【阿寺】三界山(1600m)
- GPS
- 04:57
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 949m
- 下り
- 939m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
三界山と聞くと、宗教とか異界のイメージがぷんぷんする。なのに、山名の由来は意外にシンプルだ。福岡町・付知町・川上村の境界にあるから「三界山」だった。
「奥三界山」は登ってても、「三界山」に登ったことのない人の代表が私。ということで今回の山行が決まった。
で、どこから登るか。第一候補は、丸野林道から岩倉谷を登るクラシック・ルート。『ぎふ百山』の記事には、岩倉谷〜越前谷出合〜三界山という行程が示されている。だが、地図に点線路がつけてあるのは、「オクカラ谷」と「鈴根谷」だ。謎すぎる。
坊主小屋三角点(1218m)を通って登ろうとも考えた。だが、最後は田瀬からの管理道を利用することに。
車は、不動滝橋の先にある1番駐車地に。960m林道分岐に小屋を見る。時計回りに折り返す坊主小屋林道たどって登山口に立った。
ここから、笹を踏んで尾根通し。笹は濃くなったり薄くなったり。結構、キュンと登らされる。ヒノキ林がカラマツとダケカンバに変わる。樹間に奥三界山が見えている。
山頂に届いた!一等三角点が埋まっている。木が育ってかつての展望はない。山名標の「また来てちょ」とシカ君の「イヤ〜ン」が素敵すぎる。
山頂の東端の小広場へ。シラビソの木と丸太を渡したベンチ。二ツ森山の向こうが笠置山。余興で、山頂付近のヤブに分け入って北面の展望を探してみる。木によじ登ると、かろうじて奥三界・西股・御嶽・夕森山がのぞいた。
雨乞棚山へと切り開きがあったが、すぐにヤブに消えた。雨乞棚山へは、仕切り直しだな。
下山にかかる。おや、下から草刈り機の音が響いてくる。先頭が草刈り機。後続は手に手にカマを持っている。登山道の草刈り作業だ。
聞けば、7人は、田瀬の財産区の役員(議員)さん。年に一度の草刈り。おじいさんの世代が植えたヒノキ。当時は見晴らしも良かった。ヒノキは育ったけど、価格競争力がなく、外材に勝てない。伐っても下ろせない。伐ろうという声は上がっても、そのエネルギーがないのが現実だ。
みなさん還暦世代。若い役員さんで30台後半の方が一人だけ。林業経営も一筋縄ではいかない時代だ。
聞いてみると「三界山から奥三界山への尾根」は田瀬の管理外。道を拓く計画は立てようがないか。しかし、人の手の入らない自然にこそ価値があるのだ、と思い直す。
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