赤岳(地蔵尾根↑文三郎尾根↓)



- GPS
- 10:49
- 距離
- 18.6km
- 登り
- 1,486m
- 下り
- 1,490m
コースタイム
- 山行
- 9:48
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 10:45
天候 | 晴れ 気温 美濃戸口5:00 −10℃ 行者小屋9:00 −15℃ 赤岳山頂12:00 −10℃ 風 稜線は多少あり 風速5~10m/s |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・美濃戸口から美濃戸 ほぼ全面圧雪な為チェーンスパイク着用の方が歩き易い。 美濃戸では赤岳山荘など営業しておりトイレも借りられる。 車両は一応ここまで入れる。 ※最初の橋の先の登り坂でスタックしている車(チェーン着用)がおり道を塞いでいた。やはり冬季は四駆以外は進入すべきでは無い様だ。 ・南沢コースで行者小屋 トレースバッチリで特に難所無し。しかし長い ・行者小屋から地蔵尾根で赤岳山頂 行者小屋が近づくと急に気温が下がる(この日は9時で−15℃) 行者小屋は営業していないがテントは多数張られていた。 地蔵尾根は雪はあまり深く無く、トレースバッチリで鎖も出ており歩き易いが、急登な為注意が必要。 稜線に出ても風はあまり強く無く、日が登り気温も上昇、トレースもバッチリで非常に歩き易かった。 今日の赤岳の難易度はかなり易しかったと思う。 ・赤岳山頂から文三郎尾根で行者小屋 上部岩陵帯は雪が少なく岩が露出している為、アイゼンを履きながらだと非常に歩き難く降りに難儀した。 文三郎尾根の分岐から下は雪も豊富でマムート階段も隠れていたが、とにかく急な下りが長いので注意。 ・行者小屋から赤岳鉱泉 この区間は未踏だったが、行者小屋から赤岳鉱泉に向かう場合下り基調な為比較的楽。難所も無い ・赤岳鉱泉から北沢コースで美濃戸 一緒に登った男性の話だと南沢コースより楽との事だったが、赤岳鉱泉まで降った分標高差が無く、道も平で歩き易かった。 しかし林道に入ってからが非常に長くて飽きてしまう。 |
その他周辺情報 | 河原の湯 大人市外600円…露天風呂なども無く狭いが安い |
写真
このくらいならこの装備で全然寒く無い。
車が後ろから来たから脇によけたが、先に進むと登り坂のところで一台車が立ち往生しており、それに救援に向かう車だったようだ。
チェーン着けても登れないのか…やっぱり四駆じゃ無いとダメなんだな
美濃戸口から3時間以上かかってしまった…
気温は−15℃あたりか。
非常に寒い!テントの人たち大丈夫なのか?
赤岳には雲がかかっていないので一安心だが、雲の流れは早くまだ油断は出来ないゾ
行動食戻り登りに備える。
バラクラバを忘れたのでpatagoniaのナノエアのフードをバラクラバがわりに被るが、これ顔面の空きが大きいからなあ、風が強かったらアウトだな。
休憩中に後ろから来た年配の男性に道を譲るが、休憩タイミングが合い、雑談しているうちになんとなく一緒に登る事に。
これは一緒に登り始めてから撮った阿弥陀岳。
登っている途中は写真を撮る余裕も無し。
階段から50分、行者小屋からは1時間40分かけ稜線に出た。
上部に近づくと風は弱まり陽を浴びて暖か。
なんか意外…
男性の登山歴は長く、彼の南アルプスを主戦場に若い頃さまざまな挑戦的登山をした話は大変面白く聞けた。
反対に奥秩父や山梨の山については私の方が詳しかった様で、奥秩父主脈の話などした。
この後天望荘の裏手の日当たりが良い場所で小休止。
この時どうもサングラスを落としてしまったらしい。
2017年からの付き合いだったのだが…残念
13:20位に行者小屋に着き装備を換装。
しばし休憩。
男性に勧められて北沢コースで帰る事にした。
男性は南沢から帰るとの事でここでお別れ。
再会を願い挨拶した。
腹がぺこぺこだったのでJ&Nでビーフシチューを食いたかったのだが、店内満席だった為泣く泣く断念…
朝払わなかった駐車場料金を八ヶ岳山荘で支払い日帰り温泉へ向かう
感想
まだ冬山登山に気持ちが切り替わっていなかったのだが、快晴予報の三連休だし…と友人に勧められ赤岳でも行ってみようかと気持ちが固まる。
赤岳は2020年3月に生憎の曇り空ながら冬季登頂に成功していたし、22年には向かいの阿弥陀岳に2月に登頂していたので、悪天候でさえ無ければ登れるだろう目算はあった。
しかし約1年ぶりの冬山高峰…緊張しつつ美濃戸口へ向かう。
見ていた天気予報サイトだと午後にかけ強風になるとあったので風が強くなる前に下山したいと朝3時に家を出て5時前には美濃戸口に到着。
しかし到着時駐車場はほぼ満車で停める場所を探すのも一苦労、久しぶりの雪山登山の準備に手間取り、更にバラクラバとゴーグルを忘れ、ヘッデンの電池が切れていた…もう帰ろうかなと一瞬頭をよぎる。(電池は車に予備を積んでいて事なきを得る)
なんやかんやで出発したのは一時間後。
体調も万全とは言い難く行者小屋までの道のりでは帰る事ばかり考えていた。
しかし行者小屋に着くと朝あった雲は流れ去り快晴。
輝く横岳、赤岳、阿弥陀岳に囲まれこれは行くしか無い!という状況。
装備を換装しいざ地蔵尾根へ。
(20年登頂時は文三郎↑地蔵↓だった為今回は逆回りで挑んでみた)
しかしこの後に及んでもあまり盛り上がっていなかった自分だったのだが、地蔵尾根で後ろから来た男性と雑談し意気投合。
いきなりテンション爆上げで(休み休みではあるが)楽しく地蔵尾根を攻略出来た。
どうやら誰かと一緒に登りたい気分だった様だ。
私よりかなり年配と思われる男性は岐阜から来たらしく、毎年1月~2月は八ヶ岳に来るといい、赤岳は7回目だという。
南アルプスが主戦場だという男性に導かれヒィヒィ言いながらも特にトラブル無く赤岳山頂をゲット
(サングラスを無くしたのがトラブルと言えばトラブルだったか)
今回はとにかく天候が良かった。
バラクラバとゴーグルを忘れた関係で強風&低温の場合撤退も考えていたのだが、昼の山頂気温は−10℃ほど、風も弱まり(5m/sくらい?)気分的に楽だった。
下山も雑談しながら楽しく歩けたし男性には感謝しか無い。
行者小屋で休憩の後、南沢コースで帰るという男性と別れ赤岳鉱泉へ向かう。
この時期の赤岳鉱泉へは行ったことが無かったが、巨大な氷壁に挑む人やたくさんのテントは皆全力で楽しんでる感があって此方まで楽しい気分になる。
今回気になったのは赤岳で下山中にすれ違った人で結構な人数小屋泊まりの人がいた事。
自分も来年は赤岳天望荘に泊まってみたい…冬の日の出を小屋で見てみたい!
予約っていつから可能なのかな…調べてみるか。
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