表妙義 星穴新道 P3 シルクハット岩峰
- GPS
- 05:52
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 945m
- 下り
- 938m
コースタイム
天候 | 快晴、少し風有り、快適な気温 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
星穴岳までは、他のレコを参照してください。 P3 は、45M(III-)、15M(IV) の 2 ピッチ。上部が核心で脆く垂直部分有り。 テラスの上 5M に支点1個追加。頂上部に懸垂用2個追加。見た目と違って垂直で一部垂直以上の薄被りです。リスやクラックはないので、ハーケン・カム類は使えません。 星穴西峰と星穴岳のコルから結び穴に懸垂できます。Rope は、50Mx1。 結び穴から中之岳神社までの道は、わかりやすくなっています。 |
写真
感想
相馬岳方面からみると、鬼の金棒のように見える星穴岳 P3。シルクハット岩とも呼ばれていますが、まだ登っていなかったのでトライしてみました。写真による事前検討では、上部が被ってそうなので人工覚悟で臨みましたが、垂直壁までだったので、アンカー1本打って無事登頂できました。
星穴新道から継続することで、アルパインに慣れているパーティーなら、ここを登ることで大変充実したルートになると思います。ただし、星穴新道で少しでもロープ確保を必要と感じるようなら、登らないことです。
しっかりした支点が整備されている難度の高い岩場と、難度はそこそこで不安定な未踏のルートを比較するのは難しいですが、藪岩未踏ルートを登った時の方が、充実感を大いに感じるように思います。
今回は、大先輩 oze さんとのコラボ。地元の岩ゲレンデで、いつもお世話になっているので、安心して登ることができました。こういった山行で組むのは初めてでしたが、さすが経験豊富な先輩のお陰で、意志疏通の問題もなく、スムーズな登攀ができ、大変有り難かったです。また、よろしくお願いいたします。
星穴岳〜P3 取り付きまで:
P3 登攀〜下降:
山仲間の方、応援ありがとうございます🐻mさんのおかげで未踏の岩峰に登頂できました。平日で静か、好天にも恵まれ、この上ない感動でした。山頂では人工物なし、ハーケン等の支点無し、懸垂下降の痕跡無し、未踏であったことが確認できました😆妙義山星穴岳シルクハツト岩峰は結構有名なのに初登だったのですね🤩星穴岳山頂にギャラリー2名、垂壁登攀の様子を見ていたようで山頂からお互いに写真を撮りあいました😊ボルトを打ってありますのでもし行かれる方は脆い岩壁に気をつけてお使いください。mさん、大変貴重な体験をさせていただき感謝のしようもありません🐻立岩ではまたよろしくご指導お願いします。
コメント
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行くとすればmisuzuさんだなぁと思っていましたがやっぱり!
初登だろうとは思っていましたが、やはりそのようですね。
レコ拝見すると、行かなくて良かったとしみじみ思う次第です(^ω^;)
無事完登、おめでとうございます。
ここ、普通に取り付いたらヤバいです。それなりの準備は必要。アンカーなしでも行けなくもないですが、妙義特有の脆さゆえ、手が崩れたら詰みます。核心の欲しいところにアンカー設置したので、2登目以降は、だいぶ楽に行けると思います。よろしければ、どうぞ。
ミッキーの時のように、また違った展望を見ることができます。
前日ozeさんからラインで行ってきますと入ったので えっ、本当に 行くのか?と思わず反応してしまいました。岩は脆そうで、見る角度によって上部は被っている箇所が長いそうな感じだったのでどうかなぁと思っていたところです。
肩が治ったらチャレンジしてみたいと思います。
メンベ岩よりも怖そうですね。
banba さんなら問題なし。恐怖の場所は、アンカー追加したので、十分行けます。oze さんが頂上周辺を見回りしたところによると、人が登った気配はないとのことでしたので、初登頂のようです。短いのでメンベより怖くないと思います。真正面に星穴岳が見える風景が、なかなかのものでした。
