日光白根山 (菅沼から周回)
- GPS
- 06:31
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,155m
- 下り
- 1,163m
コースタイム
天候 | 快晴 山頂付近のみ微風、その他はほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・菅沼駐車場-弥陀ヶ池:昨日までの雨で泥濘も見られたが、特に危険箇所は見当たらず。ルート明瞭。弥陀ヶ池当たりで森林限界を越えて視界が広がる。 ・弥陀ヶ池-日光白根山山頂:傾斜がきつい。山頂付近は落石注意。 ・山頂-避難小屋-五色沼:避難小屋への下りは急だが距離は短い。途中で樹林帯に入るが、マーキングが見当たらない箇所多数。踏み跡は明瞭だが、暗い時間帯や濃霧の時は注意が必要かもしれない。五色沼には水場の標識あり(未確認)。 ・五色沼-五色山-金精山:五色山への登りは急登だが、以降は特に難しいところは見られず。 ・金精山-金精峠-菅沼駐車場:金精峠への下りは急坂で、途中ロープやハシゴ多数。慎重にこなせば問題ないが、この日は降雨直後だったためスリップし易かった。金精峠から駐車場までは、はじめ湿った滑り易い道。案外に長く感じる。 |
写真
感想
約6年ぶりに日光白根山を再訪した。テントと寝袋を持ってアルプスの縦走に出掛けたいのはやまやまだが、自分の休日と天候が噛み合わず、今回も日帰りの山行となった。
まだ暗い4時過ぎに菅沼駐車場に到着。到着時には既に何組かが出発の準備をしていたが、いずれも途中で追いついて先行することになった。以前は無料だったと記憶しているが、いつの間にか有料になっていた。食事と準備を済ませて歩き始めようとすると回収係から声が掛かる。既に財布もパッキングした後に料金の催促はできればやめて欲しかったが、揉めるのも面倒なので素直に支払う。4時半になればヘッドライトなしでも歩けるかと思ったが、思った以上に暗いのでやはり30分ほどヘッドライトの世話になる。歩き始めた直後にクルマのロックをし忘れたことに気付き、一度駐車場に戻る。案の定ロックはされていなかった。気を取り直して歩行再開。
このルートからは6年前の秋に一度歩いているがあまり印象に残っていない。その時は秋でルートの所々に霜柱があったことを覚えているくらい。最初の弥陀ヶ池の登りは結構急。駐車場は既に標高1,700メートルを越えていて、半袖ではいられないほど寒かった(10℃くらい)が、歩き始めると途端に暑くなって長袖はザックに戻す。気温は夜明け前で低いのだが、湿度が高いのが暑く感じる原因か。駐車場から一度も休憩することもなく弥陀ヶ池に到着。早朝の池の周囲には人の気配はなく、静かだった。池の西側に登山道が設置されているが、所々水没していて、島のようになった岩の上を歩くか、覚悟してじゃぶじゃぶ歩くかの二択を迫られる。自分は後者を選んだが、水は浅かったのでブーツの浸水は皆無だった。池のほとりで小休憩をしたが、日が当たらずに空気が冷たいので寒いくらいだった。
弥陀ヶ池からは山頂まで登り。この登りも日が高い時間であれば暑くて仕方ないのかもしれないが、今日は早朝でしかも山頂付近は冷たい風が吹いていたので途中からは半袖位置までは涼しいを通り過ぎて寒いくらいになった。ここの登りも結構急で、人とすれ違うのであれば落石の不安がある箇所だが、今日はまだ誰も登っても下ってもいないので、自分のルートミスのみ気を付ければ問題はなかった。山頂付近まで上がると更に風は冷たさを増した。7時前に山頂到着。テント泊の時のように早い時間の山頂着となった。山頂付近は吹きさらしで寒いので一段下がった神社付近で休憩。ザックに付けていた温度計は9℃示していた。どおりで寒いはず。ここでようやく他の登山口から来たと思われる登山者とすれ違う。
避難小屋へ向けて下り始めると左手に五色沼が見えるようになる。このルートは12km程度と短い割には変化に富んだ景色を望むことができる。下る途中で再度樹林帯に入るが、この辺りから少し登山道の明瞭度が下がり、周囲を見渡しながら歩くことに。山頂まではピンクのマーキングがしっかりしてあったが、このあたりは未着なのかもしれない。無事避難小屋着。ここも日が当たらずじめっとしていたので休憩適地に見えず写真だけとって五色沼に移動する。五色沼も本当はテント禁止だと思うのだが、何人か声がしたので幕営している人がいたようだ。2,500メートル超の山頂は肌寒かったが、数100メートル下るとだいぶ暖かく感じるというか、日照のせいもあって暑く感じるようになった。
五色沼から弥陀ヶ池に行ってそのまま菅沼駐車場に戻るルートもあるが、それでは味気ないので五色山方面に行き、更に金精峠を目指すルートを歩く。五色山への登りはかなり急で、しんどく感じられた。気温が高くなっていたのも一因かもしれない。五色山から金精山方面に下り始めると数組のパーティとすれ違うようになる。金精峠の駐車場にクルマを停めて歩いている人達だろうか。金精山までは何てことはない登山道だったが、金精峠へ下る道は急坂にロープやハシゴが渡してあって若干難儀した。ペースを上げたくても上げられないエリアだった。慎重に通過する。
無事に金精峠に到着し後は駐車場に戻るのみだが、最後のこのセクションが案外くせ者だった。暗くて湿った登山道で、苔むした岩が多く、何度かスリップに見舞われる。幸い転倒や尻餅はなかった。登山地図では30分程度との記載があったが、登山道が付け替えられたのか、それよりもたっぷり時間をかけて駐車場に到着。朝方は寒いくらいだったが正午前になって気温はだいぶ上がっていた。駐車場はもっと混雑を予想したが、まだ本格的なお盆休みになっていないのか、或いは有料駐車場は嫌ったのか、混雑は見られなかった。
日光白根山という名前が付いているにも関わらず、日光側から登頂したことがない。次回狙うことがあればスキー場から歩くのが良いかもしれない。但し、夏は暑いので秋が良いのではないか。
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