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Yamareco

記録ID: 493573
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山

白山 大汝峰 池めぐり

2014年08月13日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:25
距離
15.0km
登り
1,623m
下り
1,606m
天候 晴れ 時々ガス
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
登山口は「別当出会」に成りますが、この時期は手前の一の瀬に車を置いて、シャトルバスにより別当出会まで行く事に成ります。500円/片道
自力登山の方には、ちゃんと登山道が他に有りますのでご心配は無用です。
コース状況/
危険箇所等
ほとんどの登山者が利用する「砂防新道」を嫌って、「観光新道」を利用しその登山道を往復しました。
観光新道は別当出合から白山を見て、左手の山をいきなり登り始めます、標準コースタイム1時間40分程で尾根に詰まります、そこからは景色の良い風の心地よい稜線歩きと成ります、道標も多く道迷いの心配は無いと思います。
往路は急登を嫌って利用者が少ないので、静かな山歩きが楽しめました。

黒ボコ岩で砂防新道と合流しますので、そこから先は渋滞を覚悟して下さい。
06:20
別当出合の大鳥居 私が朝ごはんを食べてる間に、すっかり皆様お出かけです。
ひとり取り残された疎外感に焦りが隠せない
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06:20
別当出合の大鳥居 私が朝ごはんを食べてる間に、すっかり皆様お出かけです。
ひとり取り残された疎外感に焦りが隠せない
07:11
尾根の上に出た所に有る分岐
07:11
尾根の上に出た所に有る分岐
こんな岩の隙間を通るアトラクションも有り
2
こんな岩の隙間を通るアトラクションも有り
ザックは背負ったまま通れる大きさです
2
ザックは背負ったまま通れる大きさです
08:34
蛇塚 じゃずか と読みます
08:34
蛇塚 じゃずか と読みます
08:42
黒ボコ岩 此処から上が天上界と言われる
08:42
黒ボコ岩 此処から上が天上界と言われる
黒ボコ岩で登山道が出会います
黒ボコ岩で登山道が出会います
09:03
室堂ビジターセンター
美味しい水の水場が有ります
09:03
室堂ビジターセンター
美味しい水の水場が有ります
室堂から見る白山(御前峰)
2
室堂から見る白山(御前峰)
大汝峰が見える
この日は良い天気でした
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大汝峰が見える
この日は良い天気でした
千匹の蛇が棲むという千蛇ヶ池
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千匹の蛇が棲むという千蛇ヶ池
10:02
大汝峰
大汝峰から御前峰を見るの図
居合わせた女性に写ってもらいました
6
大汝峰から御前峰を見るの図
居合わせた女性に写ってもらいました
コマクサ見つけました
どうも自生種では無い様ですが
4
コマクサ見つけました
どうも自生種では無い様ですが
北に見える大きく崩落を繰り返す山
3
北に見える大きく崩落を繰り返す山
11:19
昼ごはんも食べ終えて、大汝を後にした
後ろに見える岩積みの隙間にオコジョが居た
1
11:19
昼ごはんも食べ終えて、大汝を後にした
後ろに見える岩積みの隙間にオコジョが居た
11:37
翆ヶ池
御前峰西の岩屋
下から見ると「御宝庫」と呼ばれる岩山である
1
御前峰西の岩屋
下から見ると「御宝庫」と呼ばれる岩山である
岩の裂け目
御前峰下のコルに有る
2
岩の裂け目
御前峰下のコルに有る
12:01
白山頂上
12:12
下に室堂ビジターセンターを見ながら下山開始
12:12
下に室堂ビジターセンターを見ながら下山開始
12:27
室堂へ下りて来た
12:27
室堂へ下りて来た
このお嬢さんの休んで居たベンチで一緒に休憩させて頂いた、お隣で12はお父さんがお肉を焼いていらっしゃる
3
このお嬢さんの休んで居たベンチで一緒に休憩させて頂いた、お隣で12はお父さんがお肉を焼いていらっしゃる
知りあった親子から頂いたBBQ
美味しかったですよ!
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知りあった親子から頂いたBBQ
美味しかったですよ!
12:46
室堂を後にして
1
12:46
室堂を後にして
12:56
黒ボコ岩まで走った
1
12:56
黒ボコ岩まで走った
気持ちの良い尾根歩きが続く
3
気持ちの良い尾根歩きが続く
ちょうど半分来たという事?
ちょうど半分来たという事?
14:38
下山完了
このあと皆さんの前で、足首がカクッてなって地面にダイブした
2
14:38
下山完了
このあと皆さんの前で、足首がカクッてなって地面にダイブした

