桂谷アシ沢中間尾根、二股桧尾根
- GPS
- 08:14
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,493m
- 下り
- 1,491m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
尾根取付きまでのアプローチは要注意。 |
その他周辺情報 | 大滝温泉が修理のため利用できず西武秩父の祭の湯で入浴。 |
写真
感想
桂谷アシ沢中間尾根については、登山の記録はあまり見られないがアプローチとなる荒沢谷に釣り師がよく入るため踏み跡がしっかりしているとの記載をいくつか目にするので取付きまでは楽勝と思っていたが、全行程でこのアプローチが一番危険だったかもしれない(慣れていれば問題ないでしょう)。
下山に利用した二股桧尾根(仮称)も安易に選択したためウロウロしてしまい明るい内に降りられるか時間との闘いになってしまった。
入口は白岩山西尾根と同じ荒沢橋手前の左斜面から。
しばらく尾根沿いに登りテープがある場所から荒沢谷へ向かう踏み跡に入る。
桂谷まではテープが行く手を教えてくれるのでほぼ判るが、道が崩れていたりして決して易しくは無い。
桂谷の出合からが初見では判りにくく、対岸頭上高くに赤テープが見えるが、あそこまでどうやって行くのか。
上を見ても下を見ても登ることは不可能だが、出合から10mほど遡った対岸に右上する岩のバンドが見え、それしかなさそうだ。
取り付いてみれば問題無く件の赤テープまでたどり着くことができた。
そこから中間尾根に取り付けそうだが、頭上に大岩らきしものがあるしそこまでもかなりの急登なので諦め、少し先へ進んでみる。
トラロープを頼りながら際どいトラバースを続けるとしっかりした尾根に乗った。
踏み跡はなおもアシ沢へ向かっているが、ここを中間尾根の取り付きとする。
登り始めてすぐに出合う940m圏にある大岩を右から巻くと傾斜も緩く、谷へズッボンの心配も無くなり、安心して歩けるようになる。
1400m圏付近から二重山稜になるが右の高い方の尾根を行く。
まもなく積雪が現れ、融けかかった踏み跡が見られる。
数日前に歩いた人がいたようだ。
アセビのヤブが煩くなり喘登を続けると大ダワのわずか北側の無名峰の肩に到着した。
開けた頂稜で気持ちがイイが、それもわずかで再びアセビのヤブを漕ぎ下りようやく三峰への一般道に合流した。
芋ノ木ドッケは左から巻き、白岩山、白岩小屋を経てお清平に到着。
ここから前回と同じ猿鼻ノ尾根を下れば、勝手は判っていて1時間ほどで林道に降りることができる。
しかし今回予定している下山路は、1件だけネットでヒットした炭焼平の先のベンチのある場所から尾根を下るというもの。
霧藻ヶ峰を足早に通過し炭焼平に到着。
少し先で妙法ヶ岳への道を右に分けると左下に大きいベンチが見えてきた。
このベンチが下り口で間違いないようであるが、尾根らしい形状はなく踏み跡すらない。
杉の植林内で伐った枝がクッション代わりで歩きやすいのがせめてもである。
すぐに三峰から太陽寺へ通ずる林道に出る。
もしこの先で迷ったら登り返しこの林道を延々と歩けばイイと腹をくくる。
薄暗い植林内をなおも下るといくつか左右に横切る踏み跡(※930m圏で横切ったのが旧大洞林道のようである)を見るがどこへ行くのか判らないので無視する。
ようやく右の方に尾根らしい形状が見えてきたので右へ斜下降し尾根に乗ると途端に歩きやすくなりズンズン下ると830m圏で「公社営林」の立て看板が立っているわずかな平坦地に出た。
ここも踏み跡が横切っていて、林道までわずかのハズなので左へ進むとなんとマイカーが行く手に見えてきた。
あまり褒められた下山ではなかったが暗くなる前に降りることができ終わりよければ、としましょう。
※雲取林道の樽沢出合手前にある廃屋は昭和10年頃建てられた森林管理事務所でY氏が管理し多くの登山者がお世話になっていたそうだが昭和40年代に利用できなくなったらしい。
※下りに使った尾根は「772独標尾根」(772は雲取林道がこの尾根を回り込む地点の標高点)の記載が見られる。
※印はすべて「奥秩父・奥多摩の古林道」富永滋著による。
詳しくは、
https://yama2syouyou.blog.fc2.com/blog-entry-177.html
をご覧ください。
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