ポンポン山→天狗杉・本山寺・神峯山寺+三好山

2023年01月03日(火) [日帰り]

• GPS: 06:57
• 距離: 20.6km
• 登り: 1,045m
• 下り: 1,078m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:55
• 休憩: 1:03
• 合計: 6:58

8:10 スタート地点
8:39 8:39 小塩バス停
10:24 10:42 釈迦岳
10:51 10:51 おおさか環状自然歩道分岐
11:08 11:23 ポンポン山
11:54 11:57 天狗杉
12:13 12:26 本山寺
12:45 12:45 本山寺駐車場
13:13 13:27 神峰山寺
13:50 13:50 原立石
13:55 13:55 上の口
14:43 14:43 三好山
15:08 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス

往路：京都市バス西2系統「桂駅西口」→「西竹の里町」
帰路：高槻市営バス「塚脇」→「芥川商店街」
　　　※塚脇のバス停は道路の南側のみ
　　　※商店街からJR高槻駅・阪急高槻市駅はまでは徒歩数分

コース状況／危険箇所等

●西竹の里から善峯寺までは舗装路歩きです。かなり傾斜が急なところがあります。途中に、休憩所があります。

●善峯寺からの山道は特に危険な箇所はありません。案内表示も随所にあります。ポンポン山を経て、本山寺までは山道ですが、本山寺からは舗装路歩きです。

●三好山の周辺は良く整備されたハイキングコースというより、近所の方々のお散歩コースぐらいのものです。出会った方々は、みんな普段着でした。

その他周辺情報

善峯寺のバス駐車場のトイレ(女子)は４室とも洋式
本山寺のトイレは３室とも和式

写真

1/3 8:23

(kumakumo)通りすがりの大歳神社(おおとしじんじゃ 大原野灰方町)

1/3 8:39

(kumakumo)通りすがりの十輪寺(業平寺)

