2回目の赤木沢 詰めは花咲く赤木岳の尾根へ
- GPS
- 32:00
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,889m
- 下り
- 1,878m
コースタイム
7:25折立→ 10:40太郎平小屋→ 12:45薬師沢小屋
8/3(日)曇り一時小雨
4:58薬師沢小屋→ 6:13赤木沢出合い→ 7:43大滝→ 9:07沢から離脱(標高2400m)→ 9:40登山道→ 11:15太郎平小屋→ 13:50折立
天候 | 8/2 晴れ一時曇り 8/3 曇りときどきパラパラ雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢登りをしている人なら(そうでない人も)、一度は行ってみたい!といわれる美渓、赤木沢。 比較的容易で開けていて明るいうえに、黒部奥ノ廊下から入渓する秘境感も加わって、とても人気の沢です。 黒部ダムなどの大分手前から黒部川本流を遡行して行く場合もありますが、通常は薬師沢小屋までは登山道を使い、その後黒部本流(黒部奥ノ廊下)を遡行して、出合いにたどり着きます。 詰め上がった先は、北ノ俣岳のある稜線であり、登山道を使って下山や継続縦走等します。 今回は、折立から入り登山道を使って薬師沢小屋へ行き、赤木沢の遡行後は、北ノ俣岳の登山道から折立へ戻りました。 なお、赤木沢は大滝の後、すぐに右から流入する支流の沢に入って詰め上げています。 通常はこのような支沢に入らず、赤木沢本流を詰め上げます。 本流、支沢ともに詰め上げたところは、せいぜいハイマツが生えるだだっ広い草原斜面なので、そんなに難しいところがあるわけではありません。 本流の様子を私は知りませんが、支沢は登るのが容易な3-4m程の滝が10個ほど連続し、簡単なボルダリングのようで初心者でも楽しめる沢です。 薬師沢小屋→赤木沢出合い 5回くらい渡渉します。視点を遠くに持って、渡渉ポイントを早めに見極めないと、行き詰まり→戻って渡渉 で時間を喰います。 赤木沢 沢自体は1級上くらいと思います。大滝の巻き道は、ちょっと戻った左岸にあるガレの細いルンゼを上ります。 詰めから稜線 地形を良く見て西へ進みます。ハイマツと雪渓を巻くように、良く先をみてルート取りします。 |
その他周辺情報 | 富山駅から電鉄2駅の「満天の湯」に行きました。 綺麗で色々なお風呂がありました。 電鉄は1時間に1本くらいしかないので、ちょっと不便です。 |
写真
感想
8/2(土) 曇り時々晴れ
7:25折立→ 10:40太郎平小屋→ 12:45薬師沢小屋
夜行バスと路線バスを乗り継いで折立に着くと、既に駐車場には車がいっぱい。
たくさんの登山者に混ざって登り始める。樹林帯を過ぎると、時折射す直射日光が暑い。
時間に余裕があるので太郎平小屋で大休止しようと思っていたら、西から黒い雲が近づいてくるので、小休止で薬師沢小屋へ向かう。
薬師沢小屋には大分早く到着したので、外のテラスでTさんが持ってきてくれたウィンナー入りのスープとビールを飲みながらのんびり過ごす。
小屋の宿泊者には、他にも赤木沢を目指すパーティが3つほどいた模様。
8/3(日)曇り一時小雨
4:58薬師沢小屋→ 6:13赤木沢出合い→ 7:43大滝→ 9:07沢から離脱(標高2400m)→ 9:40登山道→ 11:15太郎平小屋→ 13:50折立
5時に出発。黒部の本流を何度か渡渉しながら遡行していく。岩魚止めの滝で左岸を巻くが、巻きから降りるタイミングを誤り、
沢床から一段上がった藪と泥の平坦地をしばらく進んでしまう。
藪と泥がひどくなってきたので、木を掴みながら沢床に降りると、すぐに赤木沢の出合いに着いた。
ここで、3人連れのパーティを抜く。
赤木沢に入渓するとすぐに赤いナメが広がる。去年の9月に遡行したとき、ここはアクアステルスでかなり滑ったところだが、
今年履いているモンベルのラバーソール靴ではあまり滑らない。靴の性能差というより、季節によって水垢の状態が違うからだろう。
Tさんは赤木沢遡行が念願だったので、写真をたくさん撮影しながら、ゆるい滝を進んでいく。
のんびりしたいところだけれど、帰りのバスの時間もあるので、そうもしていられない。
赤木沢を堪能しているなーと実感していると、すぐに大滝にたどり着く。大滝を見学した後、少し戻ったところにあるガレの細いルンゼから巻きを開始する。
大滝を巻いてすぐに出てくる右の支沢に入る。
この支沢は赤木沢本流よりは北に流れているので、詰め上がったところは若干太郎平小屋に近くなり、帰りの時間を短縮できるという算段だ。
支沢に入ると、苔むした簡単な滝が続く。
それも30分ほどすると樹林帯を抜けて斜度が無くなり、源流の様相になってくる。
標高2400m付近になると、赤木岳から続く尾根が一旦落ちてコルになり、赤木平へ登り返している地形が右手に見えてくる。
ここで沢から上がり、この尾根に向かう。赤木沢の名物の一つである、草原とお花畑が続く緩やかな地形を歩き、尾根の高いところを目指す。
途中、ハイマツと雪渓があるので、地形をよく観察して避けるように登って行くと、30分程で突然登山道に飛び出した。
沢装備を解除し、後は登山道を歩く。14時の最終バスに間に合わせるため、ちょっと早めのペースで折立へ向かった。
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