籾糠山 らっせるラッセルRussellラッセラー
- GPS
- 12:48
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 1,394m
コースタイム
- 山行
- 12:09
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 12:45
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
私は訪れたことが無い籾糠山。
聞いた噂ではポコの巻きが多く、大きな沢地形はいったん高度を落としてから登り返すんだとか。
それは時間が掛かる山行になる予感がした、皆さんのレコを見ると10時間ほどは必要なようだ。
まぁ、10時間で帰ってこれるなら、早めの出発時間で昼の早い内にゴールしようと目論んだんだが、12時間越えの山行に成ってしまったw足と腰が痛いぞ。
スタート地点に雪は少なく雪質は締まっている、これならスイスイ行けるんじゃ無いかと思いましたよ。
ところがco1000mくらいからサラサラの新雪がフッカフカに積もってて、脛の高さからひざの高さくらいのラッセルが始まっちゃった。
それはどんどん深さを増して、時々腰の深さまで埋まるようになったからw
久々の深ラッセル・・macoさんや036さんならこれを喜ぶんだろうな〜(笑)しかしジジィ二人にこの状況は過酷でしかない!
撤退を覚悟して「リミット12時ですよ」とtooruohさんに宣言するが、もう少しかな?もうちょっとかな?とか進んでいる内に、門限13時に成って居た。
この頃には、手術した右ひざが痛み出し、tooruohさんはしきりに心配するそぶりを見せるが、帰るとは言ってくれないw
13時目前、山頂も目前、もう戻れない、これで山頂に行かないなんて有り得ない。
tooruohさんのGPSで13:03分、二人は昇天した(笑)
帰路で、1393mピーク西側の谷を往路の巻き道で帰らず、いったん谷底近くまでシールを貼ったまま滑り降り、先にあるはずの往路のトレースに上り返すというgoodなアイディアを作戦実行したのが運の尽き。
新雪のふかふかで深い雪の場合は、決して往路のトレースを外しては成らないと言う教訓を63歳にして身をもって知る二人。
巻き道の途中で、シール歩きに耐えられず、「もうシール剥がしても良いんじゃない?」と正常性バイアスの導くままに滑走モードに変換し、直ぐにカニ歩きの過酷さに笑顔で笑いあう、ちょっと変ですけど二人ともw
午後5時の時報が世界遺産白川郷にこだまする頃、やっと国道360号に復帰できた、長い一日だった!
なんで籾糠山に向かったか、もはや忘れてしまったが、何か良いことありそうな気がしたんだろう。新年の挨拶も早々にゲート前からシール歩行を開始。tooruohは何回か訪れたことがあるが、新年早々まだ雪は少ない印象だ。ただシール登行には問題ない。かなりヤブいのが気になるが(これは下山時のスキー滑降で大いに障害になったwww)。新雪が降り積もったばかりなので、沈み込みが多くてブーツから膝あたりのラッセルが延々と続く。メンバーがあと一人か二人欲しいところだと無い物ねだりする。今回のルートは地形図と実際の山を見ながら歩くところを決めていくのが楽しい。ただ、イメージ通りにトレースを伸ばすのは難しい、そこが魅力なのだ。
標高を上げていくと、雪はどんどん軽くなるが、ラッセルはどんどん深くなる。遅々として山頂に近づかないので、graveltrekさんが撤退時刻を口にするようになる。膝の調子も気になるようだ。graveltrekさんが帰ろうと言えばすぐに下山するつもりだったが、帰ろうとは言わない。tooruohも言わない。いつものことながら歩き続けていれば、いつかは山頂には着きます。山頂が見え出してからはgraveltrekさんも時間のことは言わなくなったwww
山頂からはパウダースキータイムだが、籾糠山は豪快に滑る山ではない。だが、滑り出すと音も無く落ちていく極上パウダー!少しだが昇天モード。後はトレースに乗って帰るだけなのだが、疲れ果てている二人は少しでもショートカットしようとしてトレースを外してしまう。これが運の尽き?下りラッセルはあるは、登り返しのディープラッセルは出てくるはで更に消耗してしまう。一度、ボタンを掛け違うと中々元には戻れない。おまけにハンガーノック気味になってきたtooruohは足が中々前に出ない。まだなぜか元気なgraveltrekさんに助けられる。
それでも前に進めば終わりは来る。シールを剥がしてからは所々あるパウダーを楽しみながら、地獄のヤブ斜面に突入。tooruohのレベルでは中々ターンスペースもなく、高度をなんとか落とすのみ。ここでも時間ばかりかかって、夕暮れ迫る。それでも薄暗くなる頃、ゲート到着。反省ばかりの山行になってしまったが、経験値は上がったと思う。
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