金峰山(黒平〜金峰山〜黒平)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 1,766m
- 下り
- 1,759m
コースタイム
7/22 金峰山小屋〜金峰山(5:45)〜御室小屋(7:05)〜ゲート(9:45)
過去天気図(気象庁) | 2007年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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写真
感想
金峰山については、黒平からのクラシック登山ルートの鎖場に惹かれていまして、どうしてもそこから登ってみたかったのですが、極めて不便な交通アクセスとなるのでいろいろ考えた結果、
初日:甲府〜バス〜昇仙峡口〜タクシー〜黒平〜御室小屋〜金峰山
二日目:金峰山〜大弛峠〜国師〜北奥千丈〜大弛〜川端下
というのを考えました。で、木曜日に天気予報見たら問題なさそうだったので金峰山
小屋を予約。ところが、金曜日に見たら土日雨に変わってしまい、キャンセルも考えたのですが大雨でもなさそうだししょうがない、車で行ってピストンしようかと急遽予定変更。で、土曜日朝5:20自宅出発。相模湖〜中央道〜双葉スマートIC(ETC専用)を経て昇仙峡へ。周りを見回してもタクシーなんていませんでした。当初の予定にしなくてよかったです。さらに進むこと20km、やっとゲートへ到着。誰もいなさそうなので森林浴広場の駐車場へ駐車。天気は・・・霧雨。いよいよ撤退も考えましたが、少しだけ様子を見ようと30分仮眠。すると・・・雨だけはやみました。じゃ、行こう、とスタート。8:55ゲート出発です。とりあえず林道を歩き40分で登山道入り口。そこから5分も登ると防火帯の中を登る道になります。
熊さんと遭遇もいやなので5分ごとに呼子を鳴らしながら進みます。その後尾根の
西を巻いていく道となり、再び防火帯へ。この辺マーキングも少なく、交わってくる踏み跡もあるし不安な山旅になります。歩いていると突然沢が出現。え、もしかして水晶峠?とかおもってたら違って、その先に造林記念碑がありました。ここで立派な林道がくるので、これを登っていこうかと思いましたが、実は右手に「金峰山へ240分」という小さな標識があります。林道から右に入ってくのが正解です。これ以降は赤布も適当な間隔であるので少し安心しながら進めます。徐々に登っていくと小さな沢をいくつか越えて水晶峠へ到着。ここから少し下っていくと沢沿いの道になります。石がごろごろしていて滑るので注意しながら進んでいくと御室小屋着。小屋は、一部屋根が朽ちてますが概ね窓も床もありますが、私は怖くて使う気にはなりません。水場の標示がありますがよくわからず。おそらく沢の水を飲むということなんでしょうね。
さて、いよいよ金峰山への登りです。小屋の直後から一気に斜度が上がって疲れた体には非常にこたえます。梯子を過ぎるといよいよ来ました、鎖場。本来、尾根側の岩壁にへばりついて進めばさほど怖くはないと思いますが、そのあたりはどうも水にぬれていてやたら滑ります。そこで、少し離れた乾いたところを鎖を持ちながら登っていくのがいいようでした。
その後も本当に容赦のない登りです。途中霧の隙間に片手回しが見えたりして少し元気を取り戻します。12:35片手回し通過。この後もガレ場を2回通過して登りに登ると急に景色が開けます。また天気もよくなっていて千代の吹上げ〜五丈石〜朝日岳くらいまで見渡すことができました。再び森の中の道を登って1:55、ついに山頂着。
コーヒーを沸かして飲みながら晴れるのを待ってましたが、北奥千丈、小川山くらいの展望にとどまり、疲れたので小屋へ向かいました。
ご主人に「早かったですね」とか言われてご満悦。食事もおいしく、いい小屋ですが水場がないのが残念ですね。天水は100円で売ってもらえますが、加熱用。飲み
水はペットボトルを買うことになります。食事を終えて小屋の前で休んでいると携帯(FOMA)が通じる事を発見。早速家族へメールを送信。また、少し晴れてきて瑞牆はなんとか雲海上に望むことができました。
翌朝4:40に小屋を出て4:55山頂着。カップラーメンを食いながら展望を楽しもうかと思っていたら何と霧の中。粘っても晴れそうにないのでとりあえず五丈石登頂へチャレンジしたものの、半分位しか登れず断念。かなり高度感あってこわく感じました。次回にまたチャレンジしたいと思います。
仕方なく山頂を離れます。一時間ほど歩いていたら結構晴れてきました。ま、これも仕方ないですね。
下りは登り以上に慎重に進みます。御室小屋通過して、水晶峠へ向かう途中に行きは全く気づかなかった牧丘林道への道を発見。「牧丘・塩山方面」という小さな標識があります。また、水晶峠では足元をよく見らたいっぱいその名の通り水晶が落ちてました。8:20記念碑まで戻ってきて、林道を降りるほうへ思い切って進みます。すると、道なりに行くと勝手にゲートの方へ戻ってきてしまいました。つまり、登るときも林道沿いにくれば造林記念碑まで来られるので、こっちがお薦め。一箇所だけ道が分かれますが、太い方を選べば間違いありません。結局ゲート着までピタリ4時間でした。
帰りに黒平のほうとう屋さん「藤原庵」へ寄りました。11時開店ということで少し待ちましたが、山菜、きのこたっぷりのおいしいほうとうでした。
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