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Yamareco

記録ID: 483775
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

楽々テント泊 木曽駒ヶ岳 〜秒速30万kmのファンタジー〜

2014年07月25日(金) ~ 2014年07月26日(土)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
11:24
距離
9.3km
登り
607m
下り
618m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
千畳敷ホテル(発) 12:34→13:08(着)伊那前岳分岐コル(発) 13:08→13:12(着)宝剣山荘(発)13:15→13:33(着)中岳巻き道分岐(発) 13:33→13:39(着)駒ヶ岳頂上山頂テント場(発)15:15→15:23(着)中岳山頂(発)15:31→15:39(着)駒ヶ岳山頂テント場

2日目
駒ヶ岳山頂テント場(発) 4:05→04:15(着)木曽駒ヶ岳山頂(発)05:16→05:23(着)駒ヶ岳山頂テント場(発)07:16→07:33(着)宝剣山荘(発)07:33→07:41(着)宝剣山頂(発)07:56→08:07(着)宝剣山荘(発)08:21→09:03(着)宝剣池(発)09:09→09:14(着)千畳敷ホテル

※写真を撮ったり、景色に見惚れたりかなりのんびりの行程です。
※千畳敷カールのルート上は狭いためすれ違い待ちも発生しています。時間にはゆとりを持って出かけられると良いと思います。
天候 1日目:日中は快晴、夕方からガス、夜中は快晴
2日目:終日文句なしの快晴(2000m付近に雲海)
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
黒川平Pに駐車→しらび平までバス→千畳敷までロープウェイ
復路は往路の逆。
コース状況/
危険箇所等
宝剣岳に行かない限り特に危険な場所は無し。
中岳の巻き道は若干注意。
宝剣岳の上部1/3は非常に危険。
ステップにある程度の歩幅が必要です。
子供や小柄な女性などは要注意!
雨の日も相当危険。
鎖はありますが片手で自身の全体重をぶら下がれる腕力、握力がない方は万が一の時にも鎖は役に立ちません。よく考えてから進みましょう。
落ちたら助かりません・・・(←ほんとです。)
千畳敷に来た!5年ぶりだ!
5年前は春に来てまだ雪化粧だったな。
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千畳敷に来た!5年ぶりだ!
5年前は春に来てまだ雪化粧だったな。
どんどん近くなるソラ
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どんどん近くなるソラ
あっというまに千畳敷ホテルを眼下に望むように
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あっというまに千畳敷ホテルを眼下に望むように
コルまでもう少し!
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コルまでもう少し!
宝剣岳山荘があるコルに出る。
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宝剣岳山荘があるコルに出る。
中岳を望む
宝剣岳山荘のビールはよく冷えていた。
山頂山荘には冷えたビールは売っていないので飲みたくなったらここまで買いにくるしかない。
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宝剣岳山荘のビールはよく冷えていた。
山頂山荘には冷えたビールは売っていないので飲みたくなったらここまで買いにくるしかない。
中岳は横巻きします。
睨み返しては進むK氏!
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中岳は横巻きします。
睨み返しては進むK氏!
落石注意!
テント場到着!!
テント場到着!!
女性の方、いきなりこんな写真でごめんなさい。
テント場のトイレは超キレイでびっくり!もちろん男女別です。
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女性の方、いきなりこんな写真でごめんなさい。
テント場のトイレは超キレイでびっくり!もちろん男女別です。
今日のホテル設営完了!
写真隣の緑テントはK氏。何かと格闘中の模様。
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今日のホテル設営完了!
写真隣の緑テントはK氏。何かと格闘中の模様。
テント設営が完了したら駒ヶ岳登頂をしようと思ったが・・・急にガスってきて風も強く荒れていそうなので待機。
テント設営が完了したら駒ヶ岳登頂をしようと思ったが・・・急にガスってきて風も強く荒れていそうなので待機。
中岳はきれいに晴れているのに。。。しばらく眺める。
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中岳はきれいに晴れているのに。。。しばらく眺める。
暇なので中岳に暇つぶし登頂!まぁ、大したことなかったね。
暇なので中岳に暇つぶし登頂!まぁ、大したことなかったね。
結局夕方になってもテント場はガラガラ。
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結局夕方になってもテント場はガラガラ。
駒ヶ岳の頂を目指したかったが、天候が回復しそうにないので・・・飲むことに。
駒ヶ岳の頂を目指したかったが、天候が回復しそうにないので・・・飲むことに。
翌3時頃。東のソラが染まり始める。
伊那市の明かりが滲んでいて、間に雲海があることがこの時点で予想できていた。
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翌3時頃。東のソラが染まり始める。
伊那市の明かりが滲んでいて、間に雲海があることがこの時点で予想できていた。
天の川が見えていたが、手持ちのばかちょんカメラではこんな程度しか撮れない・・・。悔しい。
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天の川が見えていたが、手持ちのばかちょんカメラではこんな程度しか撮れない・・・。悔しい。
どんどん明るくなる東のソラ。
いつも思うけど、山で見る日の出前のソラってなぜか青っていうか紫っぽい色になる。
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どんどん明るくなる東のソラ。
いつも思うけど、山で見る日の出前のソラってなぜか青っていうか紫っぽい色になる。
3時半頃からみんなも活動開始。
この空の色だけでも感動。
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3時半頃からみんなも活動開始。
この空の色だけでも感動。
そろそろ登山身支度を始める。
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そろそろ登山身支度を始める。
夜明け前の駒ヶ岳ピークを目指す。
夜明け前の駒ヶ岳ピークを目指す。
山頂着。
雲海に浮かぶ北アルプス
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山頂着。