1/3 8:40

(kumakumo)阪急バス停「小塩」　えぐま(絵熊)「昨年5月18日にやってきました」

1/3 8:50

(kumakumo)乙訓景観十景「善峰道休息所」からの景色

1/3 8:58

(kumakumo)阿智坂明神の鳥居と三鈷寺へ至る長い石段

1/3 8:59

(kumakumo)バス駐車場にある自動販売機とトイレ

1/3 9:06

(kumakumo)善峰寺参道。今回は立ち寄らず、そのまま道路を先へ

1/3 9:11

(kumakumo)この橋を渡る。熊はたぶん冬眠中

1/3 9:40

(kumakumo)目の高さに善峰寺

1/3 9:51

(kumakumo)電波塔が目印の小塩山と大暑山

1/3 10:16

(kumakumo)わかりやすい分岐

1/3 10:16

(kumakumo)よい道

1/3 10:24

(kumakumo)島本町の最高峰、釈迦岳(しゃかだけ)山頂631.4m　三等三角点「善峰」

1/3 10:26

(kumakumo)霜の国

1/3 10:29

(kumakumo)鉄塔　西京都線一三

1/3 10:29

1/3 10:33

(kumakumo)広大な北河内線の鉄塔下広場
※sayup18撮影

1/3 10:34

(kumakumo)鉄塔　北河内線十二

1/3 10:35

1/3 10:35

(kumakumo)青空

1/3 10:42

(kumakumo)霜日和

1/3 10:43

(kumakumo)はだれ霜

1/3 10:48

(kumakumo)鉄塔　西京都線一二

1/3 10:51

(kumakumo)すぐ近くに正月っぽい鉄塔

1/3 10:53

(kumakumo)鉄塔群

1/3 10:53

(kumakumo)鉄塔　北河内線一一

1/3 10:54

1/3 11:02

(kumakumo)山が楽しい理由の一つ

1/3 11:09

(kumakumo)二等三角点「加茂勢山(かもぜやま)」

1/3 11:10

(kumakumo)ポンポン山山頂　678.9m

1/3 11:11

(kumakumo)淀川の流れの先に……

1/3 11:11

(kumakumo)梅田のビル群

1/3 11:23

(kumakumo)比叡山と先ほどの鉄塔

1/3 11:25

(kumakumo)ヒーリングスポット？

1/3 11:52

(kumakumo)山のオーラ

1/3 11:54

(kumakumo)高く聳える二本の杉

1/3 11:54

(kumakumo)この二本が天狗杉だった　

1/3 11:57

(kumakumo)反対側に回ると、石の祠と木の空洞

1/3 11:58

(kumakumo)大きすぎて収まらない

1/3 12:08

(kumakumo)分岐。本山寺へは右を下りていく

1/3 12:15

(kumakumo)本山寺に到着

1/3 12:18

(kumakumo)火渡の儀式

1/3 12:19

(kumakumo)法螺貝の音

1/3 12:28

(kumakumo)振る舞われた福餅

1/3 12:35

(kumakumo)コンクリートを避けて右側の側道に逃れる

1/3 12:39

(kumakumo)行者衣掛之松。1300年以上の昔、役行者が休憩の際、衣を掛けたという松の木

1/3 12:50

(kumakumo)山と山の間からビルのある市街地を見通す

1/3 12:57

(kumakumo)軍用道路！？　新しく延長された林道らしい。林道の向こうは鬱蒼とした杉林

1/3 13:15

(kumakumo)神峰山寺(かぶさんじ)

1/3 13:17

(kumakumo)本堂。下の化城院から護摩焚きの匂いが上がってきた

1/3 13:18

(kumakumo)コンクリート道の下りで疲れた足を64段の上りで癒やす

1/3 13:19

(kumakumo)開山堂。役小角さんは正月休みか！？

1/3 13:28

(kumakumo)山門の仁王さまは門幕に隠れている

1/3 13:32

(kumakumo)新名神高速道路

1/3 13:34

(kumakumo)勧請掛(かんじょうがけ)。樒を結びつけた聖地との境界。大阪商人らがその長短で米価や株価を占ったそうだ

1/3 13:39

(kumakumo)牛地蔵

1/3 13:40

(kumakumo)神峰山寺の鳥居

1/3 13:41

(kumakumo)左に入っていくと京坂越。原の薪炭や寒天を淀川の前島浜へ出荷するため、この道を牛が行き来したらしい

1/3 13:47

(kumakumo)振り返って、新名神高速道路の原大橋と採石場

1/3 13:50

(kumakumo)本日のおさらい

1/3 14:02

(kumakumo)芥川山城跡(三好山)入口

1/3 14:10

(kumakumo)随所に見られる土塁

1/3 14:12

(kumakumo)江戸時代の集落跡、猪鼻

1/3 14:12

(kumakumo)猪鼻から右へ行くと城跡へ

1/3 14:15

(kumakumo)主郭へ続く道

1/3 14:19

(kumakumo)大手門石垣

1/3 14:23

(kumakumo)展望が開けた。梅田のビル群が近く見える

1/3 14:24

(kumakumo)高槻市街地の向こうに生駒山、さらに葛城山、金剛山も

1/3 14:30

(kumakumo)山頂から東側を臨む

1/3 14:41

(kumakumo)三好山山頂の掲示物。織田信長に先駆けた天下人ともいわれる三好長慶（ながよし）
※sayup18撮影

1/3 14:41

(kumakumo)三好山山頂の掲示物。芥川山城跡の解説
※sayup18撮影

1/3 14:42

(kumakumo)城山城址

1/3 14:43

(kumakumo)三好山山頂(182.6m)には三好長慶が祀られた祠が

1/3 15:09

(kumakumo)高槻市営バス「塚脇」の掲示物
※sayup18撮影

1/3 15:10

(kumakumo)高槻市営バス「塚脇」の掲示物
※sayup18撮影

1/3 15:10

(kumakumo)高槻市営バス「塚脇」の掲示物
※sayup18撮影

1/3 15:10

(kumakumo)高槻市営バス「塚脇」の掲示物
※sayup18撮影

1/3 16:08

(kumakumo)「高槻肉劇場」カルビ・ハラミ・メガネの3種盛り「劇場丼-稀-」

1/3 16:09

(kumakumo)カルビ・ハラミ・セセリの3種盛り「劇場丼」
※sayup18撮影

撮影機器：

FinePix JX300 富士フイルム

IXY 200 CANON

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 靴下 グローブ 日よけ帽子 靴 サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 地図（地形図） GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

