国師ヶ岳〜天狗尾根〜西沢渓谷森林軌道跡

2014年08月20日(水) [日帰り]

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• 距離: 14.3km
• 登り: 317m
• 下り: 1,599m

コースタイム

参考資料：昭文社・山と高原地図
国師ヶ岳〜林道 2:15(10年版参考時間1:50)
林道〜軌道入口 3:30
・・・
国師ヶ岳〜軌道入口 5:45(90年版参考時間5:00)

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー

栄和交通が大弛峠までのバスを土日に出しています(6月から11月まで)。

コース状況／危険箇所等

■天狗尾根
　分岐は国師ヶ岳から10分の位置です。道標が古びていますが、なくなっても入口の踏跡は鮮明なので分かると思います。全体的な写真を載せておきます。
　破線ルートに恥じない険しさで、登りに取った方が技術的には楽でしょう。
　藪も多く、特に迷いやすい箇所が幾つかあります。
1．狭い岩の間を通る箇所。ザックを下ろして通らなければなりません。実は迂回路が右(西)にあります。
2．天狗岩を過ぎた長い岩場の先で低い藪に阻まれます。直感的に左(東)の森に逃げましたが、これは間違いでした。開けた様子の右が正解なのかもしれません。
3．岩場終了後の樹林帯でルート(テープ)をロストしました。右(西)が尾根筋に見えますが、左(東)の先にテープがあります。
4．林道近くで作業道に迷い込んだようです。テープがなくなったなと思ったところ、道標のない出口に出ました。
■森林軌道跡
　ヤマレコでは2010年を最後に投稿が見当たらないので、誰も通らなくなった荒れ果てた最難路かと思っていました。しかし、最も分かりにくい渡渉点前後も踏跡が途切れず、崩壊箇所では迂回路が確立しています。タクシーの運転手さんまで「時々いますね」と。歩く人は予想以上に多いようです。
　渓谷では躊躇しながら河原を歩くようなハイカーならぬ観光客も多いようです。そういう人たちを排除するためもあるとは言え、立ち入り禁止はあまりに過剰対応だと思います。破線ルートに格上げすべきです。やや頼りない迂回路もありますが、破線ルートなら当たり前という程度です。念のためロープを持参しましたが、必要ありませんでした。
　渡渉点ではこの日の水位は膝上程度でした。体を傾けたため片足は股下まで濡れました。橋桁より下流で渡りましたが、少し上流で岩につかまりながら渡ると安全かも知れません。
■不動小屋の残骸が残っていました。時間があるので見に行こうかと、流された簡易橋を直そうとしましたが、一人では無理でした。立ち入り禁止先の上流で渡れるかもしれませんが、そこまで確認せずに断念しました。

その他周辺情報

西沢渓谷付近では東沢山荘が開いていました。国道を行くと蒟蒻館なるものもありましたが、無難にみちのえきを利用しました。結構繁盛していました。別棟のレストランがあるようでしたが閉まっていました。

写真

8/19 13:06

大弛峠付近の道標には「西沢渓谷」の文字が残っています。

8/19 13:08

過剰整備

8/19 13:14

展望が開ける箇所も

8/19 13:53

国師ヶ岳の端にこんな看板が

8/19 14:06

天狗尾根入口

8/19 14:05

奥にある道標も入口から見えます

8/19 14:07

天狗岩のことでしょうか？

8/19 14:08

ルート上に枝が張り出している箇所も多いです。

8/19 14:12

天狗岩は遠くから見た方が美しいです

8/19 14:21

全般的に険しいルートです

8/19 14:26

なにやら無粋な建造物が

8/19 14:34

誰か蹴落として下さい

8/19 14:35

天狗岩直下の激ヤブ。もっと岩寄りを歩くべきだったのでしょうか？。

8/19 14:46

8/19 15:04

ひえ〜

8/19 15:21

振り返って

8/19 15:23

やっと終了

8/19 15:25

「不動小屋」かな？

8/19 15:50

どこかで作業道に紛れ込んだようですが、

8/19 16:07

それにしては整備されています。

8/19 16:11

道標のない出口に出ました

8/19 16:12

南側へ行ってみると...

8/19 16:13

外れかけた道標も

8/19 18:37

先はこんな感じ

8/19 16:36

沢音がするので北へ行ってみます

8/19 16:38

すぐ下で水が取れます

8/19 16:14

西沢渓谷分岐

8/20 7:09

砂利道の林道

8/20 7:58

大きく開ける場所はここだけだったかな

8/20 8:02

沢沿いが気持ち良さそうですが、堰堤が続くようです

8/20 8:17

8/20 8:23

これが大ダオへのルート？

8/20 8:25

分岐中央の石柱

8/20 8:47

8/20 8:51

石塔尾根方向へ軌道が登っていきます

8/20 8:59

この道標の裏を下りて行きます

8/20 9:03

林道を直進してもすぐに終点です

8/20 9:05

荒れた林道を下ると

8/20 9:06

すぐに雨量観測所が見えます

8/20 9:12

道としてはほとんど消えますが、踏跡は続きます

8/20 9:20

渡渉した後で振り返って

8/20 9:24

荒廃した雰囲気がたまりませんな

8/20 9:39

のどかな雰囲気の箇所も1箇所

8/20 9:53

こんな所で人に会うとはとしばし談笑

8/20 9:55

作業小屋発見

8/20 9:56

もう使い物になりません

8/20 9:57

コーラだったら値段がついたかも

8/20 10:10

険しい箇所も

8/20 10:12

思ったより大きい

8/20 10:14

運が悪ければ...

8/20 10:17

出口側

8/20 10:21

パーツも転がっています

8/20 10:27

2つめ(渓谷側)

8/20 10:27

8/20 10:37

いつまで持つやら

8/20 10:47

渓谷に着きました

8/20 11:01

不動小屋の残骸が残っています

8/20 11:01

行ってみようかな

8/20 11:04

簡易橋が流されています

8/20 11:05

対岸に赤テープが見えます

8/20 11:06

ここから下るより鎖を越えて降りたほうが楽でした

8/20 11:12

一人では直せず断念

8/20 12:20

前に通ったときにはなかったような...感謝。

8/20 12:36

ヌク沢にあった森林軌道の説明

8/20 13:01

おお

8/20 13:03

バス停はもうすぐです

山と高原地図90年版ではまだ登山道になっています

撮影機器：

Canon PowerShot A2400 IS Canon

感想

milano

　当初の計画では、森林軌道跡を登って石塔尾根を下るつもりでした。先日、体力低下の疑いをつきつけられたため、このような山行に変更しました。つまりは軟弱プランということになるので、体力に応じた楽しいプランを考えて下さい。大ダオを探るのもいいなあ、とか。
　テープを持参しなかったので新設はしませんでしたが、朽ち落ちていたテープを10ヶ所ほど着け直しました。

<謝辞>今回の山行は　-TIROL- さんのコメントを参考にさせていただき、アドバイスもいただきました。ありがとうございました。