雲海に浮かぶ北アルプス
幻想的な光景。
言葉が出ないね。この光景。
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言葉が出ないね。この光景。
そろそろ出そう。
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そろそろ出そう。
キターっ!
八ヶ岳のど真ん中から顔を出す。
思ったより北から出てきた。
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キターっ!
八ヶ岳のど真ん中から顔を出す。
思ったより北から出てきた。
茜色に開かれるソラ。
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茜色に開かれるソラ。
朝陽に染まる北アルプスの峰々。
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朝陽に染まる北アルプスの峰々。
北アも高高度域はよく晴れていそう。
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北アも高高度域はよく晴れていそう。
朝陽に包まれる御嶽。存在感満点!神々しさを感じる。
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朝陽に包まれる御嶽。存在感満点!神々しさを感じる。
闇夜をどんどん切り裂く秒速30万kmのスペクトル
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闇夜をどんどん切り裂く秒速30万kmのスペクトル
波長の違いにより、ソラ全体に横筋が入る。
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波長の違いにより、ソラ全体に横筋が入る。
神秘的・・・
天に選ばれし山だけがその雄姿を望ませる雲海。
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天に選ばれし山だけがその雄姿を望ませる雲海。
鳥肌が立つね。この景色。
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鳥肌が立つね。この景色。
なんも言えない。絶景です。しびれます。
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なんも言えない。絶景です。しびれます。
言葉にならない美しさ。
見るものを強引に黙らせる光の線。
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言葉にならない美しさ。
見るものを強引に黙らせる光の線。
テント場に戻る途中
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テント場に戻る途中
テント場方向の朝陽
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テント場方向の朝陽
テント場で見る朝陽。
1
テント場で見る朝陽。
雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰を眺めならがら朝食。
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雲海に浮かぶ八ヶ岳連峰を眺めならがら朝食。
皆さんどんどん撤営していく。
皆さんどんどん撤営していく。
宝剣岳。宝剣山荘にザックをデポってこのピークを踏みに行く。
宝剣岳。宝剣山荘にザックをデポってこのピークを踏みに行く。
宝剣岳へのアプローチの途中。千畳敷が見える。
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宝剣岳へのアプローチの途中。千畳敷が見える。
ここの岩場はハードだよ。瞬間最大で70度くらいの斜度があるんじゃないかな。絶壁に見える。
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ここの岩場はハードだよ。瞬間最大で70度くらいの斜度があるんじゃないかな。絶壁に見える。
はしゃぐK氏!おケツが右に寄っているのは左が絶壁だから。落ちたらかなり高い確率で逝くことができる。正気の人間はこの岩の左側に体の重心を持っていくことはできない。
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はしゃぐK氏!おケツが右に寄っているのは左が絶壁だから。落ちたらかなり高い確率で逝くことができる。正気の人間はこの岩の左側に体の重心を持っていくことはできない。
登頂!ここはマジ危ないね。
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登頂!ここはマジ危ないね。
甲斐駒ヶ岳、北岳、塩見岳、中岳、赤石岳、聖岳の南アルプスファミリー+富士山。
天に選ばれし山々南東Ver!
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甲斐駒ヶ岳、北岳、塩見岳、中岳、赤石岳、聖岳の南アルプスファミリー+富士山。
天に選ばれし山々南東Ver!
伊那前岳へと続く稜線。
ここを歩くと何かに出会えそうだね。
自分の中にあるまだ見ぬ何かに・・・
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伊那前岳へと続く稜線。
ここを歩くと何かに出会えそうだね。
自分の中にあるまだ見ぬ何かに・・・
ここも落ちると逝きます。
ここも落ちると逝きます。
宝剣岳の帰路。かなりやばい場所。
けがをされてた若いお嬢さんがいらしたけど大丈夫だったでしょうか。
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宝剣岳の帰路。かなりやばい場所。
けがをされてた若いお嬢さんがいらしたけど大丈夫だったでしょうか。
眼下に千畳敷ホテルを望む。
さぁ、下りるぞ!
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眼下に千畳敷ホテルを望む。
さぁ、下りるぞ!
名残惜しの1枚
カールへの下り途中。土曜日ってこともあり混雑あり。
カールへの下り途中。土曜日ってこともあり混雑あり。
今日もカールは最高の雄姿を見せてくれた。
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今日もカールは最高の雄姿を見せてくれた。
宝剣池とともに・・・
7
宝剣池とともに・・・
よく見る千畳敷カールの写真はここから撮っているっぽいね。
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よく見る千畳敷カールの写真はここから撮っているっぽいね。
氷河期時代に自然が作り上げた偶然の産物。自然の驚異!
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氷河期時代に自然が作り上げた偶然の産物。自然の驚異!
千畳敷ホテル着!
もはやお約束のこれ!
千畳敷ホテル着!
もはやお約束のこれ!
ここでも名残惜しの1枚。
最高の景色に出逢え癒さた。
たくさんの感動をありがとう!!感慨無量!
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ここでも名残惜しの1枚。
最高の景色に出逢え癒さた。
たくさんの感動をありがとう!!感慨無量!

