沼津アルプス
- GPS
- 07:52
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,577m
- 下り
- 1,577m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 2:40
- 合計
- 7:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
非常食
ハイドレーション
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
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感想
いやぁ、キツいのなんの。
ナメていた訳ではなったが、想像以上にハードなコースだった。
季節外れの真夏のような陽気(最高気温27℃)、暫く山から離れていたこともあって、みっともない山登りとなった。
コースは原木駅から尾根筋に取り付いて、沼津駅まで。
原木から大平山までは奥沼津アルプスと言うらしい。
原木から10分ほど車道を歩き、尾根の末端にある登山口に取り付く。短い簡易舗装を上ると、鳥居がある。道はそこで終わる。踏み跡らしいものも見当たらない。いきなり道に迷う。道なき道をかき分け最終的には、鳥居の少し手前から登山口が舗装道路を分けていて、鳥居まで行ってしまってはダメだと分かる。
すぐに急登が始まり、まだ慣れていない身体は悲鳴を上げる。あちこちにロープが張ってあり、滑りやすい地質もあって、登りであっても下りであってもかなり厳しい。鎖場のような恐怖感はないが、尻餅をつくような場所は多い。特に奥沼津アルプス区間は急登が連続する。
大平山への登りにはハシゴも現れる。離れて見た山容は、地域が違えば乳頭山とでも言われるのではないかと思うほどの容姿で、山頂部の登りは急だ。また危険度はそれほど高くはないが、奥沼津アルプス区間は痩せた稜線の通行が多い。危険なほど痩せてはいないが。また基本尾根を正確に辿るので、道を誤る可能性は少ない。道の交錯する山頂部を除けば。
大嵐山は、麓からのハイキングコースが交差していて、道が分かりづらい。また縦走路から来ると道が完全に柵で塞がれている。(ハイキングコースで登った人が縦走路に迷い込まないようにする策と思われる。)
そんな事もあって大嵐山麓からの道に間違って入って、結構下ってしまう。
大平山を過ぎ、沼津アルプス区間へと入ると、道は大分安定してくるが、徳倉山、横山付近は、傾斜もキツく体力を浪費する。
一方で香貫山は穏やかで歩きやすい。終始車道というコースも選べるし、山道のショートカットも選べる。
見晴らしはコース全体を通して良くない。冬場であれば葉も落ちて見晴らしがいいのだろうが、新録の季節では、すっかり隠れてしまっている。それでも徳倉山近辺には見晴らしの良い開けた展望地が散在する。また、海側からは樹林越しに沼津港を出港するフェリーの汽笛が聞こえ、山登りではあまり経験しない不思議な感覚に襲われる。
全体的には最近よく名前を聞くようになったルートではあるが、人気は少なく、静かな山歩きができる。
体力的にはキツいが、登ったら下ることを繰り返す、山歩きの最も原始的な魅力が詰まっていると思う。
技術的には取り立てて難しい箇所もなく、また危険度もそれほど高くはない、ただし滑落の危険がある箇所は多数。今回は北行ルートを使ったが、南行ルートを取る場合、夕方暗くなってから険しく、人気の少ない奥沼津アルプスを通過する可能性があることを考慮に入れるべきだろう。技術と言うよりは、体力的な面では日本アルプスに匹敵すると思う。1400メートルの累積登高、15kmの歩行を必要とするルートだ。これは北アルプスの合戦尾根を凌駕する(最高標高が400mすら切っているというのに)。さらに、ロープを伝うような急登、急下降が続くので、1400mという累積登高に比してもキツいかも知れない。
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