装備

備考 前日までの天気予報に振り回され、急に決めた白山山行のため、下調べが十分で無く、経路の地名が分からなかった、ガスに巻かれたら危険で有る。

感想

おおかたの天気予報は13日の天気を良いと伝えているが、HandMの今年の山行はガスに包まれ、遠望の利かない時ばかりなので、今回の山行こそは眺望を楽しみたいと言う願望が強かった。

中央アルプスの空木岳に行きたかったが、13日は日本海側から高気圧が中部地方を覆い始めて来るらしく、どうやら西の方の山に分が有る様だ。
我が家から行ける西の山で、涼しい為の標高が有り、森林限界も兼ね備えている山は白山しか無い。

前日夕方からヤマレコで山行記録を確認すると、「砂防新道」は利用者が多くて渋滞まで起きるらしい。
「観光新道」はいきなりの急登で辛いらしいが、混む事は無いようなので、観光新道利用に決定。
もう少し調べると、登山口までの交通規制が有るらしい、それを嫌って「平瀬」からの山行に替える事も考えたが、昨年6月に平瀬からは登って居たので今回はその選択肢は無し。
往復1000円のバス代をケチって、登山道利用と言う手も有るようだが、HandMの実力では無理そうな距離に成ってしまうので、来月のおこずかいを取り崩してバスを利用する事にした。

シャトルバスのターミナルの有る一の瀬まで、我が家から思ったより時間が掛かってしまったので、始発バスには乗れず。
ターミナルで食べようと買って来たお握りをぶら下げて歩いて行くと、始発から何便目かのバスがちょうど発車の時刻らしい、成り行きで切符を買いそのままバスに乗ってしまった、かなりの満員状態だった。

満員のバスの中でおにぎりを食べる訳にも行かずに、別当出合でバスを下車後に食べる羽目に成った。
バスを下りて、登山案内所前の屋根付きベンチで朝ご飯のおにぎりを食べて居る間に、他の登山客は皆出発してしまった、こうなるとビビリのHandMは焦るので有った。
しかし、別当出合にはごみ箱は無く、おにぎりのパッケージとお茶のボトルはザックに入れて、一緒に登山する事に成った。

初めての登山道なので、入口の場所も知らない。
別当出合の鳥居から見て正面には大きなつり橋が見える、どうやらそこは「砂防新道」につながる様だった。
鳥居をくぐるとすぐに立派な道標があり、左へ行くと「観光新道」と案内されていた、GPSの電源をONにして登録して来たルートを確認すると、道標通り行けば間違いない様だ。

いきなりの急登だった、しかし北アルプスの前常念岳への登山道の最初の急登に比べたら可愛らしい物だ、HandMはあの急登が一番苦手だ。

50分ほどで尾根の上の分岐に到着した、此処まで先発の登山者を何人も抜き去って来たが、「急行一両通りま〜す(^u^)」と後ろから声を掛けるとみな快く道を譲って下さった、ヤマレコのzawadaさんの言葉をちゃっかり拝借したが、結果オーライだった、後でお礼のメッセージを送って置こう。

