爺ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,492m
コースタイム
- 山行
- 0:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特になし |
その他周辺情報 | 爺ヶ岳登山口周辺のすべての駐車場が満杯で、扇沢駅の有料駐車場もほぼ満杯だったが、数台分のスペースを見つけて駐車。 その後、市営の無料駐車場の200m手前の駐車場が開放された。係員によると、この駐車場は有料駐車場が満杯になった時点で、充分に儲けたから無料で開放してやろうと言う土地所有者の有難いおぼしめしによって開放されるとのこと。もう10分遅く着けば駐車できたと言うこと。何と傲慢な…。まぁしかし、考えてみると夕方のスーパーのお刺身半額セールと同じなのかな…!? |
写真
感想
山のあしおと小学校主催の山行『夏の名残りのアルプス・爺ヶ岳登山』は、当初大町〜松本市周辺の会員とその家族数名程度の見込みだったが、森くらの常連であるOnちゃんことOndaさんが協力してくれることになり、森くら関係の参加者がドッと増えて総勢15名と膨れ上がってしまった。15名の内訳は小2〜中3の子ども達6名と若者から高齢者を含むおとな9名。1人でこの人数を掌握するのは無理であるが、Onちゃんと言う強力なスタッフの参加を得て若者や中高年を彼に任せ、子ども達の引率に専念して全員を南峰まで登らせることができた。
出発当初は15名が数珠つなぎになって歩いたが、ゆっくりのペースで歩き、次々と登って来る多数の登山者に道を譲るうちに集団が長く伸びてしまったので、駅見岬の休憩時から子ども達のグループと森くらのグループを分けてそれぞれのペースで登ることに切り換える。Sin君と言う19才の若者がいて、彼が2つのグループをうまくつなぐ伝令役を果たしてくれたので、双方の様子がある程度分かると言う安心感もあった。
子ども達のグループは、先の鍬ノ峰登山の時、丈余の笹薮を笑いながら転げ落ちてつわものぶりを発揮した元気者のMah(小2女),しまなみ海道を歩いたTub・Azr兄妹(小6・小5)とMyn(小5女),Mynの姉で初参加のAya(中1女),森くらから参加のIzu(中3男)等6人の子ども達とおとな3名の合せて9名。
柏原新道はケルンを越えて種池小屋が見えてからが長いが、天候さえよければ体の軽い子ども達は何の心配もなくスイスイと歩いて行く。ケルンの先の崖っぷちの道と、アザミ沢と言う沢を挟む前後のガラ場の通過に気をつけるだけである。
7:30にケルンを通過。同:54駅見岬で休憩し、Onちゃんが用意してくれた拡大地図に通過時刻をプロットさせる。以下、小休止を挟んで8:56石畳,9:05〜27水平岬で休憩,9:30,9:36石ベンチと、めまぐるしく現れる看板を通過し、9:40にアザミ沢のガラ場に差しかかる。ここを慎重に越えて安全な場所で最後の休憩を取った後、『種池小屋まで自由に行っていいよ』と子ども達を開放。元気者達は一目散に小屋をめざし、初参加のAyaと兄妹の母、断糖生活者でアルプス挑戦3度目のY女史等が残り、それぞれのペースでゆっくり登って10:38に種池小屋に到達。前後して後続のグループも着く。登山口から4時間33分で予定より18分遅れ。
南峰まで登って昼食と言う予定を変えて先に種池小屋で昼食を摂り、1時間後の11:38から空身で出発。元気な者は中央峰まで行って来てもいいことにすると、Sin君,Tba、Izu等が飛び出して行き、その他大勢が南峰に着く頃にはケロッとして戻って来ていた。
山頂への道は所々にウラシマツツジやミネカエデの紅・黄葉が見られ、またナナカマドやコケモモの赤い実、シラタマノキの白い実,ガンコウランの黒い実、タテヤマリンドウの碧い花等が見られ、遠景には剣岳の荒々しい山稜,爺ヶ岳の北峰に続く稜線の先には鹿島槍ヶ岳を望むことが出来たが、そのいずれもが一部を雲に隠し、全貌を見せることはなかった。それでも好天の部類に入る登山日和に恵まれたと日だったと言えようか‥。
自分は13:39に南峰に到達。8月7日の燕岳以来1ヶ月ぶりで今年に入ってわずか10回目(冬山はゼロ)と、極端に山行回数が減っている分だけ体が思うように動かず、きつかった。
12:49に全員揃って写真を撮り、南峰のタイムリミット13:00に余裕を残して種池小屋に下る。13:45下山開始。14:06にガラ場を通過し、14:27、石ベンチで休憩。後続隊もすぐに合流。
15:06駅見岬までトップで下って来たが、兄弟のお母さんが足を痛めているらしいとの情報が入ったので、Sin君に先頭を任せてケルンまで下って待つよう指示し、兄弟の母とY女史が下って来るのを待つ。そこからはOnちゃんのストックを借りて見守りながら下るが、駅見岬から先の下山路は意外と長く、かなり時間がかかった。
途中からOnちゃんとY女史にサポートを頼み、お母さんの危機を心配して待っていたTubを含む4人を残して一行を追い16:44下山。お母さん達も何とか頑張って17時頃全員が下山し、予定より40分遅れで終了となる。
今回はOnちゃんと言う強力なリーダーとSin君と言ういかにも若者らしくきびきびと動いて労を厭わず、かつ子ども達の兄貴分的存在として何かと面倒を見てくれた2人のサポートを得たことが大きな収穫だった。
OnちゃんはCLとは名ばかりで何も用意せず、出たとこ勝負の自分と違って、前日の打ち合わせ会で拡大コピーした地図を用意してくれたり、天候等の情報もしっかり頭に入れ、また当日は不測の事態を想定して4ℓもの水を担ぎ上げたりスポーツドリンクを用意したり…と、至れり尽くせりで、しかもメンバー全員に細かな気配りを忘れない‥等々、理想的なリーダーぶりを発揮してくれ、今後、このメンバーで行くとちょっと楽ができそう‥、等と不埒なことを考えている次第。
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