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Yamareco

記録ID: 5088336
全員に公開
ハイキング
甲信越

越後三山縦走

2020年08月01日(土) ~ 2020年08月02日(日)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
36:41
距離
34.0km
登り
3,312m
下り
3,321m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
12:19
休憩
2:04
合計
14:23
距離 15.0km 登り 2,611m 下り 822m
3:32
161
6:13
6:15
22
6:37
22
6:59
7:01
12
7:13
7:18
40
8:07
8:19
5
8:24
8:42
55
9:37
9:51
2
9:53
9:54
40
10:34
41
11:15
11:16
78
12:34
12:36
33
13:09
13:29
87
14:56
15:00
67
16:07
11
16:18
17:01
54
2日目
山行
9:41
休憩
0:32
合計
10:13
距離 19.0km 登り 700m 下り 2,509m
5:55
5:59
7
6:33
6:39
42
7:21
7:26
69
8:35
47
9:44
19
10:37
10:45
176
13:41
13:45
36
14:21
5
14:26
14:27
12
14:39
11
16:03
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス

感想

【まえがき】
四年前。残雪期の登頂に失敗して以来、ずっと心に引っ掛かっていた越後駒ヶ岳。
https://yamap.com/activities/1463864
再びチャレンジするのなら、八海山→中ノ岳→越後駒ケ岳と三山を繋いで歩きたいと考えていた。
そして今夏、四年越しの宿題を果たす時がやって来た。



週末に年休を一日くっつけて三日間の休みを取り、新潟遠征を計画。
福岡⇔新潟往復は飛行機。航空券は数カ月前に購入したら、驚くほど安かった。金曜日の夜、仕事を終えて出発。新潟着後、その日にレンタカーを借りて、八海山大倉登山口まで行き車中泊。
今回は非常に苦しい山行になることが予想され、緊張で一睡もできないままスタートの時を迎えた。

【山行メモ】
■1日目(八海山大倉登山口→八海山→中ノ岳避難小屋)

・午前3時にスタート。出だしは本降りの雨。靴の防水が劣化していて、ジュポジュポいわせながら急登を上がった。
・八ッ峰の岩場は雨で滑りやすく、鎖場では両足が一気に滑って腕で宙ぶらりん。鎖を握った指に一気に荷重かかった結果、爪の側面が肉に食い込んで流血した。
・入道岳の下りの岩も、まるで油を流したかのように滑りやすく、気を付けていても2度3度と尻もちをつく始末。レインコートのお尻を破いてしまった。
・五竜岳から先は予想以上の難路。普通は巻いていくような険しいピークを律義にひとつひとつ越えていく。今年はコロナで入山する人も少なく、刈払いされていないので、ルート探索が難しい個所もいくつかあった。
・御月山の辺りで4.5Lの水を完全消費。蒸し暑かった。祓川の水場で浄水器を使って補給し、事なきを得た。
・中ノ岳避難小屋に到着した頃に晴れて、美しい夕陽を眺められたのが何より。赤く輝く越後駒ケ岳を目の当たりにして、感極まるものがあった。

■2日目(中ノ岳避難小屋→中ノ岳→越後駒ヶ岳→十二平登山口)

・二日目は朝から見事に晴れたが、朝露でまたもや靴がグショグショ。足がふやけて、マメと爪の内出血が酷かった。
・中ノ岳から越後駒ケ岳の稜線は越後三山に加えて荒沢岳の眺望が素晴らしく。やはり縦走して良かったと思えた。
・越後駒ケ岳に登頂。4年越しの宿題を果たすことが出来た。眼下の駒の小屋、前回はあそこでUターンしたっけ・・・などと懐かしく振り返った。
・クシガハナからの下りは傾斜がキツイ。足のマメと足爪の内出血に苦しめられつつも、何とか降りることができた。

【あとがき】
・2日間をかけて、やっとこさ完歩した越後三山。
このルートは元々が難路の上、雨で滑りやすい岩場、雨後の蒸し暑さもあって、これまで経験した厳しい山行の中でもトップ3に入る程だった。しかし、苦しみ抜いた果てに見た魚沼の美しい山並みは、死ぬまで忘れられないだろう。
・この厳しい行程を一日で駆け抜ける人も大勢いるらしい。確かに、天気の良い日を狙って軽装で難路をクリアする方が賢明かもしれない。
・下山後は、見晴らしの湯こまみで汗を流して、新潟市内の道の駅で車中泊。月曜日午前の飛行機で九州に戻った。

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