青空と紅葉の太平山(前岳・中岳)
- GPS
- 07:33
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,172m
- 下り
- 1,174m
コースタイム
09:33 二手ノ又コース合流点(=金山滝分岐)
09:41 女人堂(〜9:55)
10:27 三角井戸
10:43 中岳
10:58〜12:43 奥岳縦走コース探索(11:52 途中引返し)
12:43 中岳 (〜12:58)
13:31 前岳 (〜13:57)
14:08 女人堂
14:17 金山滝分岐
15:40 金山滝登山口
天候 | 晴れ、微風。視程は20〜30卍度? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年11月の天気図 |
アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
金山滝には東屋はありますが、登山ポスト、トイレはありません。 【コース全般】 11月上旬の今の時期は、ブナは殆ど落葉しています。そのため、登山道の大半がブナの落葉に被われていました。落葉がない季節にはしっかり確認できる路が、すべて葉っぱに被われていることにより、より注意が必要だと思いました。(すべての山に共通することですが。) 【金山滝⇔女人堂(前岳山頂)】 登り始めの数分以降は危険な箇所はありません。よく整備されているとはいえませんが、殆ど問題ないと思います。ところどころに露岩があり、粘土質の部分もありますが、基本的に路は乾燥しており、登りやすい路です。 【女人堂⇔中岳】 中間部に小さい泥濘があります。ここは中岳までの間で最後(5月中〜下旬)まで雪が残るところです。三角井戸からは急登となり、初めの数分は湿度の高い露岩の急登です。 【中岳からの縦走コース】 奥岳(太平山本峰)までは2時間半〜3時間のコースで、途中、弟子帰りの岩場までは標高差はあまりないものの、沢側への傾斜のきつい湿度の高い巻き道です。登山路のコースそのものは不明瞭ではありませんが、道幅がきわめて狭く(15cm程度)なっている箇所もあり、良く乾いていない場合は滑落しやすいように思われます。こうしたことから歩行者も少なく、また、携帯電話も通じません。いずれにせよ、金山滝からの奥岳往復は通常8〜9時間を要すると思われ、日帰りのコースとしては、相当の経験者・健脚者でないかぎり、お勧めできません。なお、中岳⇔剣岳は殆ど巻き道なので眺望も望めず、正直言って疲れる割に報われにくい印象でした。 |
写真
感想
秋らしいというよりも、立冬の直後とは思えないほど暖かく、天気に恵まれた週末となり、1000m以上の山は今回で終わりかな? という気分でした。とはいえ、遠出する気にもなれず、今年2度目の中岳になりました。
実は、奥岳への縦走も密かに狙っていましたが、登山路の殆どを覆い隠している落葉のため、足運びには普段以上に気を使わなければならず、言わば「神経戦」の状況でした。
中岳までは問題なく行けたものの、その先が問題です。特に鶴ヶ岳西斜面にある沢を渡ってからというものは…。 奥岳まで尾根道と勝手に考えていたわけですが、実際は北西斜面につけられた巻き道が延々と続き、しかも数日前の雨・雪のためか登山路の状況は全く芳しくありません。奥岳から旭又へ下山するのであれば、4時頃までには決着をつけられそうでしたが、何も、今日無理する必要はないので、正午前に撤収を決意。登ってきた道を引き返すことにしました。
おまけに、デジカメにはSDカードが入っておらず、デジイチを首からさげての山行となってしまいました。
そんなわけで、今回は特段の収穫も無いまま少し落胆しつつ下山をはじめましたが、登山口へあと1時間ほどになったあたりで、ブナや朴の葉が落ち、楓の葉が色づいたこの時期しか見ることのできないすばらしい紅葉を目にすることができました。
赤、黄、黄緑の葉が西に傾きかけた陽光を透過させ、ことのほかきれいでした。因みに、紅葉は順光ではなく逆光の方が格段にきれいです。そのため、今回の写真は山というよりも山中のものが大半となってしまいました。なお、実物は写真以上に印象深いものでしたが、それを上手く伝えているとはいえません。
この紅葉も、毎年見ることができるようではないので、今回はラッキーだったと思います。今年一番の紅葉のご褒美に満足し、まずは、めでたし、めでたし。
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