sayup18

今年の山始めは近くの西山連峰がよいだろうと考えて、ポンポン山へ。

kumakumoの赤線つなぎプロジェクト第2弾もかねて、ポンポン山からは神峰寺を経て三好山へも寄ることにしました。それにつけても、舗装路歩きが多く、半分以上、もしかすると2／3ぐらいは舗装路でしょうか。

新年早々から痛恨のケアレスミス。
善峯寺から山道に入る木橋を渡ったあと、折り返すように明瞭な山道があったのに気付かず、そのまま正面の急斜面に取り付いてしまいました。何となく踏み跡らしきものもあったのですが。間違いに気付いて下りるのに四苦八苦。

本山寺は、どこと記憶違いしていたのか、私の中では荒れていて、誰もいない寺だった。
ところが、この日は護摩炊きが行われていて、100人ぐらいの人集り。
ぼーっと眺めていると、いきなりホラ貝が鳴り出し、何かをまき始めました。豆まきかと思っていると、近くに降ってきたので手に取ってみると「福」と書かれたお餅でした。これは、新年早々縁起がよい。

kumakumo

ポンポン山は、日当たりは良いけれども標高700m近くの冷たい風に
晒され、来る度に寒い。それでも相変わらず人気の山とあって頂上
は午前中から20名ぐらいの人で賑わっていた。
下りの道でも次々と登山者やグループと行き交う。仮に頂上での滞
在時間が10分ずつだとして、この調子なら昼には60〜70名ぐらい
が山頂に集うことになろう。
そんな単純計算をしながらどんどん下りて行くと、道端で休憩して
いるグループがあった。数人なんてものじゃない。どうやら登山の
団体が、山頂の混雑を見越してこの一帯を休憩場所とし、細長く座
り込んでいるようだ。
その、山道が少し開けたところに大きな杉の木が2本。「天狗杉」
の立て札もある。
天狗杉とは、この辺りをテリトリーにしていた天狗が休息のために
とまった木だとか。とすると、ここいらで座っておにぎりを食べた
りおしゃべりをなさっている皆さんは、天狗に倣っておいでか。

さらに下って行くと、拍子木や法楽太鼓の音が聞こえてきた。本山
寺だ。般若心経の読経とともに煙が上がってくる。境内では、数名
の山伏や多くの参拝者が火渡りを行っていた。法螺貝の音が高くな
り、わぁ〜と歓声が上がったかと思うと福餅が降ってきて、クライ
マックス。
本山寺からは舗装道が急下りで長く続いている。丁石を十二丁ぐら
いまで辿ればまたお寺。神峰山寺(かぶさんじ)だ。こちらでも護摩
焚きの煙が上がり、伽藍の並ぶ境内が奥まで続く。

延々続いた舗装道歩きを中和すべく、最後の仕上げに三好山。標高
は200mにも満たず、地元幼稚園の野外活動園ともなっているお散歩
道。
頂上からは京都・奈良・大阪の山々を遠くまで見渡せ、かつ市街地
を近く感じられる。天下人が機内一円を掌握するのにうってつけの
地政条件だといえよう。

いままで、ポンポン山からの下りは釈迦岳を抜けて天王山方面へ向
かうのがほとんどだったので、天狗杉や本山寺はずっと気になって
いた。実際に訪れてみれば、一年近く温め続けたささやかな期待を
裏切ることのない見応え。序盤の四苦八苦は一年分の先行ミス。今
後の山行への有益な戒めか。
新年からこのように楽しいメニューを歩きたおし、幸先が良いとは
このことだ。