記録ID: 49907
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無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾
雨飾山(雨飾高原キャンプ場−雨飾山/日帰り・ピストン)
2009年10月25日(日) [日帰り]
- GPS
- 05:54
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 989m
- 下り
- 995m
コースタイム
雨飾高原キャンプ場駐車場7:09−8:39荒菅沢8:53−9:59笹平10:02−10:30雨飾山10:55−11:16笹平11:16−11:53荒菅沢11:59−13:00雨飾高原キャンプ場駐車場
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
せっかくの週末、天気がいいのは・・・と全国の天気予報とにらめっこし、日本海側が比較的穏やかだということで、関東からマイカー夜行日帰り範囲でのほぼ限度といった感じの妙高・戸隠・雨飾エリアへ行こうと計画しました。 妙高に行くなら火打山と縦走したいし、高妻山も戸隠山と縦走したいし・・・。 火の短くなった秋に日帰りとなると、消去法で雨飾山へと相成りました。 消去法で選んだ山ではありましたが、天候も良く、山頂からの眺望は最高、とてもいい山でした。 【雨飾高原キャンプ場駐車場へのアクセス】 中央道→長野道で豊科ICを降り、R147〜R148経由で小谷温泉を目指しました。 上信越道妙高高原ICから、杉野沢林道〜乙見山峠〜妙高小谷林道を経由して小谷温泉へのルートもあり、現状通行可能のようでしたが、未舗装路があります。 今回は強行日帰りということもあり、無難なルートをとりました。 小谷温泉を通過し、雨飾荘を過ぎると、最高の紅葉の林の中をぐいぐい道は登っていきます。 しばらく走り、雨飾高原キャンプ場入口の看板を右折していきます。 突きあたりが駐車場です。 6:30頃到着したときには、突き当りの駐車場(約50台)は、あと1〜2台といったところでしたが、手前の第2駐車場はまだ誰も停めていませんでした(下山時にはだいぶ埋まっていたようです)。 駐車場は無料です。 【駐車場〜荒菅沢】 駐車場の奥、休憩舎の脇から登山道が始まります。 しばらくは平坦な木道が続きます。 駐車場から山頂まで4.4kmの表示があり、0.4kmごとに「1/11」「2/11」・・・と、看板が掛けられています。 平坦路は2/11までです。 ここから、登りが始まります。 粘土質の滑りやすい登りですが、晩秋で紅葉が散った落ち葉がちょうどよい滑り止めになっていて、比較的歩きやすいです。 雪解け後や雨上がりなどは、結構滑りそうな感じですので、お気をつけてください。 5/11を過ぎたところで登りは一服、平坦になったな・・・と思うと、一気に70mほど下り、荒菅沢に至ります。 この下りでは視界も開け、山頂方面や布団菱の岩稜を見上げる絶好のポジションです。 6/11の標識を過ぎると、もうそこは荒菅沢の河原です。 荒菅沢の河原も広く、最高の眺望を楽しみながら一休みできると思います。 【荒菅沢〜雨飾山山頂へ】 荒菅沢からは、再度急登が始まります。 木のハシゴやロープがいくつかあらわれますが、いずれもしっかりしていて、危険を感じるところはありません。 沢からは稜線がとても高く感じられますが、30〜40分も登れば稜線が間近にチラチラと見えるようになります。 この道は、前半の粘土質の樹林帯登りとかわって、少々のガレ混じりの乾いた道で、とても歩きやすい登りです。 一歩一歩ぐいぐいと高度を上げていく感じがとても心地よく胸躍る感じです。 稜線に飛び出すと一登りで笹平です。 まさに広い笹原に山頂への道が続いています。 この日は、とても天気がよく、稜線までの登りでは暑いくらいだったのですが、この辺りからは風も強く、遮るものがないのでためジャケットを羽織る方が多かったです。 ザワザワと風に吹かれる笹原を進み、雨飾温泉への分岐点を過ぎると、山頂への標高差80mほどの最後の登りに取り付きます。 この登りは危ないことはありませんが、なかなかの急登で、数十人の団体さんでやや渋滞しておりました。 登り途中は、振り返れば休憩した荒菅沢を眼下に見下ろすことができる好眺望も楽しいです。 急登を終えるとそこは既にミニ双耳峰である雨飾山の北峰南峰の鞍部です。 北峰には石仏と祠が安置されていますが、やはり標識と三角点がある南峰が大賑わいです。 眺望は360度楽しめ、北西には糸魚川市街から日本海の大眺望、南西には白馬三山、西には焼山・火打山が聳え、いつまでいても飽きさせられません。 ただ、最も日本海側ということもあり、北寄りの冷たい風が吹きつけていたために、下界で調達したおにぎりをほおばって早々に退却としました。 【下山】 さすがに紅葉シーズンで人も多く、山慣れない団体さんがおられ、梯子やちょっとした岩場の下りのたびに小渋滞がおきていました。 そのたびに追い越させていただき、駐車場まで駆け降りてきました。 休憩舎のトイレ前には、ホースとブラシも置かれていて、靴の泥を落とすこともできてありがたいです。 トイレと言えば、駐車場を出ると、下山まで小屋やトイレはありません。 トイレには携帯トイレ用のゴミ箱も用意されていて、心配な方は携帯トイレを持参すべきなのでしょう。 【下山後の温泉】 雨飾荘の日帰り入浴を利用しました(大人500円/人)。 ナトリウム・炭酸水素塩泉とのことで、とても滑らかないいお湯です。 男湯は内湯が少々熱く、ほとんどの方が露天側に入っておられました。 日帰り入浴者は15時までと掲示されていましたので、あまり山でのんびりしてしまうと入れなくなってしまうのでしょうか・・・。 日曜日の割には、だいぶ宿泊の方もおられたようです。 関東からはアクセスが少し遠く、また妙高・火打に隠れてイメージも薄いように思いますが、行ってとても良かったというのが印象です。 このコースは歩行時間も比較的短いので、体力的にも無理なく楽しめる山だと思います。 妙高のエリアは紅葉が早いと聞いていたので、ちょっと遅いかな・・・とも思いましたが、雨飾山は山頂周辺には樹林がないので、中腹以下のブナ林は、最盛期だったように思います。 下山後の午後にも、紅葉見物の車が駐車場に続々と登ってきておられました。 天候に恵まれたすばらしい山行でした。 |
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