9歳児とゆく雨を避けての甲府名山めぐり①八王子山・天狗山
- GPS
- 02:27
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 193m
- 下り
- 192m
コースタイム
- 山行
- 1:42
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 2:26
天候 | 都留市周辺=雨 甲府市=曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
きれいなハイキングコース ただし ・白山に登る道が道に見えない(道しるべもない) ・千代田湖から天狗山に進む分岐点と道がほぼ見えない ・天狗山周辺も道が落ち葉で消失 遭難につながるわけではないけれど |
その他周辺情報 | ・鳥獣センター さわっていい剥製がたくさん! |
写真
感想
息子の(そして私の)登った山梨百名山が74座になった。次は節目の75座、どこにしよう?
やはりここは神様のいらっしゃるところに登って、神様にもお祝いしてもらおう。ということで御正体山に登ることに。
水曜日くらいまでは週末は晴れのち曇り、または曇りのち晴れの予報。前乗りの宿をおさえて、、、
金曜日、予報を見ると「土曜日都留市周辺は小雨」。なんだと、、、予報が外れてくれることを祈りつつ、夕方富士吉田に向かってお泊まり。温泉にゆっくり浸かって明日に備える。
土曜日朝。小雨である。朝風呂をあびて朝ごはんを食べ、御正体山登山口のある都留市へ。もっと雨である。さすがにこんな日に山登りする気にはなれない。
雨雲レーダーを見ると、甲府盆地には雲はかかっていない。もう大がかりな山には登れないけど、甲府名山ならいけるよね。ということで都留市→甲府市へ移動。千代田湖周辺の山に登ってみよう。
と、その前に。山梨県鳥獣センターを見学。いろいろな動物、野鳥のはくせいが展示してあり、うちいくつかをさわることができる。ウリボウのふわふわ毛やヤマセミの頭にさわらせてもらえるのはなかなか貴重だと思う。
もはや雨の気配はなく、どころか晴れ間がさしている。千代田湖畔に車をとめて、本日のやまのぼりスタート。
これまで登ってきた不人気山のような乱雑な登り口から登ろうとしたところぜんぜん違った。本物はとてもきれいな登山口だった。
秋の気持ちいい道を進み、道しるべが「白山」とさしているほうに右折。少し進むと、白砂のビーチが現れた。日向山や羅漢寺山近くの白砂山と同じ感じ、花崗岩路頭の風化によるものだろう。ちょいとひと休みしてビーチ気分を味わう。
ここから白山に進みたいが、道しるべには出ていない。ヤマレコを見たところ、どうやらこの白砂を上にのぼるようだ。
ほんの少しあがると、それだけでもう遠くが見える。足元は白砂、高山地帯を歩いている気分。これはいいね。
そしてすぐにあずまやに到着。「白山」と書いてある。ここが白山の頂上、、、とりあえずお団子をいただく。千代田湖や帯那山が一望できるすてきなスポットでもある。ほとんど人もいない、こんな素敵なお気軽ハイキングコースが裏山にある甲府の人たちがうらやましい。
すっかり秋晴れ、ちょっと暑いぐらい。青空の下でのんびり絶景ハイキング、今日は無理して御正体山に登らなくてよかった。
そこから少し奥に進んで、八王子山の下に到着。左からゆるい道で、まっすぐ進むと激登り直登。どっちにする?と聞こうとしたら、落ちている松葉で松葉ずもうに夢中の息子さんがベンチから動かない。妻はさっさと左のゆるコースに行ってしまった。
ブーブーいう息子をひきはがすと、自動的に直登コースへ。この一瞬だけなら激登りも楽しいだけだ。ほどなく、八王子山山頂に到着。
山頂は小さな広場になっていて、立木越しに甲府の街を見渡すことができる。小高いところに小さなお社がある。
もともとはここが白山と呼ばれてきた山で、八王子山というのは甲府名山選定のときに古文書からとってつけられたものらしい。でも八王子、8柱の神様がおはすということで、みんなでおまいりして行く。
八王子山からのくだりが、見事な白砂、そして見事な眺望。甲斐駒ヶ岳から富士山方面まで、甲府盆地をひろく見渡せるポイントがいくつもある。岩の展望台のようなところがあったが、岩の向こう側が切れ落ちていて若者たちがあわてていた。息子が気軽に登らないようにクギをさしておく。
白砂の道を過ぎて軽く登り、ガレっぽいところに来た。まっすぐ行くと千代田湖におりてしまうが、ここを左に行くと天狗山だ。道しるべにもそう書いてある。
が、肝心の道がない。どうなってるんだ。
よく見るとガレと落ち葉のむこうに道が続いていた。これほど分岐に見えない分岐は初めてだ。
天狗山までは、高度を下げていく。昔からありそうな山道が続いていて、色づいた木々で世界が金色。いい秋の日だね。
あそこが天狗山かな?という小山が見えたころ、またしても道がなくなった。木の生えていないところを進んでいたら全然違うところに道しるべが立っているのが見えた。
小石、小岩でできた小山がどうやら天狗山だ。道に見えるところを進むと、ピカピカの剣が立っていた。カッコいいね! しかし古い祠と古い剣も並んでいる。下を見ると参拝用の縄などが小山の下にある。ごめんなさい! でも山頂標が木にぶら下げてある。いちおう写真をとっておく。
甲府名山の標柱も小山の下。写真をとっていたところ、パシャリという音がぜんぜん違う方からも聞こえたと息子。まあ多分天狗山の神様だね、気にしなくていいよ。
ここの神様にもおまいりをして、さっきの分岐まで戻る、、、ってまた道がない。小山を千代田湖側に回り込むトーレスが見当たらない。しかたないので小山を巻いて進むがゴミなどが落ちていて小枝もたくさん。たぶんここは道ではない。
登り返しがいやだなと少し思っていたけれど、意外とあっさり戻ってこれる。むしろ人の来ない秋の林を存分に楽しめるいいルートだ。
最後、稜線に出ればよいのだが、道っぽいところがあったので「行ってみようか」と進んでみたものの実際には道などではなく、息子はひょいひょいと斜面をあがってすぐ稜線にあがっていったものの妻は泥沼にハマった哀れな子鹿みたいになっていた。バリルートどころか道ですらない単なる斜面を斜行で登るっていうのは斬新でたまにはいい。息子の訓練にもなっただろう。
あとはもう千代田湖におりるだけ。バンガロー群の廃墟があって一部派手に倒壊しているのがちょいと不気味ではあったが、すっかり晴れた空を映す千代田湖が輝いていていい気分だった。
千代田湖には釣り人がたくさんいて、息子はワカサギなら釣ってみたい!と意気込んだ。しかしガチな彼らの装備や釣宿の絵を見るかぎり、ここで釣れているのはブラックバスやブルーギル。子供の手におえるものでもないし美味しくもない。ワカサギ釣りはまた今度だ。
かくして湖畔をのんびり歩き、車のところに戻っていったん山登り終了。ここからお昼ごはんを食べに行き、甲府名山3座を擁する愛宕山こどもの国に向かう。
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