白峰南嶺縦走(水無峠山から青薙山)


- GPS
- 27:26
- 距離
- 40.0km
- 登り
- 2,949m
- 下り
- 2,901m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 6:32
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 10:01
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:21
天候 | 1日目 晴れ 2日目 晴れのち小雨 3日目 晴れのち一時雨 4日目 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
白樺荘 - 井川駅 - 千頭駅 - 金谷駅 - 静岡駅 - 熱海駅 - 大船駅 - 最寄り駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
東河内温泉〜鹿の子池 急な登りが有るが危険を感じるような箇所は無かった。 目印はほとんど無し 小笹平 縦走路から水場まで危険な箇所はなく10分程度。途中にテント適地?有り 青薙崩れ 今回の北上の場合、早川町側の急な巻き道を下り稜線にでたところからが核心部 核心部は合計10歩ほど?幅は狭いが以外としっかりしていたが緊張した。 南下の場合は核心部が下りとなるのでさらに怖そう |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
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感想
予定していた笊ヶ岳までは行けなかったが、前回南下コースで引き返した青薙崩れを北上コースで通過することが出来て本番に備えていい下見が出来た。
また、鹿の子池、小笹平、池ノ平と贅沢なテントサイトを独り占めして白峰南嶺を満喫することが出来た。
前回と同じ前日静岡で泊まり、新静岡から静鉄バスで横沢まで行き、井川自主運行バスに乗り換えて、東河内温泉入り口で降ろしてもらった。前回の尾根取り付き場所を越えてしばらく歩くと東河内温泉まるか山荘に到着する。現在は企業の寮となっているそうだが、しばらく使用されていないようだった。山荘からすぐの所にゲートが有り、その先でカモシカが上からこちらを覗いていた。林道が右手にカーブしながら上がって行くところの先で本線からそれた作業道が右手に有り少し進んでから斜度の緩いところで尾根に取り付いたがしばらく進むと先ほどの作業道の終点にでてしまった。ここから本格的に尾根に取り付くが、明確な道は付いていなく適当に登りやすい所を選んで進む。所々作業道が付いているが上に向かっていない所もあり上を目指して急登する。しばらく進むと急登も一段落して水色のビニールテープが巻いてある木がまとまってあらわれる。1243mの小ピークを下ったコルに熊檻が有った。このあと再び1時間ほど急登が続きバテバテとなる。1700mを越えた付近から広い窪地が現れるが、すでに日が陰り気味となっていたので窪地には降りずに尾根を進む。1800m付近まで登ったところで、鹿の子池を探すが見あたらない左手に下っていくと、水の音が聞こえ始め鹿の子池を見つけることが出来た。鹿の子池は期待通りの神秘的な雰囲気の良い場所だった。
鹿の子池からまずは1801mの小ピークを目指して出発する。小ピークはすぐに着くことが出来たが、その先は何となく道が続いていたが目印は無く上を目指して進む。2000m付近からピークらしき場所が右手に見えたが、急勾配で登れそうにないので、道に沿って登っていく。少し左に寄りすぎたかと思ったが、尾根に上がるとちょうど水無峠山の山頂標識が有るところに着いたが、本当の山頂かどうかよくわからない。三ノ沢山へは難なく着くがまたしても山頂がどこだか良くわからない。左手に目をやると文字の消えた標識らしきのもが有り、藪をかき分けて確認しに行くとかろうじてXX沢山と読める。三ノ沢山からの下りで少しコースを外れてしまったが、GPSで位置を確認してコースに戻った。青枯山は気が付かないうちに通り過ぎてしまった。