黒ボコ岩までの2時間20分を休憩なしで歩き通し、れいの巨大な岩の塊「黒ボコ岩」の上に立ちあがってポーズ・・・決まったな!!カッコいいぞ俺!!と思っていたが、岩から下りてズボンのウェストを治そうとしたら、ズボンのファスナーが全開だった・・・そう俗世間で昔「社会の窓」と呼んでいたあれだ。
その場では休憩できず、すこし離れた場所に逃げて行ったHandM、まだ少し羞恥心が残って居たのだった。
黒ボコ岩から室堂の登山者センターまでは、平らな木道が続いて居たので小走りに走って時間を稼ぐ。
本当はファスナー全開の目撃者から逃れるのが目的の小走りだったのだが、私にとって都合のよい理由の方にしておいてください。

室堂の水場で1Lの水をプラティバスに汲み、室堂上部の分岐を左に進み御前峰(白山)を右手に見ながら山腹を巻いて行く。
お勧めのお池めぐりとは順路が逆に成るが、それは後から気がついた事である。

前方に御前峰にも負けない立派なピークが見える、「カッコいい山や」と見惚れていると、それは大汝峰と言うらしい。
山頂に岩室が有るのか?立派な石組の壁が見えたりもする、がしかし結構遠そうなので行くのをためらった。
大汝峰への分岐へ到着すると、「0,8km」の道標が有った,大汝峰は案外近かったぞ。
昼ご飯を大汝峰の頂上で食べる作戦に変更しそのピークを目指した、結構な急登である。
15分ほどで山頂に到着するが、観光客の様な登山者が居ないので白山本峰(御前峰)と違い静かな山だ。
山頂を少し見て回り、祠の入口にあたる石組の石垣で、オコジョを見ようと粘ってみたが残念ながら登場してくれなかった。

それでも白山には無いと思っていた終わりかけのコマクサを発見し画像に収める事が出来た。
白山でのコマクサは賛否が分かれて居る様であるが、私なんぞにはその賛否は分からない、綺麗な花だと言う事だけは確かだが。

大汝峰から、池を巡りながら御前峰を目指す、一昨日の西穂高岳山行の程良い疲れからか、ばてる事無く頂上に登り切る。
にぎやかな山頂は少しの時間留まっただけですぐに下山を始めた、室堂まで駆け足気味で下り切った、山頂から室堂ビジターセンターまで15分、今日のHandMは少し健脚の仲間入りか?

室堂ビジターセンター前で空いたベンチを探すがどこも一杯だ。
小学生くらいの女の子を連れたお父さんと2人が座るベンチの片方が空いて居たので、「座っても良いですか?」と了解をもらってから腰を下ろした。
親子連れは、兵庫県から来て今夜は小屋に泊まるそうだ、わざわざ担ぎ上げたと言う肉を焼いてBBQをして見えた。
私にもお肉のおすそ分けがまわって来てしまった、お礼にお嬢ちゃんに一口ヨウカンを差し上げておいた。

少し休憩に時間を取り過ぎてしまったので、室堂から黒ボコ岩まで走った。
途中でガイジンさんに声を掛けたら、やたらにお喋りだったので困った、だってHandM英語が話せないんだもん。
フランスから来たカップルで、白山を楽しむために登って来たらしい。
走って来た私を見て、ランナーかと聞くので唯のトレッカーだと答えておきました。

黒ボコ岩で砂防新道を帰るか、観光新道を帰るかの選択を迫られる事に成る。
分岐で分かれる道のどちらかを選ぶかで、人生まで変わる事は無い。
あまりに多くの人が黒ボコ岩で休憩し、続々と砂防新道へ下って行くのを見て、私が途中で発狂しない様に観光新道に道を選んだ、2時に成るのを5分ほど待ってから下山を始めた、下の分岐までどのくらい時間が掛かったかすぐに分かる様に。

「急行一両通りま〜す」今日何回この言葉を発したのだろう。
追い越した後ろから「膝は痛くないんですか?」とか「どうやったらあんなに飛ぶ様に下りれるのか?」なんて声に、耳を後ろ向きに聞き耳を立てながら先を急ぐ。
そんなこと言うから、時々足首がカクってなってコケそうに成るじゃないですか。

