西鳥海周回 二ノ滝〜万助小舎〜笙ヶ岳〜長坂道
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- GPS
- 23:33
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 1,485m
- 下り
- 1,482m
コースタイム
- 山行
- 2:06
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:24
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
5台ほど停められます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●危険箇所はありません。 ●登山道の刈払いがされたばかりのようで、快適に歩けます。 ●万助小舎〜仙人平は多少の泥濘あり。 ●昭文社MAPでは仙人平〜蛇石流分岐は破線ルートになっているが、明瞭で危険箇所もなく全く問題なし。 |
その他周辺情報 | 遊佐鳥海観光協会 →http://www.yuzachokai.jp/ |
写真
感想
久々に万助小舎に泊まりたくなった。
最寄りの登山口から小舎までは2時間半で辿り着けるので、遅めの出発となった。
泊まりの荷物を背負うのは久しぶりなので、バテないようにゆっくり歩く。
いつもながら静かな雰囲気の万助道。
西日を浴びながら歩いていると、土曜日の授業が終わってから山に向かった高校時代を思い出す。
冷たい水が流れる沢を渡ると、今宵の宿である万助小舎が目の前に現れる。
中に入ると、以前と変わらない佇まい。
キチンと整頓されて、清掃も行き届いている。
この小舎での楽しみの一つに、日誌を読み返すことがある。
20年前に私や仲間が書いたノートもあった。今よりも随分と考え方がまともで頼もしい(笑)
鬼籍に入ってしまった先生ともノートの中で会えた。
この日誌は皆の宝物と言える。
夜は沢音が子守歌となり、簡単に寝付くかとができ目覚めも良かった。
ひんやりとした朝の空気が爽やかだ。
一晩過ごした小舎を出発したものの、食べ過ぎた朝食のせいで若干お腹が重い。
どうにか順調に高度を上げ、千畳ヶ原の一角である仙人平に出る。
朝日に照らされた湧き上がる雲と、風が流れる草原が美しい。
まさに楽園。今年も訪れることごできて良かった。
仙人平を後にして、御浜を回って笙ヶ岳に向かう。
ここも千畳ヶ原同様、私のお気に入りの場所だ。
人気の山・鳥海と言えども、象潟口と湯の台口以外は静かな山旅が楽しめる。
笙ヶ岳もその一つで、庄内平野や日本海、新山方面など展望抜群ながら大勢で賑わうことがあまりない。
ここからは刈払いされたばかりの長坂道を下る。
晴れていれば庄内平野に向かって一気に下る感覚が心地よい道なのだが、残念ながら霞んで遠望が利かない。
左手はるか下に万助小舎を見下ろしながらぐんぐん下り、ガラ場で長坂道から分かれて渡戸へ向かう。
ブナの森は早くも秋の気配。足元にはたくさんのキノコが顔を出し、踏まないように歩くのに苦労する。
渡戸からは往路と同じ道を辿る。
苔沢で土産代わりの水を汲んで駐車場所に戻る。
今回歩いた道は、私が山にのめりこむきっかけになったコースでもある。
色々と思い入れもあり、とても好きな場所ばかり。
今後とも変わらずにあって欲しい風景である。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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思い入れのあるコースがあるのって素晴らしいですね。
様々な思い出があるんでしょうね〜。
こころなしか、写真までセピア色っぽく見えて来ます
ところで鳥海山もちょっとずつ色づいてきてますね。
今年の夏もあっと言う間だった気がします。
ホームグラウンド的なコースは良いですね。何か安心します。
歩くたびに色々なことがセピア色になって思い出されます。
改めて、「年取ったなぁ」とも思ったり
歩くのが遅くなったことも実感できました
確かに、私も今年の夏は短い気がしていました。
まだ遊び足りないので延長してもらいたいのですが
何となくあちらに誰かが登っているような気がしてぞわぞわしてました。
mokkeさんの思い入れのあるコース、思い入れのある日誌、万助小屋に
いつか訪れて
高校生の頃の記憶を辿りながら
また古い歌やフレーズを思い出しながら歩いてみよう〜
月山に行ってらしたのですね
何となく背中に視線を感じていたのはそのせいでしたか
>また古い歌やフレーズを思い出しながら歩いてみよう〜
歩いている最中、なぜか金井克子の「他人の関係」が頭の中でリピート演奏されていました・・・
ご存知のようにリアルタイム世代ではありませんので
朝の万助小舎からの静かな時間、その空気、光、そしてその場所にいられる事の幸福感がmokkedanoさんの記録を読んでよみがえりました。
初めて訪れたにも関わらず、とても懐かしい感じのする万助小舎、色々な思い出があるmokkedanoさんは、さぞかし…と思います。
帰って来たよと言える山をもっているって素敵ですね。
山と対話されているような記録、ほんとにいいです。
追伸:いつの日か小舎でmokkedanoさんによる、「俺の武勇伝」公開を日誌をもとにしていただきたい
万助の居心地の良さは格別ですね。
先日はkeen2さんにも十分味わっていただけたようで
日誌、拝見しましたよ。また行ってみてくださいね
機会がありましたら、万助ミーティングしたいですね
こんばんは!
素敵な想い出に触れながらの登山、とても羨ましいデスo(^-^)o
本当に永く鳥海山を愛しんで来られたんですね〜
自分も鳥海山近くで育ってきましたがたまに叔父から連れられ登ってた程度
高校生の頃は遊ぶのに一生懸命で登山にはあまり興味が持てませんでした(^^;
今となっては勿体ないことしたな〜と思っても取り返せない現実
mokkedanoさんのレコを拝見すると自分が成し得なかった高校登山部の
初々しい姿が頭に浮かびます\(^0^)人(^0^)/
コメントありがとうございます。
一応、初めまして、ということになりますでしょうか
鳥海は飽海の住民にとっては特別なものですよね。
縁あって私は高校の時から、その懐で遊ぶことができました。
その年代ですと、あまり山に興味を持たないのも当然かと思います。
D-Metalさんも、今はその魅力にお気づきになって十分楽しまれていらっしゃるじゃありませんか
鳥海の麓にお住まいであること、実に羨ましいです。
今後とも四季折々のレコ、楽しみにしておりますね
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