白馬岳 の〜んびりと大雪渓を満喫!
- GPS
- 32:00
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,890m
- 下り
- 1,285m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 6:00
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 7:25
天候 | 9/6 晴れのち曇り(夜中〜明け方は強い風雨) 9/7 雨のち曇り 時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バス:白馬八方〜猿倉/930円 栂池高原〜白馬八方/520円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特にありません 大雪渓では日焼け止め必須です |
写真
感想
いつもぼっち登山の私ですが、今回はkenboさんに白馬岳を一緒に登って頂きました。
去年ヤマレコで白馬〜栂池のレコを見て、「来年、花の最盛期に行ってみたいなぁ」と漠然と考えていたのですが、天気や他の理由等でこの時期になりました。
なんとなく「白馬岳」というと「お花畑」のイメージが強く、いつもののんびり登山(グダグダ登山?)のつもりで行ったのですが、とんでもなかったです!
大雪渓までの登りで既にハァハァ息が上がりっぱなし、足が思うように上がりません。
…それもそのはず、前回の槍ヶ岳以来なんだか気が抜けてしまって、全然山登りをしていなかったのです。
健脚のkenboさんに励まされながら、休憩多目でなんとか登っていきます。
久しぶりのテント泊、鈍った身体に白馬岳は正直槍ヶ岳よりつらかったです!
しかし、今まで週末天気が悪く山に行けなくてモヤモヤしていたのですが、今日はとってもいい天気。
憧れの大雪渓やお花畑を青空の下で見れたので、その瞬間は疲れがスーッと取れる感じがしました。
夏の最盛期は終わっていましたが、さすが白馬岳、まだまだ高山植物が楽しめました。
頂上直下の山荘では、念願のケーキセットを食べて、kenboさんに槍ヶ岳登頂祝いをして頂きました。
…なんか、今日の私のヘタレっぷりを見られているので、かなり気恥ずかしかったですが(笑)
次の日は朝から風とガス。
「栂池までは下り多目だから楽。」というkenboさんの言葉を信じて出発です。
しかしそこはヘタレの私。テント場から白馬岳山頂までの登りで、昨日同様すでにハァハァ息が切れます。
なんだろう?空気が薄いのかな?
槍ヶ岳でもこんなに息が切れなかったのに、今回は妙に息が苦しいです。
しかし頂上を過ぎて少し行くとだんだん空が明るくなってきて、小蓮華岳につく頃には青空も見え始めました。
お花畑の次に楽しみにしていた小蓮華付近の稜線!
振り向くと今まで歩いてきた白い稜線がきれいに見えて、俄然元気が出てきました。
白馬から小蓮華岳の稜線は登りも緩やかで、歩いていて本当に楽しかったです。
遠くには富山の町や日本海も見えました。
白馬大池に到着して、しばしコーヒー休憩。
kenboさんにおすすめの大福を頂いて、気合を入れなおして栂池まで下ります。
しかしやっぱりヘタレの私。
天狗原までの岩場の歩きづらい道で、かなりヘロヘロになってしまいました。
嫌な予感はしていたのですが、やっぱり岩場の下りは膝にきます…
最後は本当涙目でなんとかロープウェー乗り場までたどり着きました。
最後ロープウェーの時間がぎりぎりで走らせてしまって、kenboさんに申し訳なかったです。
でも、いつもの一人登山とは違って色々山トークをしながら登る事が出来たので、つらい下りもなんとかがんばれました。
本当にありがとうございました!
