鈴鹿)枯葉の絨毯!入道ヶ岳、宮指路岳 池ヶ谷↑ 小社峠↓
- GPS
- 08:29
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 1,248m
- 下り
- 1,250m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 8:28
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
池ノ谷コース:前半、急斜面のトラバースが多い。道は狭く平らでなく凹凸もあるのに枯葉の絨毯が覆っていて、状態がわからないため、かなり難儀な状態。お助けロープもかなり設置されてはいるものの、慎重な行動が必要な場所がある。 イワクラ尾根:やせ尾根、岩場の急登行・下降、崩壊が進んでいる所、いろいろあるが、慎重に歩けば問題なし。登り下りの繰り返しが続く。 県境稜線:前半は問題なし。宮指路岳を越えると花崗岩のざれた急斜面、岩場が連続。スリップ注意。 小社峠から:徒渉もあるが、特に問題は無い。後半は林道歩き。 |
写真
感想
今日は登り下りの激しいハードコース (^^ゞ
天気予報通り、雲が増えていき午後には青空はなくなったが、雨の心配はない。
紅葉は終盤。
枯葉の絨毯が斜面を覆っていて足を置く斜面が見えにくく、難儀した。
結果、時間切れで仙ヶ岳まで足を伸ばせず、小社峠から下山。
県境稜線の赤線は小社峠まで となった。
最初のハードルは登山口までの林道。
初めての登山口。またグーグルくんに細い道をナビされて、通れないのでUターン。今回のロスタイムは5分ほど。登山口までのナビが最近の課題になっている。(^^ゞ
なんとか林道に入ったものの、荒れてる、狭い!
狭い道には慣れているけど、路面が悪いのでゆっくり走って、なんとか林道終点の駐車スペースに無事到着。平日なのに数台の先着。さらに次々とやってくるので びっくり。山ですれ違ったのは1グループだけだったのに…
登山口から急登が続く。すべりやすい。まっすぐ登るのかと思ったら、左へトラバースの連続。地図を確認すると、最初は右となりの小さな谷から取り付いて、池ヶ谷へトラバース。しばらく左岸をトラバースし続ける。枯葉の絨毯が足もとを隠す難儀な道。谷底に入ると岩のマーキングを頼りに左岸から右岸にまた左岸にと移りつつ進む。歩き難くはない。傾斜が増すと小滝が現れ、鎖付きの岩場を登ったら避難小屋。大雨が降ったらここからの下りは危険だからかな。あまり使われていない感じ。
次は逆方向へトラバース気味に登っていき、別の登山道と合流。そこで方向転換。
また上流へ、しばらくはトラバース気味に進む。しだいに谷底が近づいて、着地したあたりはずいぶん傾斜も緩くなっていて、炭焼き小屋の跡のようなものがいくつかあり、居心地が良さそうな場所だった。そのあたりはきれいな紅葉もあって、ちょっと撮影タイム。さらに進むと源頭部の雰囲気に。さぁ、山頂かと思うと意外なヒノキ林になり、それも終わるとひょっこりと草原に出る。入道ヶ岳山頂まであと一息。
珍しく 誰もいない山頂。平日なので、当然か。
御在所と並ぶ鎌ヶ岳。県境稜線の山々、そして、今日の目標の仙ヶ岳(行けなかったが)。周囲の山々が取り囲む絶好の展望地。
靄っていて、対岸にあるセントレアは見えない。
イワクラ尾根。登り下りを繰り返すやせ尾根。最初の下りの途中から花崗岩地帯に変わって、滑りやすくなる。何度も繰り返す登り下り。
何年ぶりだったか、前回の印象があまり残っていなかったのは、嫌なことはすぐ忘れるからかな 。
足を止め、両側の紅葉に癒される。歩きながらのよそ見はちよっと危険なやせ尾根。
意外にふくらはぎにきたのは、歩き方?、コロナ自粛?、加齢?、全部かもしれない (^^ゞ
県境稜線は意外に優しく始まった。1/5万地質図を調べてみると中新世の礫岩層が花崗岩の上に堆積している。だから、なだらかなんだと納得。
宮指路岳の手前からまた花崗岩地帯になる。宮指路岳の山頂が意外に平らなのも面白い。ちよっと前(地質学的に)まで礫岩層が覆っていたのだろう。
地図に(危)の付いている 犬返しの険 は見た目より歩きやすかった。もちろん滑りやすいザレ、スリップしたら危険な地帯に、うまく道が作られていて、楽しく通過できた。ここからは花崗岩で南へ下がるにつれて風化が進んだやせ尾根になり、崩壊が進んだ危険な場所が出てくる。何度か登り下りを繰り返したら小社峠。
ここで時間切れ。仙ヶ岳まで行くと、途中で日が暮れてしまう ということで、ここから下山。意外になだらかな歩きやすい道が続いて、徒渉、丸太橋を越えて、途中から林道に。対岸の豪華な紅葉に目を奪われ、ちょっと寄り道。太陽光が当たるともっと輝くのに… この林道は砂防堰堤を作るために作られたのかな… とか考えているうちに駐車スペースに到着。
1/5万の地質図を見ると、地質と地形の関係がよくわかる。
地質図には地表の岩石分布だけではなく、地下の様子やそれぞれの岩石のできた年代も記載されていて、断片的ではあるが数億年前からの変動の歴史が記述されている。山を歩きながら、昔の姿や地殻変動の様子を想像することは、とても面白く、これからも続けていきたい。
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