百四丈滝 物好きの聖地
- GPS
- 12:21
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 2,404m
- 下り
- 2,406m
コースタイム
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 11:13
天候 | 晴れのち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
厳冬期の百四丈ノ滝も近年定番になりつつある。今日は天気もイマイチでどこへ行くか迷ったが、滝を見るなら悪天でも良いだろうとガスと雪の中今日も行くしかなかった。
一里野スキー場からすでにカチカチ注意報、おまけにゲレンデ上部では全層雪崩も起きていて最近の高温と雨で山は険悪な状況となっていた。
加賀禅もカチカチガタガタで少しでも油断すれば谷底真っ逆さまの険悪尾根となっていた。全く気の抜けない尾根で唯一のオアシスが奥長倉避難小屋であった。
しかし美女坂を登り切ってもガスで視界は良くなかったがここまで来て手ぶらで帰るわけにはいかない。カチカチガス斜面を痺れる緊張の滑りで百四丈ノ滝がうっすら見えた時は安堵した。これで山Kも心置きなく東京へ行けるだろうと、、
滝壺は例年の半分くらいの高さであったが迫力はすごかった。氷柱群にあまり寄らないように注意して滝壺を鑑賞したら帰るのみ、ツボで登り返してカチカチの美女坂は痺れる滑りだった。
帰りの加賀禅は効率的に進んでフィナーレはハライ谷であった。右岸や左岸を行ったり来たりパウはなかったが早く降りられればスレで十分、すっ飛ばして一里野へ帰還してスリリングな一日は終わった。
まあこの天気で百四丈ノ滝が行けたことは満足です。寝てる場合じゃなかった。
滝鑑賞もこれで3年目、今までで一番厳しい条件での山行だった…
ゲレンデからいきなりカチカチ、ゲレンデトップからの尾根もカチカチでクトーをつけたいところだけど、アップダウンもあるので付けていると引っかかって危ないしスピードも落ちる。しかし落ちたらダメな斜面でクトーなしではヤバいと思ったのでつけたり外したり忙しかった。
ラッセルは体力的にきついけど精神的には楽、今日はカチカチで神経をすり減らしたので精神的に疲れた。美女坂は登りはアイゼンで、下山はカチカチの痺れる滑りだった。先生のコース取りのおかげで無事コルまで着いたときは安堵した。
天気は予報通り時くらいから崩れてきたが滝鑑賞は近づくにつれはっきり見えてきてテンションは上がった。やはり間近で見ると迫力が違う。苦労してきただけに感動も倍増だった。
しかし帰りもまだまだ気が抜けない、最後の最後ハライ谷もアドベンチャー感満載で無事ゲートに着いたときは本当に安堵した。たまにはこういうピリッとした山行もいい、毎回はちょっと…だけど
先生、大魔人さんに導いてもらって無事帰還出来た。山Kもラッセルありがとう。もっと精進します。
先週の水曜に滑った清浄ヶ原はモンスターの聖地、そして百四丈滝は物好きの聖地なので物好き4人で行ってきた。
深夜0時過ぎに全国で一番登山者に優しい一里野温泉スキー場を出発、カチカチのゲレンデは斜度を増すとビビンバ…斜面は優しくなかった。
尾根に取りついてもカチカチでクトーを付けたり外したり…ボスはクトーを使っていなかった。魔法のシールを使っているん…?
5時間以上かかって奥長倉避難小屋に到着、これフルラッセルより時間がかかってるじゃん。中々のしびれる加賀雪庇道でした。
小屋でまったりして核心部に向かう。今日の美女坂は滑落すれば死んでしまうだろう。板を担いでアイゼンを履く、厳冬期に何度も通った美女坂で下からアイゼンを履くのは初でした。
蹴りこんで登る、後ろを振り返るとおじさんが落とし穴にはまっていた…お決まりです。慎重に登り上げる、頭手前でやっと明るくなってくれた。
台地は視界がある方だけど樹木が無くなればホワイトアウトの3丁目ほどでした。天池台地の下降点はGPSで確認してシールを剥いだら突入。
氷化のミックス大斜面は慎重に、今日の滑りは5丁目、いつもは1丁目の大斜面である。
ぼんやりと見えだしたドーム、近づくといつもより小さく迫力に欠けるけどボスがドームに滑り込み比較するとやっぱデカい。日本でこんなの見れるのは百四丈滝だけなんです。初めて見る山Kは感動していた。
写真をたくさん撮ったし帰る、登り返しはアイゼンで。ふくらはぎに負担がかかります。
登り返せばいつもは楽しみの美女坂だけど今日はビビり坂、視界のない坂はビビりでした。大倉尾根は登りツボ、下り滑走…歩荷の日でした。
ホンマの楽しみはハライ谷だけど試練だった、際どく繋がっていたのが幸いで渡渉を覚悟してました。
終わってみれば過激だった加賀禅定道の半分、白山に行っていたら超過激だっただろう。お疲れ三四郎。
冬の百四丈滝鑑賞へ
ゲレンデからもうカチカチでクトーが要る
下手にトラバースできないので巻きも無理
シールで下るときはクトーが邪魔なので付けたり取ったりを繰り返して奥長倉避難小屋へ
これラッセルと同じくらい大変かもしれないです。
当然美女坂も硬いのでアイゼン、今日は魔女坂でした
頭までいくと視界あまりないけど近づけば滝は見れそうということで進む
滝への300mの下降は慎重に外足荷重で斜滑降とシュテムターンでやり過ごす
滝壺はいつもより小さいらしいけど十分すごかった。やっぱり厳冬期に見るのがいいよと言われてたので見れて良かった
登り返しは急なので担ぎ、登ってる間にうっすらパウダーが積もっていて滑りやすかった。以降しかり場分岐までアップダウンが複数あるけど硬くてツボでも沈まないのでシールはつけずにシートラを何回かこなして分岐まで行った。状況に応じて一番効率いい換装の判断ができるようになりたい
ハライ谷はいつもならパウダーなのかもしれないけど今日は雪が少なくデブリもあってアドベンチャーな感じだった。右岸と左岸をトラバースして無事林道合流で車に帰還、きょうもお金で買えない景色が見れました!
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