聖岳(便ヶ島〜上河内岳〜聖平小屋〜奥聖〜便ヶ島)
- GPS
- 31:39
- 距離
- 51.3km
- 登り
- 6,547m
- 下り
- 6,584m
コースタイム
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 11:54
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 9:42
分岐でメインザックと共にロガーをそのままとなり、途中で気づいて腕時計でログを採取しました。
天候 | 初日;晴れ 2日目;晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
自転車;北又大橋駐車場〜便ヶ島 |
コース状況/ 危険箇所等 |
便ヶ島〜西沢渡;崩壊箇所があり危険。崖に土砂が堆積し、その上をトラバース。 その他、特に危険箇所は無し。 |
その他周辺情報 | 北又大橋駐車場から橋への道が車両通行止めされている。 駐車場へは乗り入れ可。 北又大橋〜便ヶ島(約9km);易老渡手前で若干土砂が堆積しており、車両の通行にやや支障がありそう。その他は問題無し。 |
写真
装備
個人装備 |
シュラフカバー<br />使い捨て体拭き
|
---|---|
備考 | 荷物をデポする際のサブザックにはウェストバックを使ったがもう少し大きなものが欲しいと思った。 |
感想
友人S君に誘われて聖岳登山を計画。7/末に光岳へ登っており、南アルプス南方峰を制覇しておきたいと思いで参加しました。
ただ企画段階から8月の台風で元より悪いアプローチがさらに悪くなっているとの情報から別の山にすべきと友人を説得したのだが、ヤマレコの山行記録から何とか自転車で登山口まで行けそうだとの事で、さらに聖光小屋の主人からママチャリの登山客が居たと言う情報を電話でキャッチする等、友人の情報収集もあり、計画は三度練り直すことにはなったが、聖岳へアタックを決意。
登山前日は友人S君のアイディアにより車中泊を快適に完了。
翌日4時起床、直ぐに準備して自転車で登山口を目指す。
北又渡から便ヶ島までの道のりは舗装路が多いもののがオフロードや落石が多く、そして何より急勾配ではないがずっと上り調子なのだ。
元よりロードバイカーの私は難なく走破するものの、自転車が久しぶりと言う友人にはかなり堪えてしまった様で、彼曰く。この登山で一番辛かったとの事。
さてはて何とか便ヶ島へ到着。通常ここから登山であるかと思うと、そこそこ体力を削られた感が否めない。自転車をデポして登山開始。聖光小屋の主人には停めて良いとのお墨付きを頂きました。
山道を行くと直ぐに一部崩壊のある区間に入ります。西沢渡までは何度も渡りますが、一番危険な所は踏み幅が片足程しかなく、かなり危険です。
今回の登山でも一番危険な場所だと思いました。
西沢渡へ到着すると待ってました!ゴンドラです。
大凡のイメージはあったのですが、改めて見るとこのゴンドラ、ゴツイです。でもロープが渡してあると言うアトラクション感でワクワクしちゃいました。
我々の前の方が聖方面へ行ったと思われ、ゴンドラは対岸。まずは引き寄せます。引っ張ってみると滑車の法則でしょう。引っ張り分の半分?四半分?しか動きません。でも原力で引っ張ると重すぎるので仕方ありません。友人と交替しながら引き寄せて乗り込み。また向こう岸へ。何とか到着。お一人様には相当厳しい作業だと思いました^^;
一難去ってまた一難。ここからようやく本格的な上りです。
今までは沢沿いの平坦メインだった訳です。5時間の上りです。簡単な訳がありません。危険な崩壊箇所が序盤にあり、ロープが張られてました。中盤〜終盤は苔生した大木が多くそびえ立つ森で、地図通り展望はほぼありません。さらに平坦がほぼ無くただただ登るのでかなり体力を使いました。
ようやく登り切って薊畑へ。上河内岳がよく見えました。逆に聖方面は暗雲が頂上付近をがっしり覆っている感じです。予定通り初日は上河内岳へピストンして聖を翌日としました。聖平小屋分岐で私は荷物をデポ。サブへ切替。友人はデポを完全拒否。大丈夫だろうか体力面はかなり問題無さそうだけど。
ちなみに昼食は中休止を何度か入れる時におにぎりを1つずつ消化して行く方法で昼食タイムは無しとしました。時間優先ですね。
さて上河内岳へは行きは2時間半。帰りは1時間半。小屋には早めに着きたいので早々に移動開始。途中稜線から何度も聖を見ましたが雲は消えず。また上河内も登りだすと徐々にガスで覆われていきました。風景が楽しめる稜線だったのですが、当然登りが多く、途中の南岳で中休憩。さらに進んでようやく上河内岳へ到着。頂上では若干ガスが切れて風景を楽しむことができました。
帰りは体力が事切れそうな友人とともに小屋へ。登りが多ければ下りも多い。中々ハードな下りでした。
初の小屋泊まりで戸惑いながらもチェックイン。とりあえずビールとコーラで今日一日を労い合う。明日の準備を進めつつ夕食を待つ。夕食では同じテーブルになった方と色々と話し自分のまるで知らなかった情報をいくつも教えてもらいました。本当に勉強になります。もちろん夕食も美味しく頂きました。人(U_U
さて明日の算段。明日はご来光が見たい。計画より早い起床となるも逆算するに2時に出発で釣りが来る。7時間も寝られるなら余裕と就寝。
私の聞き違いで2時起床。本当は1時半起床だったのね・・・スマソorz
少し遅くなって2時半発。少し急いで登る。
東の空が白んでくると、昨日眠れなかったのたまった友人Sのカメラマン魂が点火。山頂へ猛プッシュ開始。難なく日の出前に山頂へ到着。
山頂は登っている途中から分かっていましたが、独占状態。
しかも昨日のガスは嘘のように360度の展望。やはり頂上は朝ですね。
2時間。奥聖を含めずっとご来光やら赤石、標榜、南方、中央やら北アなどの写真をひたすら撮っていました。奥聖へ道程で今年初めての雷鳥に会うことができました。
だいぶ明るくなって来て他の登山者の方々もどしどし登ってまいります。
散々頂上を満喫したので下山開始です。
行きに楽しめなかった小聖に寄りつつ薊畑でデポした荷物を回収。
またあの長い下りに悩まされつつゴンドラで腕をダルくし、危険な崩壊を回避して便ヶ島へ。ここからは自転車でダウンヒルアタック!猛烈にプッシュしてなんと30分で走破。ロードバイクとは違うオフロードも中々面白いなと感じました。
帰りの食事はかぐらの湯で、温泉は私の要望で塩吹館となりました。
色々とハードな事も多かったですが、それを補って有り余る絶景を満喫でき、有意義な山行でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する