北岳
- GPS
- 08:33
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,849m
- 下り
- 1,857m
コースタイム
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 8:34
天候 | 快晴/稜線強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪は2400付近から。往路左俣2600〜八本歯のコル2800間はハイカットブーツが埋まる程度の積雪量。凍結なし。稜線上は風に飛ばされて積雪量は少ない。凍結なし。帰路山頂から肩の小屋まで積雪で滑りやすい。凍結なし。草滑りは踏み込まれた雪が少し凍結していて滑りやすい。 |
その他周辺情報 | バス待ちの間、インフォメーションセンター2階で休憩。換気のために少々寒いが、薪ストーブを焚いており、建物も新しくて快適空間。 |
写真
感想
初めての北岳へバス運行の最終日に向かう。南アルプスはまだ甲斐駒ヶ岳に1度登ったっきり。ウチからは少し遠いので、前夜に出発して芦安駐車場で車中泊。
先週、北岳バットレスに行かないかとのお誘いがあった。雪が降ってしまったので中止になったが、実を言うと「私、まだフツーに北岳登ってないんだけど?いきなりバットレスて、罰当たらん?」みたいな変な思いがありまして…アプローチや下山のための一般登山道も知らないので歩いておきたいし、バットレス沢出会いの場所も確認しておきたいし、どれくらい時間がかかるかも歩いて体感しておきたいし、まずはバットレス正面から眺めてみたいし。登攀の際には取り付きまでの行動が深夜からになるみたいなので、よけいに昼間ちゃんと見ておきたい。今日は今シーズンの最終日、昨日の雨がどれくらいの積雪になっているか心配でためらいはあったけど、快晴の中、思い切って行ってきて良かった。
始発バスの様子をうかがっていると、乗り合いタクシーが声をかけてくれたので乗車。今シーズンの最終日、もっとたくさんの登山者で賑わうかと思ったがそれほど多くは無かったようで、一番利便性が良いと聞いていた第2駐車場もゆとりで駐車できた。広河原のインフォメーションセンターと広河原山荘は立て直したばかりのようでとてもきれい。準備を済ませて吊り橋を渡る。
初めての北岳なので、どの程度の時間で歩けるのか、平均的コースタイムしかわからない。前日の雨は高所で積雪に代わっているはずだし、積雪の程度によっては時間がかかるかも?今回の目的はバットレスを見に行くことなので、もし途中で時間切れになったらそこから引き返すつもりでまずは幕営地になる予定の白根御池小屋へ。小屋の後ろに白峯を背負った気持ちの良い小屋とテン場を見送り大樺沢へ下る道へむかう。でも一緒に出発した他の方々は全員右手の草スベリへ行ってしまった!大樺沢二俣を過ぎ左俣コースを進むとバットレスが見えてきて感動。2400mくらいから雪を踏んで歩くようになり、雪が深くなってきて夏道がわかりにくくなった辺りで先行者のトレースがあることに気づく。ありがたい!知らない所だからとても心細かったが、ルートが判りやすくなったことに加えて、先に人が居るのだと思っただけで安心感が増す。
ちなみに、バットレス沢の出合いは明瞭だったが、第4尾根に行く時はD沢を少し登ってからC沢との間の支尾根に取付くと聞いている。そこへ暗いうちに行動して正確にたどり着けるかな?少し不安。できれば日の長い時に挑戦したいのが本音です
(^^;
バットレスを右手に見ながら感動して歩いていたが、雪は足首まで埋まるほどになり傾斜も増してきた。いくつもの階段を越えて八本歯のコル、吊尾根分岐へと登ってきた。時間的には何とかなりそう、っていうより、今来た道を下るのはちょっと嫌だなというのが本音。北岳まであと少し、稜線に出てしまえば雪は強風で吹き飛んで少なく歩きやすかった。山頂は360度のパノラマ。眼前の大きな富士山、南アルプスの名峰、遠くには北アルプス。感動の北岳登頂になりました。
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