北泉・桑沼周回を目指したが…
- GPS
- 07:28
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 1,005m
コースタイム
天候 | 曇り後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スプリングバレー南コースはゆったりと幅広、その先の林間コースも赤テープでしっかりガイドされていて快適。 北泉ヶ岳、手前の小ピーク下のコル部分は泥濘状態のところあり。 大倉尾根から桑沼に直降下するルートは崩落通行止めで危険! |
その他周辺情報 | 悪天のため、スプリングバレーのリフトは運転中止。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料(ウォーターリザーバー)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
ツェルト
ストック
カメラ
蚊取り線香
ライター
虫除けネット
虫除けスプレー
|
---|
感想
当日、ウェザーニュース系、気象協会系ともに、久々に日中は晴れの予報だった。
朝イチで、花さんの最新レコと、文々さんの日記を読んで、さぁ行くぞ!と勇躍スタート。
スプリングバレーの駐車場に到着。
がら空きの駐車場から見上げれば、北泉はガスの中。
まぁ、朝も早いことだしと、準備して出発。
ゲレンデを少し歩いて、南コースへ。
もとは、スキー場の作業道だったのか、ゆったりと幅広の道。
ピークを2つまいて、緩やかに上る、ラクチンコース。
しばらく歩くと、リフト下のゲレンデに出て、ここからゲレンデを展望台まで歩く。
しだいにガスが濃くなってきて、展望台は霧中。
ゲレンデの先を行ったところから、林間コースに入る。
なかなか雰囲気の好い(晴れていれば…)道だが、ガスが益々濃くなってきて、格好のクマさん日和の様相。
見通しは最悪だが、赤テープがしっかり貼ってあって、心配はない。
今月末のトレラン大会のルートの一部ということも影響しているのか?
大きくなった沢音で、沢に近づいたことに気づくとしばらくして、これまでのゆっくりした登りから、やや急登に代わるが、この間は少しで、泉ヶ岳と北泉の間の稜線のコル部分に合流する。
三叉路に到着しても、ガスは濃くなるばかり、これは予報にしてやられたなと思いつつ、北泉ヶ岳方面を目指す。
時々、葉を打つ雨音も聞こえてきて、悪天を覚悟。
小コルを過ぎたところの広場は、一面泥濘で逃げようもない。
北泉頂上で、天気は最悪だが、足回りは大丈夫と、昼食の握り飯にかぶりつき、そそくさと先を急ぐ。
桑沼分岐の案内板もガスの中。
大倉尾根はバークチップを敷き詰めたようなフカフカ道で、崖の向こうに拡がる眺望を楽しみながら(晴れていれば…)歩ける素敵なトレイルだろう、きっと。
桑沼に下りて、林道歩きで戻る周回ルートを考えていたので、分岐を探りながら歩くと、ロープを張った崩落通行止めの場所。
ここは、桑沼にほぼ直降下するルートに違いなく、通過。
「桑沼展望」の看板のあるところでも、な〜んにも見えない。
まるで、雲の中にいるようなあんばいで、雨脚も次第に強まってきた。
目指しているのは、地形図で、桑沼からつづら折りに登ってくる破線ルートの分岐点だが、視界の悪さと、濃い藪で、見つからない。
諦めて、先ほどの通行止め箇所まで戻り、自己責任でここを下ることにした。
視界の悪さに加え、強まってきた雨脚で、足元もかなり不安定な中、何とか100mほど下ったところで、崩落現場に直面。
ザックリと崩れ落ち、ほぼ垂直に土の肌がむき出しになっていた。
あと100mほどの下りだが、期待した迂回の踏み跡も見当たらず、万事休す。
滑落遭難のイメージが頭をよぎり、とにかく登り返すしかないと即決。
わずかな木の根だけを頼りに、崖を文字どおり攀じ登った。
自己責任を果たすのが、二重の意味で、とんだスクランブルになってしまったようだ。
どうにか尾根上に登り返して、さて、どうしょうか?
