子供と登山 槍ヶ岳往復 縦走断念、下りは大雨


- GPS
- 32:00
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,130m
- 下り
- 2,251m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 8:50
天候 | 14日 曇りのち雨 15日 雨時々豪雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鍋平駐車場から新穂高登山口まで徒歩20分程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○鍋平高原駐車場(1250) しっかりとした登山道。 ○新穂高(1100)〜穂高平小屋(1350) 林道。危険個所なし。 ※ただし近道は登山道。今回も帰りのみ通過。 ○穂高平小屋(1350)〜白出沢出合(1530) 林道。危険個所なし。 ○白出沢出合(1530)〜滝谷出合(1750)以降、登山道に。滝谷の沢を渡るのは、増水時には不可のようだが、今回はクリア。 ○滝谷出合(1750)〜槍平山荘(1990)〜最終水場(2250)この辺りまで樹林帯の登山道。 ○千丈分岐点(2550)〜飛騨乗越(3020)〜槍ヶ岳山荘(3060) 森林限界を超える。特に危険個所はない。 ○槍ヶ岳(3180) 梯子、鎖。慎重に3点支持で登れば特に問題なし。 ○槍ヶ岳山荘〜新穂高(1100)下り。 雨のためスリップ注意。 ※1日後、下り滝谷の増水で事故発生と報道。その前日通過したのが私たちだが滝谷通過時(AM9:30頃)はそれほどではなかったが、数時間後の他の方のレコを見て、驚いた。断続的に続く大雨による増水。 |
その他周辺情報 | 平湯の森にて入浴(大人500円、小人400円) |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
(翌日15日AM9:30頃下りで僕らは通過しました。そのころと変わりませんが、他の方のレコを見て愕然!)
装備
個人装備 |
タイツ
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
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感想
10日前の下見?の槍ヶ岳登山以来、今回は次女を連れての槍ヶ岳〜大キレット〜北穂高〜奥穂高の縦走を試みた。結果は悪天候で槍ヶ岳往復となる。
雨に降られて、撮影も余裕なし。写真の枚数は少ないです。
今回も、夜中の2時で駐車場が満車。鍋平高原駐車場(1250)へ移動。そこから登山道でいったん新穂高へ下る。
10日前と比べると深夜だが、月明かりで近所の山の稜線が見える。天気は心配であるが、予定では午前中は雨が降らない予想だったので迷わずスタート。
ヘッドライトをつけて林道を進む。子供は、暗い道が不安なのか、歌を唄いながら進んでいく。ペースは順調と言うより快調。しかし、小雨が降ったりやんだりで少々不安。見晴らしもよくない。槍平山荘(1990)へは、標準タイムより1時間早く到着した。早めの出発のせいか、空いている登山道を快調に進む。しかし、いかにも雨が降りそうな天気の中で、先が思いやられる予感が。
先日の登山とは変わって、体力的にも余裕を持ちながら、最終水場(2250)、千丈分岐点(2550)までやって来る。今回は槍ヶ岳山荘は雲の中。一瞬笠が岳方面の雪渓が見えた。ここからが勝負。しばらく進むと雨が降ってきた。カッパを着込み歩き始めると先日登ったときのように足を進めるのが辛くなり始めた。子供はまだまだ余裕。もう麓から1500mの標高は稼いでいるが、寒いことだけが辛いだけのよう。僕のペースに付き合ってもらっている。
飛騨乗越(3020)に到着したが、槍は見えない。強風に雨、かつ体力をさらに奪う寒さで、このまま稜線で休憩しているとさらにやばくなるなあとおもい、サッサと山荘に向かう。
槍ヶ岳山荘(3060)に到着。10日ほど前の槍登山よりは体力を温存しているが、山荘からも槍は見えないくらいの悪天候。本来ならば、槍登頂後、南岳小屋まで縦走し、予約していた南岳小屋で宿泊。翌日キレット挑戦という行程を考えていたが、断念。今回は槍ヶ岳山荘止まりとしてチェックインをする。すきあらば本日登頂を考えていたが、結局天候は回復せず、山荘ですごした。京都から来た方と話が弾み、子供と次は剣岳いこうかと話していた。山荘は10日前ほどではないが、混雑状態。さらに乾燥室は激混。20時30分消灯だが、それを待たず寝てしまった。
翌朝も天候は回復していない。朝4時に起床、ここまで来て槍も断念は厳しいと言うことで、幸い雨が降っていない(霧だけど)夜明け前にトライ。空いている槍への登山ルートを登り始めた。強風・霧の中、ようやく子供は、鎖場・梯子でアスレチック気分になり、楽しんで登っていく。悪天候で結果的に空いていてよかった。部屋で隣だった京都のご夫婦と山頂で写真を撮りあって、無事山荘へ戻ってきた。
霧でも多少ぬれた雨具を持って乾燥室へ。5時半時点では、乾燥室は空いており、いい場所へ陣取り簡単に乾かすことができた。今後天気はさらに悪くなるようで、雨の中、縦走は断念し、新穂高へ下山することに決めた。
強風・大雨の中、飛騨沢を下山。千丈分岐点から下ると雨でも樹林帯の中を歩くので風の心配がなくなる。快調に下山していく。
槍平まで1時間半で到着した。槍平で1杯100円のコーヒー、子供はココアを飲み30分ほど休憩。濡れたカッパを着た子供が「冷たい。冷たい」と言っているが、歩いてあったまると、気分良くなってきた。かなりのハイペース。滝谷は雨で渡河が不安だったが、問題なく通過。
※滝谷通過後、2~3時間で増水。他の方のレコにもありましたが、危険な状態になったそうです。槍平小屋から滝谷に向かう途中で登ってくる人に滝谷情報を聞きながら、まだ大丈夫と下りていきました。
結局槍ヶ岳山荘から新穂高まで一人も抜かされず、まるでトレランのように大雨の中、一気に駆け下りた。
前回同様、新穂高から鍋平の駐車場まで登り返す気はなく、400円でロープウェイに乗って、駐車場へ帰りました。
雨ながら、子供は満足、またリベンジしたいねといいながら、平湯の森で入浴し、実家の高山へ。秋に再挑戦か?
天気がよければ、子供の体力を考えるとハード行程もできるのではと思った。後は自分の体力しだいか?
※下山した翌日は、高山の実家で過ごしていましたが、いまだ降りやまない雨(時々豪雨)で、驚きのニュースが。滝谷で登山者が流され遭難とのこと。無事を祈ります。
コメント
この記録に関連する登山ルート

shin0609 さん、お久しぶりです。
おしい〜槍ヶ岳山荘が2日違い、下山後の新穂高温泉が30分違いでしたか。
すごいニアミスでしたね。
そしてガスの中、槍の穂先の登頂おめでとうございました。
往復とも歩くペースも速くて、shin0609さんも、お子さんもすごいなぁと
そうそう、お二人が槍ヶ岳山荘にいるときには、私は谷を挟んで反対の鏡平山荘にいました。
天気が良ければお互いに向かってヤッホーできましたね。残念でした。
今回はあいにくの天気でしたが、次回こそはヤッホー日和で(笑)
そして安全登山で楽しみましょうね!
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