谷川岳西黒尾根 ラッセルでんちぎれ
- GPS
- 09:12
- 距離
- 7.0km
- 登り
- 1,043m
- 下り
- 1,015m
コースタイム
- 山行
- 8:44
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 9:08
天候 | 晴れ、湿雪になるほどの陽気 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
雪山シーズン開始という事で谷川岳西黒尾根へ。
急斜面のラッセルと岩稜の通過が楽しめる、シーズン初めの慣らしには最適なルートで今回もしっかりラッセルでやられました。加えて岩稜も岩が雪に覆われているくせに雪が足場になる程の積雪でもないという、一番悪い状態を楽しめました。
残念ながら想定した時間を過ぎてもチェックポイント地点までは届かず、引き返す事になりましたが安全管理上パーティとして正しい判断、行動が出来たと思います。
それにしても雪山の景色の素晴らしさ、毎年目にしても毎回感動してしまいます。その風景に包まれた山の時間はやはり最高の時間です。
hirosioさん、今回も素晴らしい山行を有難うございました!またよろしくお願いします。
以下再訪に備えた備忘録です。
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・気温に対する備え
寒くなる事は想定しても暑くなる可能性は見落としがち。今回ヤマテン予報で山頂6時の予想気温が-6度、12時の予想気温が0度だった。今後同様の予報の際には急激な気温上昇と暑さを警戒する事。
・各種装備等
スキンメッシュ上下は暑いので今回不要だった。ニットキャップでは暑いので、夏山のキャップが欲しい。発汗に備え冬季としては多めの飲料水が必要。ナトリウムを補給する為、行動食には塩味が要る。
・ギア関係
ストック、アックス、アイゼン、チェーンスパイク、ワカンを必要に応じて使用するが、湿った雪に対してはアイゼンもチェーンスパイクも雪団子が付く。ワカンも沈み込みは少なくなるが、こちらも大量に着雪し脚を上げるのに余計に体力を使用する。その為、安易にワカンを装着する前に雪の状態を考える事。また、ワカンを装着する場合は急な岩稜の通過後に装着しないと脱着の手間が増える。
最適な対処方法は、陽光と気温上昇により雪の湿度が増える前に登る事。それこそ3〜4時スタートであれば雪の状態は大分良いと思える。
ダブルストックからスタートし途中からアックス+ストック1本とした。必要に応じて忍者差しでアックスのみに出来るので使い良かった。この場合のストックの長さは110cm設定の上段完全収納で良い感じ。
↑山行を手短に。1.5分動画もどうぞ。
有給消化の平日休み、yさんをお誘いして谷川岳西黒尾根を歩いてきました。
ラッセルは覚悟してましたが、敵は気温上昇でした。暑さと重たい雪との戦い、削られてゆく体力、なかなか進まない中時間切れとなりました。
無理に山頂に行くことも出来るかもしれないですが、最も安全かつ確実な選択肢は何かと考えたら撤退という判断でした。
トップアウトしませんでしたが、雪上歩行訓練とラッセル訓練、PT行程管理に絶景がついてきたと考えたらお釣りが来るくらいのタメになる山行だったと思います。
(土日用のトレースもつけられましたし…笑)
yさん今回もありがとうございました。また次回もよろしくお願いします!
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