山頂駅、縞枯山、茶臼山、白駒池のピストン
- GPS
- 04:10
- 距離
- 13.3km
- 登り
- 720m
- 下り
- 705m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:09
天候 | 曇りのち雪。一瞬部分的に青空見えるも眺望ゼロ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全ルートにかっちりした高速トレースあり |
写真
感想
昨日、ロープウェイの最終を逃すという大失態を犯した。今回のスキー旅行では、ピラタスだけではなく車山高原スキー場にも行く予定で、「百名山ゲット!」と喜んでいた。しかし、昨日の大失態のせいで、車山高原スキー場では別行動禁止令が出てしまった。
バックカントリーをイメージして久しぶりにスキーにするかな...
強引に車山に登るのは得策ではないと判断した。もしかしたら、明日は明日の風が吹くかもしれない。
今日は甥っ子の捻挫の状態を鑑み、また安心のピラタスで遊ぶことになった。懲りずに僕は別行動で、ロープウェイ乗り場へ向かった。モンベルカードで200円引きの1900円で往復券を買い、11時のロープウェイを待っていると、若い男性が窓口に立ち、「往復券を17枚」と言っているのが聞こえてきた。どうやらツアー客のようだ。「なんか豪快やな...」
11時のロープウェイに先頭で乗り、隅っこのシートに座った。すると、暫くして、お年をめした女性の団体客がぞろぞろやって来た。「あー、彼女達が17人だな」と思いながら、慌てて立ち上がり「どうぞ😅」と座席を譲る。彼女達はこんな真っ白けの天候にもかかわらず、ロープウェイからの景色を見ながらワイワイと楽しんでした。「色々登ってるの?」と話し掛けられ、「はい」と答えると、「海の向こうとかも?」とおっしゃるので、「どういう意味ですか?」と聞くと、「海外にも登山に行くんですか?」と、やっぱりそういう意味のようだ。「いえいえ、日本の山だけです😅」。そんなに海外の山に行くのは普通のことなのだろうか?
恐らく11時7分に山頂駅に着いた。朝一は少し青空が見えることもあったが、やはり今日も天気は冴えないようだ。眺望は望めないので、北横岳に行く価値はなさそうだ。「どこに行くかな」と考え、雪山ハイクで白駒池を目指すことに決めた。たっぷりのパウダースノーを心行くまで楽しもう。
今日も4時前には駐車場に戻って来るように言われているので、頑張って歩かないといけない。しかし、無意味に坪庭の順路を行ってしまい、雨池峠まで少し遠回りしてしまう。ここを右に折れ、まずは縞枯山を目指す。
昨日のエクシブまで送ってくれたスーパーナイスガイにも聞いていたが、トレースはバッチリだった。縞枯山(2403m)まではかなりの急登だが、気持ちよくいいペースで登っていく。あまり疲れることなく縞枯山に登頂した。ここは眺望はないが、そこから稜線をしばらく歩いていくと分岐があり、そこをまっすぐ行くと展望台のようだ。今日は眺望はゼロなのでスルーし、茶臼山方向に右に曲がる。
ここから縞枯山と茶臼山の鞍部への下りはあっという間だった。下り切ったところでGoProを持ったシニア登山者とすれ違う。彼はバッテリーでも交換しているのか、そこでもぞもぞとしていた。ここから茶臼山までの登りも比較的あっさりだった。茶臼山も眺望はないが、同じく右に少し行くと展望台がある。この展望台は天気がよければかなり眺望がいい。しかし、帰りに「ひょっとして?」と思い寄って見たが、真っ白だった。
茶臼山からの下りが中々長かった。帰りの登り返しが思いやられる感じだ。一通り下りきると、「中小場」という少し見晴らしのいい開けたスペースがある。ここで、少し天気がよくなる気配があったが、その後悪化してしまった。
この中小場から大石峠までもそこそこしっかり下る。この茶臼山から大石峠までのしっかりとした下りが、帰りの核心になるだろう。大石峠から気持ちのいい樹林帯を緩やかに下って行くと、一旦登山道が終わる。初めて来たときはかなり意外感があった。そこは「茶水の池」というらしい。そこを右に曲がると、いきなり国道299号線を横切る。これもかなりの意外感がある。勿論道路は通行止めだ。その国道を渡ったところが麦草峠(2127m)だ。とても立派な麦草ヒュッテがあり、まだ営業中のようだった。ここはかなり開けたスペースになっていて、天気がよければ気持ちいいだろう。
前回来たときはこの辺りからラッセル気味になったが、今日はトレースバッチリだった。開けたスペースを左奥に進み、また樹林帯に入る。ここからの樹林帯が特に気持ちいい。苔の種類によって森の名前がつけられているようだ。先ずは、「黒曜(こくよう)の森」が出てきて、フウリンゴケが代表する苔のようだ。そこから一旦樹林帯を抜け、前回の時間切れポイントの「白駒の奥庭」にやってくる。ここもトレースバッチリだった。
白駒の森(代表カギカモジゴケ)を越え、道標に導かれるまま、しっかりとしたトレースを辿ると、白駒池キャンプ場の道標にやってきた。ここは道が2つに分かれているが、どちらからでも白駒池に行けるようだ。特に意味もなく左の道を選びしばらく歩くと、青苔荘とよく見る大きな「白駒池」の木看板が出てきた。「おー!やっと着いた😂」。樹林帯歩きは悪くないが、中々に遠かった。そこからは白駒池まで適当なトレースができていて、それを辿ると船着き場のような所に来る。目の前には真っ白な白駒池が広がる。びびりながらも船着き場から池に下り、適当に蛇行してみる。池の向こう側には別の立派な山荘が見えた。
ここで、あんパンとコーヒーで少し休憩した。休憩を終えると、時刻は1時40分頃だった。ロープウェイの最終は4時だ。正直、今日は雪トレだと思ってここまで頑張って歩いてきた。目的がないとつまらないが、白駒池はいい目標になってくれた。「さあ!頑張って登り返すか」と2時間切りを目指し歩き始めた。
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