七兵衛山〜打越山〜油コブシ〜長峰山〜シェール槍〜新穂高〜摩耶山
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- GPS
- 11:02
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 1,990m
- 下り
- 1,977m
コースタイム
- 山行
- 9:42
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:02
天候 | 晴れ/薄曇り/曇り/小雪/雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰路 - 阪急電鉄神戸線の王子公園駅より乗車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 標識は適度にあり、現在位置や進路の把握はしやすそう。 所々でややこしく感じる箇所もあるとの印象。 岩っぽい箇所があり、花崗岩が風化などで滑りやすそうな状態になりがちなようで、危険ではないにしても注意して歩きたいですね。 ■シェール槍 『山と高原地図』では、破線のルートとなっています。 山頂直下は急斜面の岩場となっていて、一定の注意は必要だと思われるけど、難易度はあまり高くなく、普通に対処すれば良いでしょう。 ■新穂高 東側は笹原の中に道は続いており、ルートは明瞭。 山頂を経て、西側は踏み跡が不明瞭だったり、分散していたりで、ルートから逸れてしまいやすい所があるとの印象。 西側からアプローチするのが無難かと思われます。 ■その他 長峰山の登山口については、伯母野山町側は私有地のために通行不可との掲示があったので、今回のルートでもある大月台側からのアプローチとなるよう。 この辺りに詳しい方のレコを参照するのが良さそう。 |
写真
感想
雪山へとの思いもあるものの、ためらいも同じぐらいあるように感じてしまう。
天気が良ければとの条件で比良山系も考えていたのだけど、曇りがちで雪の可能性もありそうなので、好天が見込まれる六甲山系に行く事にする。
初めての山へ行っておきたいのに加え、お気に入りの場所も外したくはなく、ちょっとややこしいルート設定となり、少し不安を抱えつつの山行となりました。
芦屋川駅からスタートし、まだ暗い住宅街の中を歩いて行きます。
早くも下って来られる方がちらほらとおられ、何人かと挨拶を交わしながら進んで行き、滝の茶屋を通過。
いつものようにラジオ体操をしている方々がおられ、ここならではの雰囲気となっている。
まだ暗くて、フラッシュを使っても高座の滝をうまく撮影できず。
ヘッドランプを準備して登り始めるものの、すぐに不要となる。
ひんやりとした空気の中、岩場の中に続く道を登って高度を上げて行く。
時折、振り返ってみると、次第に明るさが増すにつれ、辺りは色合いを帯び始める。
まだ人は少なく、静かな時間が心地良い。
日の出を迎える前に岩場を過ぎ、樹林帯へ。
少し進んだ辺りで太陽が雲から顔を覗かせているのが見え、ささやかな幸福感が湧き上がり、良い一日になりそうな予感に包まれる。
その先の展望所では、朝日に照らされた大阪湾が見え、このタイミングで雪がふわふわと舞い始める。
風吹岩に寄り、横池へ。
水辺の湿った部分は凍っており、雪が降っているのもあり、寒々しい風景になっている。
南側の尾根に乗り、お気に入りの展望所へ。
特徴的な姿の松の木がいつものように出迎えてくれて、心地良い時間が流れる。
雌池を経て、その先の一帯は樹木の間引きが行われていて、明るくすっきりしている。
雪でいつもほどの好展望ではない七兵衛山、地味な佇まいの打越山を経て、先へ。
数人の登山者とすれ違いつつ進んで行き、住吉川に出合う。
幅広の道を歩き終えると、住宅街となる。
iPadで確認しつつ進んでいると、柴犬を連れた地元の方が声をかけて下さり、道先を少し教えていただく。
ワンちゃんの可愛らしい目が印象的でした。
何とか渦森展望公園に到着し、一段高くなった所からの展望を確認後、公園の端へ。
再入山し、下から見えていた鉄塔を通過、分岐では緩やかなルートを選択。
5人組ぐらいの女性グループがおられ、その先ぐらいでまた少し雪が舞うのだけど、もう長続きはせず。
分岐にて左折し、ゆったりした雰囲気の道を進んで行き、油コブシに到着です。
先着の方は小型犬連れで休憩中で、少しお話し。
地元の方にとっては、なじみ深い山のようです。
下山の途に就き、少し下った辺りに休憩適地があったので、そこで昼食にします。
さっき聞いていた通り、階段が多く、やや単調に感じてしまう。
最後は人の手が入って平和な風景が広がる一帯となり、登山口に到着。
再び住宅街となり、iPadを頼りに移動して行きます。
きちんと事前調査していなかったのだけど、写真33の地点から無事に入山。
以前に長峰山に来た時は別ルートで登ったと思い込んでいたのだけど、後で再確認してみると、登山口は別ではあるけど、このルートでした。
つまり、記憶に残っていなかったという事ですね。
改めて振り返ってみると、送電線の下を通過する辺りとか、何となく記憶があるような気がしなくもない。