途中まで登って上見ると行けるのはわかるのですが、ホールドを信用できずアンカー追加したのですが、壁の途中でビレイもせずにアンカー設置するのが、ちょっと怖かったです。
シルクハット岩の初登頂おめでとうございます。
この日、ラインで届く写真に一喜一憂しながら見守っていました。
こんなすごいところへ本当に行ってしまうとは、驚くと同時にお二人の実力なら当然なのかな・・・、という気もします。
思い起こせば昨年の今頃、私が妙義デビューした時にいただいたmiさんのコメントで「oze さん、来年、春以降、妙義開拓狙っていますので、その時は是非」という前振りがありました。
それがついに実現できたということですね。
次回の練習の時にお土産話を伺うのを楽しみにしています。
まずはお疲れ様でした。
oze 先輩の安心・安定したフォローのお陰で、楽しく登ることができました。お初ペアにもかかわらず、とてもスムーズにコトが進みました。oze 先輩の経験のなせる技です。
次は、是非、bukozan さんも・・。
岩峰の写真を見ると解ると思いますが、テラスからカンテに沿ってやぶのなかを懸垂下降するのですが、左右が切れ落ちています。振られないようにしないとダメです。立岩でカンテに沿っての懸垂が活かされます🐻
妙義に未踏があったのですね。
次はイルカ岩ですか?
妙義、未踏の場所は、見方によっては、まだまだあると思います。
イルカ岩はすでに登頂されていますが、私は、まだ立っていません。別の登路を使って途中まで登っているので、その先をやるようですね。
近くて低くて日帰りできる藪岩の極致ですが、とても面白い山域ですね。
初登シリーズ、動画も見応えがありました。
精神的なプレッシャー強そうな雰囲気です。
これ、2登者以降は「人が登れる」「支点がある」という情報があるので、プレッシャーは1/100ですね。(西大星北西などが良い例です)
ドリルなど重たい開拓セットを担いでの初登攀、さすがでした!
お疲れさまでしたー😆
あと、お初にも関わらず oze さんのフォローがとても的確でした。
ozeさん
カムのセルフで作業は怖いですね...
堅いクラックではないでしょうから、ビレー側も大変なプレッシャーだったと思います。
ozeさん、かなり緊張されたと思いますが、帰ってきたときの安堵感はヤバかったと思います。病みつきになるんですよねー、その安堵感(笑)
ヤクルトとオリックスの試合後みたい🐻達成感と安堵に襲われます。正々堂々と力いっぱい戦ってくれた相手に感謝したくなりますね🐭岩峰も同じですね〜いとおしささえ感じてしまう🐻
やはり狙ってましたか〜。自分も各方面からの資料写真と睨めっこして、同じラインを想定してました。登るならここしかないですよね。途中まで行けるとして上が脆く厳しそう・・・一回藪を抜けたとこまで偵察山行しようと去年からチャンス伺いつつ、半端な場所にあるのもあり後回しになってました。懸垂用含めてアンカー絶対必要と思ってたので助かります もっと修行して気が向いたら行ってみようと思います。
妙義関連には、いち早く応答されるのに、拍手がなくて心配していました。
banba さんも言われていますが、アンカーまで不安定で、アンカー取っても頂上まで Run-Out するので、上部での転落はよろしくありません。斜度は、垂直ですので、フットホールドが崩れると終わります。でも、周囲に何もないだけに、ここならではの大展望でした。是非、登ってみてください。
misuzuさんの話では、白っぽい岩と赤っぽい岩が非常に脆いとのことでしたが、シルクハットの白いリボンに相当する部分がまさに取りついた3,4mのかぶり気味の部分のように思います。あの上で振動ドリルを使っていたのだからmさん生きた心地がしなかったのでは。岩峰の反対側はまさにその白っぽい岩が削れてオーバーハングを作っていたように思います。長い年月でカッパドキアの奇岩みたいになるのかな?オーバーハング状にならないうちに急がないと(笑)
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