが。
浅間山とか瑞牆山とかいう話もあったが、この秋はどこも混みそうで日曜日の日帰りとしては少し遠いし、渋滞に巻き込まれそうだ。
そこで思い付いたのが前から気になっていたけれど、車でないと不便そうな雁ヶ腹摺山。
大月市に3つある「雁ヶ腹摺山」の内、笹子雁ヶ腹摺山と牛奥ノ雁ヶ腹摺山は登っているのだが、一番シンプルな雁ヶ腹摺山にはまだ登っていない。
というのも、この雁ヶ腹摺山、バスで行こうとすると「ハマイバ前」からでも「遅能戸(おそのうと)」からでも登山口にたどり着くまでに3時間ほどの林道歩きをしなくてはならないからだ。
バス停から歩くのは嫌いではないが、その先に駐車場があって楽して登れる山というイメージの山に敢えてバス停から歩くのはそんなに好きではない。
(2年前に奥秩父の笠取山に登った時はそんな感じだったが。)
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ということで、今回雁ヶ腹摺山を提案し、無事了承された。
近い山なので、出は遅くてもいいかと思っていたのだが、先輩から提案されたのは6時出発。
そうすると登山口となる大峠には八王子からなら7時半には着くことができる。
山は時間が早いに越したことはないし、そもそも連れて行ってもらう立場なので是非もない。
しかしこの提案は大正解だったのである。
昨日は予報に反してどんよりと曇っていたので今日はどうなるかと思っていたのだが、朝から気持ちのいい晴天。
大峠までは大月ICから20匱紊△襪里如⊇衢彁間の半分は大月ICを下りてからになる。
標高1500m余りまで車で登っていくのだから、ほぼ車が登山しているようなものである。
行楽シーズンだが時間が早いので空いているかなと思っていた大峠の駐車場も、7時半の時点で満杯で、何かの撮影隊も来ているようだった。
大峠からはちょうど上日川峠から大菩薩嶺に登っていくような感じの歩きやすい道だ。
5月に一緒に櫛形山に行った時は「熊鈴(熊避け鈴)」に懐疑的だった先輩が熊鈴支持者に変わっていたのには驚いた。
そういう自分も去年までは熊鈴騒音説を唱えていたので同じようなものである。
熊鈴さえ付けていればというクマ被害者の実録を読めば、熊鈴の騒音など大した問題ではない。
周囲のミズナラやダケカンバが色付き始めていて、その間にあるイタヤカエデやハウチワカエデが黄色や橙色に朝日に当たって輝いている。
標高1500m位がちょうど紅葉の見頃らしい。
標高を上げたところにナナカマドがあったが、赤く色付く前に霜に当たったのか葉が枯れていた。
今回のメンバー4人の内2人とは6〜7年一緒に登っていなかったので、その話も新鮮で面白い。
ひとりはマラソンにはまっているし、もうひとりは筋トレ。
その普段のトレーニングや食生活、そして全般の生き方など色々な人の話を聞くのは面白い。
毎日20卅るのが日課で冬場は水は飲まないとか、おいしいものはカロリーを気にしないが、大しておいしくない職場の食堂の食事にカロリーがあるのが許せないから昼食はゆで卵2個とか。
そんな楽しい話を聞きながら、本当に気持ちのいい秋晴れの下を歩く。
今日は下界は今年最後の夏日の予報なので、山の上は暑くもなく寒くもないちょうどいい気温。
美しい景色をまるで絵のようだというのは好きではないのだが、雁ヶ腹摺山山頂は南側が開けていて、本当にまるで富士山が一幅の絵のようだった。
雁ヶ腹摺山からの富士山は「旧500円札の富士山」としても有名なのだが、この絵のような風景から採用されたのかもしれない。
そして隣の姥子山まではかなり高度を下げる。
姥子山の標高は登り始めた大峠よりも標高が低いのである。
ただ、南面が崖になっているので雁ヶ腹摺山よりも高度感のある景色が楽しめる。
この姥子山は雁ヶ腹摺山とセットで「大月市秀麗富嶽十二景」に選ばれている。
今までどこに登ったかの話になり、考えてみれば期せずしてこの姥子山で全部登ったことになったようだ。
姥子山の山頂に到着した時に入れ違いになった方から、「遠くからでも近づいてくるのが分かったよ」と言われて、すぐに「熊鈴」のことだなと分かった。
この方ももしかしたら去年までの自分と同じ「熊鈴騒音説」の人なのかもしれない。
貸し切りの姥子山でゆっくりとした後、雁ヶ腹摺山に戻り始めると10人前後の団体さん2組とすれ違う。
姥子山のあの狭い山頂に20人前後いると思うと、早く登り始めて良かったなと思った。
そして戻った雁ヶ腹摺山から富士山を振り返ると、富士山の山頂は雲に隠れていた。
正午には大峠に戻れ、渋滞に巻き込まれないように寄り道はせずまっすぐに帰る。
それなのに13時を少し回ったばかりだというのにもう小仏トンネルの渋滞が始まっていたのである。
まだ3卍の渋滞だったのでそんなに時間がかからずに通過できたが、秋の行楽シーズンの晴天の日の中央道恐るべし。
結果的に八王子6時出発という先輩の判断は大正解だったのだ。
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