感想

今回のコンセプトは、「楽に登れてテント泊!」

ロープウェイを使って千畳敷へ。

ホテルで昼食を済ませのんびり上る。

久々のテント装備。ザックの重量が腰に響く。

よく晴れていて気持ちいい。

夕方、山頂はガスって風もあり荒れていたようだが、
コルから一段下がった場所にあるテント場は一晩中穏やかだった。

早朝、テント場は寒くダウンを羽織り外に出る。

一面の星空、すごい数の星。

今宵は新月で明かりは皆無。
天の川が見えていたが、しょぼいカメラでは伝えられないのがとても残念である。

早朝、駒ヶ岳山頂から見た景色が忘れられない。

白々と明けてくる東のソラ。幻想的でシビレた!
すべての山々が凍り付き、黙って太陽光を待っている感じ。

眼下に望む八ヶ岳から飛び出した朝陽は、
もの凄い速さで山の斜面を茜色に切り開いていく。

そして雲より高くなった太陽はそこに広がる雲海を一面茜色の海に染めた。
1秒ごとにその表情を変えていく山々。
秒速30万kmで過ぎていく光の幻想に、ただ黙るしかなかった。

テント場に戻り、八ヶ岳から上った朝陽を浴びながら朝食を済ます。
朝風が冷たく、心地よい。

テントを撤営して帰路につく。

途中、宝剣岳に登る。

ザックを宝剣山荘にデポった。これは大正解。
重量ザックを背負っていたら一瞬バランスを崩しただけでもリカバれずに谷底行きだ。
宝剣岳は人は少なかったけど、ルートが限られているため、ある程度の待ちは発生していた。

宝剣岳から下山し、宝剣山荘の傍らの大きな平らな岩の上で横になる。
雲一つとない快晴、下界に広がる雲海。
太陽光線は強く、時折駆け抜ける風の冷たさに高高度にいることを教えられた。


木曽駒エリアにも別れを告げ、いよいよ千畳敷カールを下る。
上ってくる人も多く、待ちも発生していたが時間にはかなり余裕があったためのんびり下る。

夕方には下りのロープウェイは120分待ちになる予想との放送が流れている。

ほんと今回は2日間とも最高の天気。
雲もなく、風もなく、新月の夜。
こんな連続2日間はおそらく年間通じても数日しかないだろう。

千畳敷カールの上り以外、ほとんど汗はかかなかったように思う。

まぁ、天気がダメそうだったら行かないつもりだったけどね。

こんな楽に登れて、絶景を楽しめるおすすめの山。

忘れららない最高の山行の一つにランクイン!

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コメント

ゲスト
うらやまし...
いい天気で良かったね。私もテントとシュラフ買って、次回は是非参加したいと思います。
2014/7/27 22:31
Re: うらやまし...
そうね!そのためにはテント買わないと。あとザックも。
あのザックも早く買わないと売り切れますよ!
2014/7/30 21:40
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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