地味なルートが続き、方向転換して傾斜が緩む辺りになると、尾根はすっきりとして雰囲気は良くなる。
他のルートと合流しつつ進んで行き、見覚えのある岩塊へ至る。
これを登ると、長峰山山頂に到着です。
以前に来た時は霞んでいて展望は得られなかったのだけど、今回は六甲らしい好展望となっていて、良い感じ。
ただし、岩場で落ち着かず、三角点の撮影を忘れてしまうぐらい。
でも、前後のルートなどを含め、良い山だと思う。
予定通りなら、カスケードバレーを下って、山寺尾根で摩耶山へというはずなのだけど、疲れ始めているし、時間も心配になりつつあり、予定を変更すべきかと悩みながら進んで行きます。
分岐に男女ペアがおられ、そこの掲示に長峰山の登山口の辺りが私有地で通行不可と示されており、通行可能かどうか知りたいとの事。
特に問題なく登って来たので、そう伝えて、先へ。
しかし、方向を確認しないまま進んでしまって道間違いとなり、引き返す。
分岐の掲示を改めて確かめると、大月台側ではなく、伯母野山町側が私有地で通行止めのようで、さっきのペアが無事に大月台側へ進んでくれればと願う。
結構な疲れを感じながら杣谷峠へ至り、短縮プランに切り替える事にし、穂高湖へ。
向こうに見えるシェール槍が美しいシルエットで佇んでいる。
周回路を進んで行くと、水面を縫うようにカワセミが対岸へと飛び去って行くのが見え、目を奪われる。
シェール槍への取り付きから登って行き、山頂直下の岩場も問題なく通過。
今回は無人のシェール槍山頂に到着です。
長峰山の山頂ほどではないけど、こちらも高度感があって落ち着かない。
岩場を慎重に下り、穂高堰堤を経て、徳川道へ。
笹原の中を上へと続く踏み跡が見え、iPadで確認してみると、ここが新穂高への登り口のよう。
道はずっと笹原の中に続いていて、分かりやすい。
疲れはあるものの、特に問題なく新穂高山頂に到着です。
問題は下りで、不安なまま先へと進んで行きます。
少し下って行った辺りで、登って来られた方と出会う。
この先の状況を少し教えていただき、ちょっと気が楽になる。
P609の手前ぐらいで岩場に出合う。
当然ながら、ルートはここを巻いて進むよう。
できれば、P609を踏んでおきたいと思うのだけど、僕の技量だと、仮に登る事ができたとしても下りられない可能性があり、見るだけにするのが良さそう。
などと思って通過しようとしたら、ここなら大丈夫そうな所があり、登ってみる。
無事に登り終えると、それなりに好展望で充実感はある。
ただ、P609は少し離れた位置にあるような?
落ち着かないし、どこを登って来たのか忘れないうちに下ります。
無事にルートに戻り、先へと進んでいると、どうも踏み跡が頼りないように感じられ、確認してみると、隣の尾根を進んでいるようなので、引き返します。
正しいルートの方へと向かっていると、先程の方がやって来られ、デポしたザックが見つからないとの事なので、探すのを手伝う事にします。
踏み跡が分散しているとの印象で、この辺りはややこしい。
数分後に何とか発見、同行して下って行きます。
同行者さんは穂高岳にも登った事があるそうで、歩いている姿を後ろから見ていても熟練ぶりが伝わって来て、離されないように付いて行くのがやっとです。
それでもルートは分かりにくく、違う方向へ進んでしまったりも。
でも、鉄塔の辺りは階段を登って来られたとの事で、すぐに間違いに気付き、軌道修正。
自分独りだと、どうなっていた事やら。
無事に下り終え、お礼を言ってお別れです。
疲れが溜まっており、摩耶山への道が遠く感じられる。
摩耶山からの下山ルートも変更が必要かと思いながら、重い足取りで進む。
舗装路に合流、疲れているせいか、何も考えずにそのまま舗装路を進んで行く。
掬星台の手前のトイレでは、水道から湯が出て来て、びっくり。
観光地なのですね、ここは。
掬星台に到着し、疲れで心ここにあらずなまま展望台へ。
多くの人がこぞってやって来るだけの素晴らしい展望なのは間違いない。
パンとドリンクゼリーでエネルギー補給を。
下山ルートを再検討し、以前に登りで使った上野道で下る事にします。
その前に摩耶山へと向かい、三角点へ。
P702はまた今度とし、下山の途に就きます。
歩く距離は短くて済むのだけど、階段が多く、疲れている足には優しくない。
史跡公園を経て、かつての天上寺の参道の雰囲気が色濃く残る階段をえっちらおっちらと下って行きます。
所々で展望が得られ、今回は展望尽くしの山行だったなと思う。
何とか下り終え、登山口に到着。
残り少ない元気をかき集めて歩いて行き、王子公園駅にてゴールです。
今回はアップダウンを繰り返す予定を組んでしまい、登りの際の暑さとその後の寒さのギャップが影響したのか、いつも以上に疲れる山行となりました。
掬星台からロープウェーとケーブルでの下山も頭をよぎったぐらい。
これでも予定を短縮しており、そもそもの予定に問題ありのはずなので、改善するようにしないと。
まあ、簡単にそうできれば、苦労しないのだけど。
そんな中ではあったけど、各所で展望を楽しませてもらい、六甲らしさを堪能できた山行だったと思う。
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