青笹山手前のガレでは、前回歩いた毛無山〜無岳山〜青薙山その後ろには深南部の山々から、南アルプス南部の山々のパノラマが広がっていた。予定では昼頃に青薙崩れを通過して、所ノ沢越まで行く予定だったが青笹山でお昼になってしまったのでこの時点で今日は小笹平として、笊ヶ岳に行くのはあきらめて池ノ平でゆっくりしてから下山することとした。ここからさらにゆっくり歩き、小笹平には3時前に到着した。テント適地を探すが笹斜面には平坦な適地が無く登山道上の平坦地にテントを張った。笹原を10分も下ると水を得ることが出来た。水を汲んでテントに戻る頃には天候は下り気味となり、5時前位から風が強まり雨もちらつき始めた。
小笹平からはいきなり急登が始まる。前回青薙側から降りてきた急坂よりは少し緩いが朝からきつい。青薙崩れの手前で雨が強まってきて引き返す理由が出来たが、レインウエアを着て体制を整えて先に進む。はじめのガレ縁の下りは、早川町側の森林の中に急だが木に捕まりながら降りられる迂回路がついていて滑らないように慎重に降りていく、核心部はガスっていて先まで見通せない始めに木の根が張っている崖を根に捕まりながら越えていく、木が無くならない限りここは下りの場合でも何とかなりそうだ。細尾根を数歩進むと1m程度?の崖が有り、足を滑らせないように慎重に登る。ここは下りの場合はかなり恐怖感が有るだろうが、ゆっくり慎重に行けばなんとかなるかもしれない。前回空身できたところまできたところで緊張感から解放された。ここから青薙山分岐まで急登が続くが登りの場合は恐怖感はないので気持ちは楽だ。稲又山への縦走路を少しだけ偵察してから青薙山へ向かう。前回は青薙山に戻るときに少し迷ったが、今回は左手に行きすぎないように気をつけながら進んだのすんなり山頂標識のある場所に着くことが出来た。前回はバスの時間を気にして少し焦って下ったが今日はバスの時間を気にする必要がないのでゆっくりと下っていく。気が付くと途中で日が出てきてレインウエアを脱ぎ爽快に下っていく、前回道を間違えて通過しなかった赤崩の頭を通り池ノ平に向かう。池ノ平には13時半には到着した。まだ早いがバスの時間が合わないので昨日の予定通りここでゆっくりする。湧水で水を確保してから、池ノ平周辺を散策する。少しいったところに人工物がある開けた場所があり、日も当たっていたので靴を脱いで少しの間乾かした。空を見るとうろこ雲がでていた。この雲がでると天気が悪くなると聞いたことが有るような気がする。戻ってから遅めの昼食を食べてからテントの中で横になっていると雨が強く降り始めた。夕食の頃には雨はやんでいた。ラジオでは井川で1時間に50mm以上の雨が降ったいっていた。ここはそこまでの雨は降らなかったようで助かった。
最終日、晴れてはいなかったが、雨は降っていなく気温もそれほど高くなく助かる。
沼平のゲートを通るときに、下山届けを書くように声をかけられる。しばらく歩いていると先ほどのゲートの方が車を止めてくれて、駐車場までなら乗せてくれるというこで有りがたく乗せて頂くこととした。おかげで白樺荘には10時前に着くことが出来てバスの時間までのんびり温泉と食事をとることが出来た。大井川線は本数が減ってしまい、閑蔵駅からバスに乗り換えても千頭からの電車は同じになるので、そのまま井川線に乗って千頭駅に向かう。千頭駅はトーマス祭り?でごったかえしていた。こんなに人がいる千頭駅を見たのは初めてかもしれない。今回は普通電車で帰ろうかと思ったが、すでに満席で立っている方もいたので、あきらめて今回もSLで座ってゆっくり帰ることとした。金谷駅で登り電車を待っていると昨年GWの時の帰りのSLでお話した車掌さんが声をかけてきてくれ少しだけお話をした。今年は茶臼岳へ行者葫を取りに行かれたとおっしゃっていた。
青薙崩れも何とかなりそうなことが判り、また青薙崩れ以南の様子も判ったので、今年こそ青薙山までこれれば何とか予定通りいけそう?な目処がたったが、もう少し体力をつけないと長距離歩けないので、あと二回ほど山にいってから北岳からの白峰南嶺に挑戦したいと思う。
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