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Yamareco

記録ID: 4975957
全員に公開
アイスクライミング
日光・那須・筑波

【日光】五色山北ルンゼ(西の谷を下降)

2022年12月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:13
距離
4.9km
登り
633m
下り
627m
歩くペース
ゆっくり
1.51.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:54
休憩
0:03
合計
6:57
このログはlinkuroのもので、右岸支流の滝はtamoshimaが単独で見に行ったため、ログから外れている。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
菅沼登山口駐車場:今回は積雪が少ないため奥まで入れた。冬は無料。トイレは冬はなし。2022年は12月26日昼まで通行可能。
コース状況/
危険箇所等
・多くの滝の表面を水が流れていたが、氷結していた。氷結している滝の難易度は慶度までであり慣れていればロープは不要。
・終盤で左又へ入ると出てくる11mの氷の繋がっていない滝が最も難しく、ミックスクライミングになる。ここではロープを使用。
・積雪は多くなく、ラッセルはなかった。
・積雪が多くなると氷瀑は埋まり、ラッセルが大変になるため、上まで詰めるなら氷結直後が適期。
その他周辺情報 ・同山行のYAMAP記録:https://yamap.com/activities/21347364
・初登記録:http://www.keirei.com/houkoku/20160112goshikisan.pdf
・五色山北ルンゼという名称は上記記録で付けられたものであり、旧来の名称がないのかと調べてみたが、少なくとも以下の資料には載っていなかった。
「片品村誌」「片品川流域地形図(全国Q地図)」
右岸支流にあった氷結していない滝
2022年12月03日 08:14撮影 by  iPhone 8, Apple
12/3 8:14
右岸支流にあった氷結していない滝
最初の氷瀑から20m斜瀑までの連瀑帯
2022年12月03日 08:48撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
1
12/3 8:48
最初の氷瀑から20m斜瀑までの連瀑帯
氷は薄いが問題なく登れる
2022年12月03日 08:54撮影 by  XIG02, Xiaomi
12/3 8:54
氷は薄いが問題なく登れる
20m斜瀑を登るtamoshima
2022年12月03日 09:11撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
12/3 9:11
20m斜瀑を登るtamoshima
側壁が迫っている部分
2022年12月03日 09:56撮影 by  TG-6, OLYMPUS CORPORATION
12/3 9:56
側壁が迫っている部分
14m斜瀑
2022年12月03日 10:10撮影 by  XIG02, Xiaomi
12/3 10:10
14m斜瀑
氷の乏しい11m滝をリードするlinkuro:この沢で最も厳しい所だが、左から巻ける。
2022年12月03日 11:03撮影 by  XIG02, Xiaomi
12/3 11:03
氷の乏しい11m滝をリードするlinkuro:この沢で最も厳しい所だが、左から巻ける。
下った谷の様子:谷筋にも木が生えていて、雨でも水が流れることはほぼないと思われる。
2022年12月03日 13:34撮影 by  iPhone 8, Apple
12/3 13:34
下った谷の様子:谷筋にも木が生えていて、雨でも水が流れることはほぼないと思われる。
遡行図(主な滝の落差は実測):アイスでは初めて描いてみたが、グローブ着用でも意外に問題なかった。
2022年12月07日 08:23撮影
12/7 8:23
遡行図(主な滝の落差は実測):アイスでは初めて描いてみたが、グローブ着用でも意外に問題なかった。

装備

備考 ・岩を打っても(蹴っても)惜しくないピックやアイゼンの方が良い。
・スクリューは不使用

感想

この時期でも行ける(というかこの時期にしか行けない)アイスとして最近知られるようになった五色山北ルンゼ。行くなら12月初週末だろうと、結構前から予定を決めていたが、冬の訪れは遅く、前週の記録はあったものの、その後の降雨もあり氷結が不安であった。
いざ行ってみれば、まずまずの氷結具合で、全ての滝が登れ、積雪が少ないのでラッセルには苦労しないという、ナイスタイミングであった。
シーズン初めで忘れ物をしたので次はしないで済むと思ったり、遡行図がグローブ着用でも意外と描けることがわかったりと、充実のアイスはじめになった。

【行動記録】
○アプローチ
駐車場に停めるのに苦労している記録も見かけたが、今日は積雪が殆どなく、スムーズに奥の駐車場まで入れてありがたい。
準備をして出発し、床固工が連続する水のない沢の脇を登っていくと、程なくして連瀑帯が見えてくる。どうやらそれなりにちゃんと凍っていて、良かった。小滝が次々と続いていて面白そうだが、登るのは後回しにしてちょっと左の枝沢を見に行ってみる。枝沢とはいえこちらの方が水量は多く、ゴーロを登って滝に着いてみると、水ジャージャーでほとんど凍っていない。残念。北面でも、水量次第でこんなに凍らないとは。
○遡行
引き返してアイゼンを付け、本題の五色山北ルンゼへ。傾斜の緩い氷瀑が続くが、アックスとアイゼンを氷に刺していくのは懐かしい感触。快適にどんどん標高を上げていくと、連瀑帯は終了。
その後も多少の小滝はあるが、問題となるものはなく、先行Pを抜いてどんどん登っていく。2100mの二俣で左に入ると、すぐに11m滝。氷は殆どないのに傾斜は強く、見るからに厄介そう。linkuroとリードじゃんけんをして、勝ったlinkuroがリード。細い氷に意外とアックスがちゃんと決まり、怖そうにしながらも見事登って行った。tamoshimaはフォローなので、linkuroとは別ルートの右の岩を登ってみたが、ドライツーリング経験がないこともありなかなか怖かった。
その後はほとんど何もなく、積雪は増えてくるがラッセルというほどでもなく、藪もあるが藪漕ぎというほどでもなくて、山頂に到着。山頂周辺からは男体山、白根山、燧ケ岳等の山々が見え、なかなか良いが、風が強くて落ち着かない。記念撮影をしたらさっさと下山開始。
○下山
鞍部が近づいてくると、風は弱まってきて落ち着いてくる。登山道に従って登り返すのも面倒だし、もしかしたら鞍部から北への谷に氷瀑もあるかもしれないので、この谷を下ることに。
が、この谷、沢床にも木が生えていて、水の気配が全くない。涸棚もないので下りやすいが、単調で飽きてくる。結局何もないまま登山道に合流して終了した。

アイスクライミングはじめで、五色山北ルンゼ。初トライ。

五色山北ルンゼは駐車場からのアプローチも30分かからず良好で、ロープを出す場所こそないものの、小滝が連続するアイスはじめにはうってつけの場所でした。
心配してた氷結もスクリューには薄いものの、登るには問題なし。

上部左股の岩壁セクションだけロープ。プロテクションが取れないプアな氷と岩。落ちたらシーズンを棒に振ってしまうので慎重にトライ。何回かやめようかと思いましたが、結果的にはOSできました。

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