北泉のあとは、下りのみと云う当初予定の意識が強く、大倉尾根の終わりまで行って、大倉山登山口へ下りようか?案に惹かれたが、天候は悪化の一途で、日暮れも早そうだし、時間的に早く帰着できる可能性を考え、北泉をもう一度登り返すピストン案を採用。
先ほどのスクランブルの消耗に加えて、いったん無しと思った登りは、ずいぶん応えたが、窮地を脱したいという緊張感が幸いして、予想よりは早く帰着できた。
その代わり、カメラを取り出す余裕も気持ちも無くなり、写真はゼロになってしまった。
天気最悪、眺望終始ゼロの何とか儲けだった。
相変わらずのお粗末山行記で、アップを躊躇ったが、これが素の自分の姿なので、嗤って頂こうと投稿しました。
お退屈様でした。
コメント
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スプリングバレーからのトレランコース、私も真似してみようと思っていました。桑沼への自己責任道は迂回路あるように聞いていましたが無理だったんですね。賢明にも最善の方策を取られて何よりでした
お粗末山行記などと謙遜しておられますが、謙遜も度を過ごすとなんとやら、、情報量評価"S"ですよ、胸を張ってくださいませ 私はいまだ「S」にはご縁ありません。しきりに煙霞の痼疾騒ぐのですが私的有事に忙殺のこのごろです
コメント有り難うございます。
ご無沙汰と申しましても、貴レコ・日記とも、しっかりフォローさせて頂いておりますので、貴姉の快進撃に拍手・拍手で、手の痺れる思いです。
…と、ついタメ口めいて無礼を申し上げる悪いクセが出てしまい、相済みません。
本来、自分などが、気安げにコメントなど申せる間でないことは、先日の30キロ超で思い知ったのですが、お赦しください。
愚山行につきましては、実に汗顔の至りでして、おいておくとして。
先日の日記、心に沁みました。
真の養育と云うのは、その子が還暦を過ぎて体感できるものと。
自分や息子たちも、すでに手遅れですが、まさにそのとおり!なんですね。
西洋では天賦の才を称してギフトというようですが、お母上のプレゼントを積年を経て受け取られる仕合せと、それを感得できる力を羨ましく拝しました。
今後ともよろしくご教示ください。
スプリングバレーから北泉ヶ岳の未踏の地を想像しながら、どきどきしながらレコ拝見しました
地図でみると一番の急登箇所だったようですね
御無事で何よりでした
ルートを熟知してらっしゃるかできること・・・
体調も良くなられた様子ですので是非近いうちのレコを楽しみにしています
お早うございます!
コメント有り難うございました。
君子危うきに近寄らずと申しますが、匹夫も悪天でとるべきリスクではなかったと猛省しております。
まったく、無事が最大の収穫だったようで、お恥ずかしい次第でした。
無知・無分別の極みでしたね↓
ご存知のとおり、北泉方面で連敗しておりまして、ゲン直し(?)に、この秋は、ろうずめ平から股窪あたりを歩こうかな♪なんて、能天気に考えていましたところで、タイムリーな貴レコにビックリ!でした。
ずいぶん、勉強になりました。有り難うございます。
無事帰ってくることが、山遊びで一番大事なルールなので、引き返す勇気と思慮を持ち合わせていらっしゃることが、かけがえのない財産なのだと思います。疲れていると、このルールを守れないことがしばしばあります。私も何度か引き返すのを面倒に思い、強引に突破しようとして悪循環に陥ったことがあります。多少遠回りでも安全が確保されている「来た道を戻る」がベストだと思います。失敗例ではなくて、危険回避例として、このレコにも価値があるのだと思います。
私も桑沼へのルートは通れると聞いていたので、大変参考になりました。
ところで、ayashi8139さんの蕃山レコ、私の中では「アヤバン」として定着しているのですが、続報をお待ちしております。赤ん坊のクビが座ったら、最初の山は蕃山にしようかと思いまして(ヽ゜ω゜)ノ
ご無沙汰しておりました。
子育て、真っ最中の楽しい御奮闘中と拝察しておりました♪
自分の時代、父親はある種、邪魔っけなサポーターみたいなところがありまして、奥さん任せの申し訳ない子育てだったように思いますが、現代ではイクメンとか、しっかり役割を果たされるのが当たり前のようで…
私事で恐縮ですが、自分の下の息子夫婦にも昨夏、待望の第一子が生まれまして、実感した次第です。
結婚して、しばらく授からなかったものですから、ずいぶん大喜びし、大騒ぎもしたようでしたが、あっという間に誕生日を迎えてしまいました。
いきなり話が脱線して、失礼致しましたが、本題に戻ります。
ワタクシの愚かな山行記録に寛大なご理解を下さり、ありがとうございました。
デラックマさんの苦闘に比ぶべくもないのですが、自分としては大いに真剣にもがいていたあたりをお察し頂いて、下さった戒めもしっかり腹に沈めることができました。
百戦錬磨の皆様からすれば、なんと大袈裟な!とヒンシュクもの間違いナシの愚レコもアップした甲斐がありました。
レスが冗長になり、申し訳ありませんが、あとひとつだけ、アヤパンならぬアヤバンと光栄な称号(?)を頂いた件に関しまして。
この夏の初め頃、体調その他の不調に加えまして、蕃山の傷跡を眺めるのが痛ましくなって、泉ヶ岳方面へ転進し、そのまま北泉界隈にはまっておりました。
北泉連敗中、…これは、もしや、雲居禅師が「オマッ!いい加減にせい!」と浮気心を叱っておられるせいか?などと妄想が浮かんだりしまして。
…で、デラックマさんのご託宣で、眼が覚めました!
近いうちに留守宅(?)に顔を出して、詫びを入れようかと思っています。
そろそろ、ジュニアちゃんの首も据わるころですね。
彼の初めての山行地に蕃山が選ばれたなら、素晴らしいです!!!
とても楽しみです♪
桑沼への直降下ルートは、震災による崩落により迂回コースがわかりにくいですね。 登る時はそうでもないのですが。かなりの急斜面なので晴れの時のチャレンジおすすめします。
初めまして。
コメント有り難うございました。
下調べも甘く、天候も悪い中、無謀なトライでした。
確かに、登りのほうが迂回路を探し易いのかも知れませんね。
次の機会には、情報を確かめ、しっかりしたプランで、好天を選んで臨みたいと思いました。
勉強になりました。
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