ヤマレコさんにユーザー登録してレコをアップしていると(いつも拙い内容ですみません)、コメントのやり取り等で思わぬ繋がりができることがあります。
この度、鳳凰三山でお会いしたkazuruさんに白馬岳へ連れて行っていただくことになりました。
kazuruさんは、大雪渓から白馬岳に登ることを計画していたものの、悪天候続きで延期していたとのこと。一方の私は、8/2に栂池スタートで白馬三山を歩いた際、天狗山荘まで行くには大雪渓ルートが一番楽かな?と感じましたが、実際に大雪渓を経験しておきたいと考えていました。
両者の思惑が一致したこともあり、私からkazuruさんに「連れて行ってください」とお願いしたところ、快く引き受けていただけたのでした。
私は、例年この時期は一年で一番仕事が忙しく、金曜日の帰宅も遅くなりました。白馬八方に5:30に待ち合わせとしているので、急いで支度をして自宅を出発したのが1:40。眠くならないように、ノリの良い曲として懐かしのtrfをガンガンに流してみたものの、やはり疲れているのか上里SAでまさかの1回目の休憩。佐久平PAと千曲川さかきPAでも休憩し、ヘロヘロになりながら白馬八方に到着したのが4:30。とりあえずすぐに寝て、5:00起床。30分だけの睡眠(仮眠ですね)で臨むこととなりました。
kazuruさんは登山歴3年目、私は1年目であり、大先輩の足手まといにならないように気を付けることが連れて行っていただける条件のひとつであったので、早速心配になります。
kazuruさんから到着したとの連絡を受け、待ち合わせ場所に向かいます。(ご本人はお気付きではないようですが)kazuruさんにはある特徴があり、鳳凰三山の時と同じだったのですぐにわかりました。
お互いに緊張し、ユーザー名で呼び合いながらロクに会話もできぬまま猿倉荘に到着。これではまずいと思い、自己紹介をして緊張感が解れたところで出発です。
猿倉荘から白馬尻小屋まではハイキングのような感じなので、山を始めたきっかけ等をお話しながら歩きました。ほぼ初対面であるせいか、kazuruさんの山のお話全てが新鮮でたまりませんでした。
前回はとても暑く、スタートしてすぐに汗が噴き出ましたが、今回はそんなに暑くもなく、若干汗をかいた程度で大雪渓が見えてきて白馬尻小屋に到着。もうだいぶ雪が溶けてしまっていると思っていましたが、まだまだ楽しめるくらい残っているので、3月に登った大菩薩嶺以来のアイゼン装着にワクワクしてきました。
白馬尻小屋を後にすると、しばらくは大雪渓の横のザレた道を歩くことになりますが、程なくしてアイゼン装着ポイントに到着します。今回のメインイベント、大雪渓への挑戦です。
アイゼンを装着すると結構歩きにくいとの印象がありましたが、春先よりは歩き方が上達したのでしょうか、まったく苦になりませんでした。加えて、大雪渓で冷やされた風が心地よいこと、初心者の私を連れて行っていただけた喜びもあり、いつも以上にルンルン気分になりました。しかし、調子に乗りすぎてkazuruさんの迷惑にならぬよう、自重します。kazuruさんに先行していただき、私は上からの落石がないかどうかを確認しながら登りました。
途中で休憩していると、右耳の下側にチクリとした痛みが走り、手を近づけると虫がいました。あっという間に腫れ始め、慌てていると、kazuruさんに「毒を絞り出して!」と言われ、指でつまんでいると、少量の血とともに膿みたいな液体が出てきました。これを何度か繰り返したら、腫れが治まりました。山での経験って大切だなぁ…。
このような感じで、の〜んびりと大雪渓を楽しみながら登り、アイゼンを外してから白馬岳頂上宿舎までは若干の急登となりますが、お花畑があるので癒されます。天気が良く、前回登った杓子岳や白馬鑓ヶ岳もきれいに見え、終始ルンルン気分でした。
白馬岳頂上宿舎に到着し、まずはテント場の確保です。前回は整地が大変な場所しか空いていませんでしたが、今回はまだ早い時間だったので、平らな場所を確保することができました。
テントを設営する際、kazuruさんのテントに興味津々でした。なぜなら、テント購入に当たり、お店でいくつか試し張りをしましたが、kazuruさんのテントはそのお店になかったからです。このため、一緒に設営させていただくことをお願いしたら、快諾。それでは…との矢先、強い風がビュービュー吹き始め、設営どころではありません。二人掛かりでも困難な状況に、冷静なkazuruさんとワーワー喚く私。私の喚き声に気が付いたお隣のお兄さんがテントから出てきてくれ、三人で何とか設営完了。お兄さん、ありがとう!
