【日光】五色山北ルンゼ(西の谷を下降)
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- GPS
- 07:13
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 633m
- 下り
- 627m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 6:57
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・多くの滝の表面を水が流れていたが、氷結していた。氷結している滝の難易度は慶度までであり慣れていればロープは不要。 ・終盤で左又へ入ると出てくる11mの氷の繋がっていない滝が最も難しく、ミックスクライミングになる。ここではロープを使用。 ・積雪は多くなく、ラッセルはなかった。 ・積雪が多くなると氷瀑は埋まり、ラッセルが大変になるため、上まで詰めるなら氷結直後が適期。 |
その他周辺情報 | ・同山行のYAMAP記録:https://yamap.com/activities/21347364 ・初登記録:http://www.keirei.com/houkoku/20160112goshikisan.pdf ・五色山北ルンゼという名称は上記記録で付けられたものであり、旧来の名称がないのかと調べてみたが、少なくとも以下の資料には載っていなかった。 「片品村誌」「片品川流域地形図(全国Q地図)」 |
写真
装備
備考 | ・岩を打っても(蹴っても)惜しくないピックやアイゼンの方が良い。 ・スクリューは不使用 |
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感想
この時期でも行ける(というかこの時期にしか行けない)アイスとして最近知られるようになった五色山北ルンゼ。行くなら12月初週末だろうと、結構前から予定を決めていたが、冬の訪れは遅く、前週の記録はあったものの、その後の降雨もあり氷結が不安であった。
いざ行ってみれば、まずまずの氷結具合で、全ての滝が登れ、積雪が少ないのでラッセルには苦労しないという、ナイスタイミングであった。
シーズン初めで忘れ物をしたので次はしないで済むと思ったり、遡行図がグローブ着用でも意外と描けることがわかったりと、充実のアイスはじめになった。
【行動記録】
○アプローチ
駐車場に停めるのに苦労している記録も見かけたが、今日は積雪が殆どなく、スムーズに奥の駐車場まで入れてありがたい。
準備をして出発し、床固工が連続する水のない沢の脇を登っていくと、程なくして連瀑帯が見えてくる。どうやらそれなりにちゃんと凍っていて、良かった。小滝が次々と続いていて面白そうだが、登るのは後回しにしてちょっと左の枝沢を見に行ってみる。枝沢とはいえこちらの方が水量は多く、ゴーロを登って滝に着いてみると、水ジャージャーでほとんど凍っていない。残念。北面でも、水量次第でこんなに凍らないとは。
○遡行
引き返してアイゼンを付け、本題の五色山北ルンゼへ。傾斜の緩い氷瀑が続くが、アックスとアイゼンを氷に刺していくのは懐かしい感触。快適にどんどん標高を上げていくと、連瀑帯は終了。
その後も多少の小滝はあるが、問題となるものはなく、先行Pを抜いてどんどん登っていく。2100mの二俣で左に入ると、すぐに11m滝。氷は殆どないのに傾斜は強く、見るからに厄介そう。linkuroとリードじゃんけんをして、勝ったlinkuroがリード。細い氷に意外とアックスがちゃんと決まり、怖そうにしながらも見事登って行った。tamoshimaはフォローなので、linkuroとは別ルートの右の岩を登ってみたが、ドライツーリング経験がないこともありなかなか怖かった。
その後はほとんど何もなく、積雪は増えてくるがラッセルというほどでもなく、藪もあるが藪漕ぎというほどでもなくて、山頂に到着。山頂周辺からは男体山、白根山、燧ケ岳等の山々が見え、なかなか良いが、風が強くて落ち着かない。記念撮影をしたらさっさと下山開始。
○下山
鞍部が近づいてくると、風は弱まってきて落ち着いてくる。登山道に従って登り返すのも面倒だし、もしかしたら鞍部から北への谷に氷瀑もあるかもしれないので、この谷を下ることに。
が、この谷、沢床にも木が生えていて、水の気配が全くない。涸棚もないので下りやすいが、単調で飽きてくる。結局何もないまま登山道に合流して終了した。
アイスクライミングはじめで、五色山北ルンゼ。初トライ。
五色山北ルンゼは駐車場からのアプローチも30分かからず良好で、ロープを出す場所こそないものの、小滝が連続するアイスはじめにはうってつけの場所でした。
心配してた氷結もスクリューには薄いものの、登るには問題なし。
上部左股の岩壁セクションだけロープ。プロテクションが取れないプアな氷と岩。落ちたらシーズンを棒に振ってしまうので慎重にトライ。何回かやめようかと思いましたが、結果的にはOSできました。
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