昼ご飯の時にご一緒だった方が、途中の分岐で休憩して居たので、私も休憩した。
この分岐を左に行くか真っすぐ行くかで少し悩んだが、夕刻に息子夫婦が行うBBQに招待されて居る私は、もう急がないといけない程カラータイマー(ウルトラマンのあれです)が鳴り始めて居たので、観光新道で別当出合に下りる事にした。

別当出合まで順調に下った気がしたが、疲労は足に来てたんでしょうね、バスに乗る様にバス乗り場に続く小さな階段を下りる時、小さすぎる段差に気がつかずに足首が今日一番のカクって成って、そのままアスファルト地面にダイビングしてしまった、思いっきりカッコ悪い最後であった。
足首がやたらに腫れあがったのは自宅に帰ってから気がついた。

でも、、、、今日も楽しかった!!

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コメント

お帰りなさい〜
HandMさん、こんばんは

「急行一両通りま〜す」ですか

声を掛けられた人は、ハッとしてグッと来るかもですね (-_-;)

ボクは、人見知りをする方なので、そんなユーモアは全くありません

「通して下さい」みたいな、味気ない言い方です

なので、最近は良い音色のクマ鈴を購入したので、鈴に任せています

足首の具合はいかがですか?
ボクも左足首が、よくカクってなるんですよ。変な歩き癖があるんでしょうね。

楽しく拝見させて頂きました。
文章は、その人のお人柄を現わすんでしょうね

お疲れ様でした。
また良い山行を
2014/8/14 22:13
Re: お帰りなさい〜
SHIBAWANさんこんにちわ、書き込み有難うございました。

前を行く人も坂道を喘ぎながら登り下りしてお見えですので、相手に嫌な印象を与えない様に、どうやったら良いのかって思ってる時に、zawadaさんのレコからアイディアをパクリました<zawadaさん了解済です。

今年は膝が痛く成る事が少ないので、今のところ登下山では楽な思いをして居ます。
痛みが出始めると、途端に歩く速度が遅く成り、亀にも追い越されそうに成ります

明るく成る様に書き込んでいますが、わたしかなりのネクラです。

ではでは HandM
2014/8/15 11:56
ご丁寧にありがとうございました
HandMさん、こんにちは!

先日はご丁寧にメッセージ頂きありがとうございました。

「急行列車通りま〜す」
使用許可もなにも、”ご自由にお使いください”っていうのでさえもおかしい気がするくらいです。のでどうぞお気遣いなく〜

白山。本当にバリエーション豊かな景観の山ですね。
北アルプスからも良く見える山なので一度は行ってみたいのですが、やはり遠い…。
でも来年北陸新幹線bullettrainが開通すれば行きやすくなったりするんでしょうか。北アルプスに行くにも富山側からもアクセスが容易になれば、ルート取りのバリエーションも増えそうなので、新幹線に期待

足首はその後いかがですか?
僕は結構捻挫しやすいので、足首のテーピングは欠かせません
捻挫癖がつかないように、無理せずしっかり治してくださいね。 happy01
2014/8/16 17:08
Re: ご丁寧にありがとうございました
zawadaさん、こんにちわ。
書き込み有難うございました、わたし無愛想なのでお礼の文章だけでも
丁寧にと思いまして。

このところ随分とzawadaさんが身近に感じられると思っておりましたら、我が家
のダイニング(便宜上そう呼んでおります)の食卓の上にある小さな無線通信式の
テレビの名前がzabadyでした<爆
今朝ほど気がつきました

>来年北陸新幹線bullettrainが開通すれば行きやすくなったりするんでしょうか

北陸新幹線が開通の後には、北陸の百名山も攻略対象に入れてください。
白山はいくつかのピークを持つ山の総称の様な山ですので、3日間位かけて
縦走しないと、味わい尽くす事が出来ないかもしれません。

>足首はその後いかがですか?
足首の怪我は、腫れあがっただけで済みました。
曲げ伸ばししても痛みが無いので安心しました、重ね重ねご心配を頂き
まして有難うございました。
zawadaの御足もご自愛くださいます様に。

HandM
2014/8/17 9:38
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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