私の番になると風は止み、kazuruさんに張り網のコツ等を教えていただきながら、簡単に設営が完了しました。
昼食をどうしようか相談しているうちに「どうせ明日に白馬岳を通過するけれど、天気が良い今日のうちに白馬岳に行ってしまおう」ということになり、登頂達成!前回は真っ白で何も見えませんでしたが、今回は剱岳もしっかり見えて良かったです。その後、白馬山荘のレストランに立ち寄り、ケーキセットとその他を注文。ささやかながら、今回のお礼と先月の槍ヶ岳登頂祝いをさせていただきました。
テント場に戻り、夕食の準備です。kazuruさんの山ごはんに興味津々であることを伝えてあったので、わざわざ缶詰等の重たい食材を持参されていました。そして、お手軽に美味しそうなパスタが完成し、私のソースを混ぜるだけパスタとは雲泥の差でした。このような楽しみ方もあるのですね。食事後、山のお話を少しして、明日の打ち合わせをして解散しました。
夜は天気予報通り結構な雨風で、何度も起こされました。特に風が強く、張り網をきちんとしていてもテントが歪みます。ポールは大丈夫か?と心配になりましたが、何とか持ちこたえてくれました。外に顔を出し、kazuruさんのテントを確認したところ、こちらも無事でひと安心。
明け方まで雨は降ったり上がったりを繰り返し、テント撤収時は霧雨でした。これから良くなるはず…と天気予報を信じて出発です。
白馬岳山頂は真っ白でした。「やはり昨日のうちに行っておいて良かったですね」なんて話しながら先に進みます。白馬岳山頂を過ぎてから霧雨が上がり、三国境に差し掛かるあたりから薄日が差してくるように。涼しかったこともあり、今日も私はルンルン気分です。
しかし、山の麓の方は晴れているのに、この界隈だけすっきり晴れず「白馬大池は晴れているといいですね」と先に進みます。小蓮華山あたりから綺麗に晴れては曇り…の繰り返しとなり、のんびりと景色を楽しみながら進みます。
途中で休憩しながら白馬大池に到着すると、若干の薄日でしたがガスはなく、池とその周辺の景色を楽しむことができました。ここで休憩し、これまでの優しい下り坂から天狗原までの少し危ない下り坂へ転換に備えます。
私は前回、前々回と岩場で足を滑らせて怪我をしているので、2度あることは3度あって怪我をするのか、3度目の正直で怪我をせずに済むのか。kazuruさんに迷惑をかけないためにも、後者であってほしいものです。
岩場を忍者のようにピョンピョンと進んだり両手を使って慎重に下ったり、途中の雪渓の下りをコケないようにゆっくり下ったりしながら天狗原に到着。ここで最後の休憩をとり、雨で濡れて滑りやすい道を注意して進んで13:40に栂池ヒュッテに到着してゴールとなりました。
14:35の栂池高原発のバスに乗れるかどうかかなり微妙でしたが、ゴンドラを降りてからバス停まで走ったりして、無事乗車。白馬八方まで戻り、解散となりました。
kazuruさんのおかげで、私のスタイルとは全く異なる山行を体験することができましたし、いつもはヘタレな私が2日間とも終始ルンルン気分でした。たくさん勉強になり、このような山の楽しみ方もあるのだなぁとしみじみ感じました。私独りであったら、絶対に杓子岳や白馬鑓ヶ岳にも行っていますから。
今回の山行でkazuruさんが懲りていらっしゃらなければ、またどこかの山に連れて行っていただきたいと思っています。この場を借りて…楽しい2日間をありがとうございました!!!
そして…そろそろ3,000m越えをしてみたくなりました。私でも行けるかな???
kenboさんこんにちは。
先日はありがとうございました。
相変わらず積極的に繰り出してますねー。もう毎週ですね!
急に秋めいて来ましたが、山の気温はどうでしたか?
毎週のようにお泊まりだと、家でお留守番している愛犬に申し訳ないので、平日はいつもの倍の時間遊んであげるようにしています。
登る山、天気にもよると思いますが、行動中はまだ寒くはないと思います。
ただ、夕方から結構冷え込み始めます。
前回の蝶ヶ岳ヒュッテ、今回の白馬岳頂上宿舎ともに、暑がりで寒さに強い私でも寒く感じました。kazuruさんがダウンの上下を着用されていて羨ましく思うとともに、ひとつ勉強になりました。
lapipipi39さんは夜に反省会をするのでしょうから、風邪をひかないように暖かい服装でお楽しみください。
最近の遠征登山、楽しみに拝見させてもらってます。 また、人と人との交流も登山の醍醐味の一つですよね。
突然で申し訳ないですが、急遽明日、念願の雲取に行く事になりました。 これで我々も一区切りと言ったところです。
奇跡的な再開を胸に明日がんばります?
おぉっ!
ついに雲取山に挑戦ですね。
レコを楽しみにしています。
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