富士山 宝永山と大砂走り〜水ヶ塚公園から御殿場口新五合目へ
- GPS
- 06:52
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,344m
- 下り
- 1,352m
コースタイム
- 山行
- 5:43
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:13
・昭文社 山と高原地図 「31 富士山」(2012年版)
天候 | →→ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
駐車場 水ヶ塚公園 1,000(マイカー規制の期間中のみ) 起点:水ヶ塚公園 終点:御殿場口新五合目 (タクシー) 御殿場口新五合目→水ヶ塚公園 1,540 ※運転手さんが途中までメーターをセットするのを忘れていたので、実際はもう少し高いかも。 南富士エバーグリーンライン 510 裾野→横浜町田 東名 1,690 交通費計:6,250 ※ガソリン代は除く。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース全般危険箇所なし。案内も多くある。 宝永山への登りと大砂走りは、深い砂礫なので、ローカットの靴では厳しい。 |
その他周辺情報 | ○温泉・食事 ヘルシーパーク裾野 520 |
写真
感想
南側から富士山を眺めると、大きく口を開けている宝永火口。
その縁にある宝永山には前から一度行ってみたかった。
富士宮口の五合目からだと比較的楽に行けそうだが、夏はマイカー規制もあってアクセスが良くない。
なので、少しキツいが水ヶ塚公園から登ることにした。
下りは楽しい大砂走りで御殿場口に下って、バスかタクシーで水ヶ塚公園に戻る、という計画にした。
天気はそれほどいい予報ではなかったが、朝、水ヶ塚公園の駐車場からは、くっきりと富士山が見えていた。
水ヶ塚公園からはしばらくは、緩やかに登る樹林の道。
木の密度が低い明るい樹林で、涼しい風が吹いて心地よい道。
一合五勺を過ぎると少しずつ傾斜を増していき、御殿庭下あたりからキツめの登り坂が続く。
さらに御殿庭中あたりになると、道が砂に変わり始め、森林限界を過ぎて開けてくると、ガレと砂礫の歩きにくい道になる。
山体観測装置に着くと、宝永山と眼下に巨大な第二火口が見渡せる。
次の第一火口縁へも、見た目以上にキツい坂。
登りきると、半袖では肌寒いくらいの涼しい風が吹いて気持ちいい。
ポツポツとわずかに雨が降り出したが、まだカッパを着るほどでもなく、長袖を着るだけにした。
第一火口に少し下ると、ここからが最後の登り。
見るからにキツそうな坂だが、見た目以上にキツかった。
一歩進んで半歩下がるような道が延々と続き、登るにつれて砂礫が深くなる。
さらに追い討ちの雨。
パラパラと降り出したので、カッパを上着だけ着込んで少し進むと、あっという間にドシャ降りの雨。慌てて下まで着込んだ。
大粒の雨の中、ただ足元だけを見て砂礫の急斜面を登って行く。
なんとか馬の背に着いた頃には雨は上がっていたが、雲の中で一面真っ白。
宝永山の山頂までは、平坦な道だったのが救い。
稜線を雲が越えていく、少し幻想的な感じの道を少し進むと宝永山の山頂。
山頂も雲の中で残念ながら展望なし。
時々雲の切れ間から下界が垣間見える程度。
山頂で一息入れて、馬の背の分岐に戻ると、後はお楽しみの大砂走り。
広大な砂礫の原を滑るように下っていくのは本当に楽しい。
さらに先ほどの雨のおかげでホコリもほとんどなし。
下の方に下るにつれて、下界の見晴しも良くなるが、地面も乾いていて砂埃が目立つようになる。
大石茶屋に着いたころには砂まみれ。
1100m程の標高差を1時間ほどで下りてきた。
大石茶屋で小休止して、少し下れば御殿場口新五合目。
翌日に富士登山駅伝があるらしく、多くの人がいた。
水ヶ塚公園に行くバスは、まだ1時間以上もあったので、タクシーを呼ぶ。
御殿場口には靴も洗う場所もあり、タクシー待ちの間に丁度いい。
タクシーに乗って水ヶ塚公園に着いた頃には、富士山は上半分がすっかり雲の中だった。
心地よい樹林から始まって、宝永火口のスケール感に、富士山らしい砂礫の急坂。
そして大砂走り。
天気だけが少し惜しかったが、十分に楽しむことができた。
○すべての写真(Googleフォト)
https://goo.gl/photos/xq9JfnijrZwGqeLs7
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