鹿岳・四ッ又山 奇岩の里山巡り
- GPS
- 05:37
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 900m
- 下り
- 934m
コースタイム
天候 | 曇り一時雨 のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り:登山口〜県道45号〜国道299号(上野村〜神流町〜志賀坂峠)〜道の駅両神温泉経由〜国道140号〜秩父〜R299-463〜所沢インター 駐車場は、鹿岳登山口駐車場(10台程度:トイレあり) |
コース状況/ 危険箇所等 |
岩尾根や急登の続くコースで、道の不明瞭な箇所などもあります。 ★木々岩峠登山口〜高原下降点(ルートファイディング要、岩のロープ場あり) 登山口からしばらくかつて車が入った荒れた作業道が続きます。一部は舗装されていたようです。その舗装路が終わり、左に山道に入ってしばらく進んでいくと尾根に取りつきます。標識はありませんが、時々テープがあります。 急な尾根を登っていくと、右手に広い伐採地が広がります。伐採地の上の方に岩峰が見えていますが、目指す高原下降点はその岩の方向です。さらに尾根を進むと、一本の道型が横切ります。更にそのまま尾根を進むと、急斜面になって直進が難しくなり、右側をトラバースしていくと、右下から踏み跡が上がってくるのが見えました。そちらが正しい道のようで乗り移ります。先ほど尾根を横切った道型と繋がっているのかもしれませんが不明です。他にも道があるかもしれません。 テープのある道を辿ると、遠目に見えていた岩峰の基部に登り上げていきます。基部から岩の合間を縫って、ロープを頼りに岩の道を這い上がっていきます。岩を抜けると急斜面をジグザグにつけられた道になりますが、かなり傾斜がきつい道です。この道は稜線上のピークまでまっすぐ登っていきます。高原下降点というので鞍部的な所かと思ったのですが、尾根上の小ピークでした。(他に巻道があったのかもしれません) ★高原下降点〜鹿岳(ロープ・鎖・梯子のある急登が続く) 鹿岳に向けて、小さなピークを越えていくと、鹿岳(二ノ岳)と対峙するピークに出ます。ここから岩壁のように立ちはだかる二ノ岳に登っていく道が見えます。鞍部から二ノ岳へ取付くと、最初はロープにも頼りながらの岩登りで、途中から左に巻き気味に山頂の一角に出て、折り返して山頂に着きます。ここが本日の最高点です。 二ノ岳〜一ノ岳は歩く人も多いようです。急下降で鹿岳のコルに降ります。鎖、ロープ、梯子などが連続します。鞍部からは、一ノ岳の岩峰の基部を巻く、マメガタ峠への道が分かれます。一ノ岳の登りも二ノ岳同様で前半が岩の急登で、後半は土の急登です。それほどの標高差ではありません。 一ノ岳山頂から更に踏み跡があり、少し下ると展望のあるテラスに出ますが、ここから下は、三方が垂直な断崖になっているはずで、行き止まりです。一ノ岳からは、元の道を辿って鹿岳のコルに下ります。 ★鹿岳〜マメガタ峠(一ノ岳の基部まではロープなどの急下降) 鹿岳のコルからの僅かなトラバースは細いので注意して進みます。一ノ岳の基部まではロープなどに助けられながらの急な下りで注意して進みます。基部まで来ると一ノ岳の断崖の迫力を感じます。マメガタ峠までは穏やかな道。800mあたりは水平な道でいい雰囲気です。何度か下降して植林地に入ると、広い雰囲気のマメガタ峠に到着します。 ★マメガタ峠〜四ツ又山 落葉樹の中の尾根を登っていきます。最初はそれほどでもないですが、登るにつれて傾斜が増していくような感じがします。急登を登りきると、緩急繰り返すようになり、四ツ又山の看板のあるピークに到着します。しかし、ここは一番北のピークで、名前の通りここから四つのピークを登っていきます。それぞれにいろいろな石像や石祠があります。最後のピークが山頂で二等三角点が設置されています。 ★四ツ又山〜登山口 しばらくは急な尾根道を下り、天狗の石像のある天狗峠に降ります。西上州らしい里山の雰囲気が出ています。峠からは右に大久保に下っていきます。前半はザレた急なつづら折りの道が続き、やがて植林地に入ると緩やかになってきます。そしてマメガタ峠からの道と合流し、歩きやすい道はやがて広くなって集落が近づくと車道となり、四ツ又山登山口の駐車場に出ました。最後は西上州らしい里の雰囲気のある峠道での締めくくりとなりました。 |
その他周辺情報 | ドライブがてら、道の駅なんもく、道の駅両神温泉薬師の湯(600円)に立ち寄りました。 道の駅なんもくに、打田0貉瓩離汽ぅ麕椶あるのを見て、なるほど…と思いました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル(使用せず)
タイツ
ズボン
靴下
グローブ(使用せず)
雨具
ゲイター(使用せず)
毛帽子(使用せず)
靴
ザック
アイゼン(使用せず)
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
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感想
曇りの予報ですが、この時期には珍しく気温が高いという予報。行く場所にさんざん悩んで定まらず、ヤマレコ昔作って保存していた計画を引っ張り出しての山行です。
下仁田インターから登山口に向かうと、鹿岳の奇峰が良く見えています。鹿…なんとなく、納得感がありました。そして、ゴルシュのような場所を車で抜けると再び景色が広がり、西上州でこんな駐車場があったのかと驚くような立派な駐車場に到着しました。登山口まではその山上の集落の中を歩いていきます。いい雰囲気です。
木々岩峠登山口からの道は、最初は舗装路こそありますが、道標がある訳ではなく、なんとなく山のカンを働かせながらの道。テープや地図を頼りつつの登りになります。尾根に取りつくとかなり急坂になっていき、最後に岩の基部から登っていくところは、一歩一歩体を持ち上げていく感じで、かなり息が切れました。このあたりで本物の鹿が2頭、山腹を駆けていっていました。そして、高原下降点の小ピークに到着。ほっと一息でした。
鹿岳の二つの峰は、岩場の上り下りもあり、見た目は大変そうですが、実際に登ってみるとそれほど標高差がある訳ではないので、意外とすんなり山頂に立つことができました。マメガタ峠に着いて時間を気にしましたが、これも杞憂でした。このあたり案ずるより産むが易しなのです。ただ、あまり調べていかなかったので、四ツ又山という名前からすると、まさか四つのピークを上り下りするのでは??と考えながら登って行ったのですが、ここは見事にフラグを回収したのでした。
さて、石像の並ぶ四ツ又山からの下り、大天狗のある峠に出て、ふと既視感を覚えます。西上州の峠の雰囲気は確かにこうだったなと…。そして下ってマメガタ峠からの道に合流した時、再び今まで数回歩いたことのある、西上州の集落を繋ぐ山道を思い出しました。その先に山奥の集落の屋根が見えてきます。西上州の山に登る楽しみは、奇岩や藪もさることながら、きっとこの麓の山里と一体となった里山の雰囲気と郷愁を味わうことのように思われたのでした。
大久保から鹿岳駐車場に戻るとき、再びゴルシュの中のような車道を歩いていきます。きっと車道ができる前から、この道は高原の集落への道として歩かれていたことと思い、往時を偲びます。よく整備された駐車場や標識を見て、南牧村の人々の好意に接した気がして、道の駅なんもくに向かい、並べてある素朴な品々を手に取ってみるのでした。
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