9歳児とさまよう雪の松田山から寄の蝋梅まつり
- GPS
- 04:31
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 734m
- 下り
- 517m
コースタイム
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 4:30
天候 | 晴れ でも富士山はがっつり雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:富士急湘南バス「寄」バス停から新松田駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
最明寺史跡公園下の行けそうな登山道はほぼ廃道でした |
その他周辺情報 | 松田町寄ロウバイ園 |
写真
感想
1月。まだ寒いからあんまり外歩きしたくない。
なので小田原あたりのちょっとした山に行ってみよう、そしてロウバイ祭りも見てみよう、と決めた。
このあたりの山のことはあまりわからないけれど、松田山という手頃な山があるみたい?
じゃあそこに行こう、柑橘シーズンだからいいのれば買おう。そんな感じであまり深く考えずに小田急線のロマンスカーに乗り込んだ。
本厚木で各駅停車に乗り換えて、新松田駅で下車。ここから山のほうに向かう。高速道路をくぐると坂、このあたりの桜がもう咲いていた。
みかん畑の中の坂道を登っていく。松田ハーブガーデンというのがあるみたいだから寄っていこうか、と思ったけれど残念ながら道が1本ズレていた。やがて西平畑公園の自然館というところに着いた。ミニSLが走っていて息子は乗りたそう、だけれど今回はパスしておきましょうね。また今度。
公園のような山のような谷を通り抜けると、見晴らしのよいところに出た。コキア園らしいが、コキアのないこの時期は休業中。ひだまりのような見晴らし台でひと休み、小田原方面が一望できてなかなかいい。ただ富士山だけは雲の中だった。
コキア園から車道をしばらく進む。道端の、畑とは思えない荒地のようなところにみかんがたわわに実っていて少しもったいない。
木の敷かれた山道に入って気持ちよく歩くも、またすぐ車道に。息子さんのテンションが下がる。少し進んだところ、車道をショートカットするようにヤマレコ地図上にトレースがついている。切り通しのようになっていて、こっちを進んでみた。
が、もう完全に廃道といった趣きで、倒木と枯れ草の嵐でろくに進めない。途中であきらめて、坂をよじのぼり上方に見えた車道に戻った。息子さんは道端の雪をにぎっては投げることに専念している。
ゴルフ場への道とわかれてすぐに、最明寺史跡公園というところに到着した。大きな広場があって、真っ白に雪が積もっていた。この時は東京には雪がまったくなかったから、息子さんが犬のようにはねまわって喜んでいた。
山頂まであと少し、軽い登り。しかしまさかの雪である、装備などなにもないのでめちゃくちゃ滑る。ゆっくり気をつけて登って、
山頂に到着! 松田山に登ったよ!
……。うん、まあ、山頂なのだけれど。裏手はゴルフ場、景色もあまりない。過去イチ、達成感のない山頂である。なぜここにしたのか、、、おとなり高松山と混同していたのか。今となってはよくわからない。
さてまあ気を取り直してお昼にしよう。火をおこしてカップスープとカップ麺をいただく。寒いからあったかいやつね。
山はちょっと不完全燃焼だったけど、今日の第2目的地はロウバイ祭り! この山をおりて少し歩けば着くよ。
……と思っていたのだけれど! 直接くだる道が通行止め!!
しかたなく、案内板にこれでもかと書かれていた迂回ルートを進む。これかなり遠回りじゃないのよ、、、
まあ仕方ない、のんびりくだっていこう。里から里へ向かう昔ながらの峠道、少し雪もかぶっていて風情がある。
道はいったん高松集落に出る。アスファルトの道を少しのぼって、送電線のわきからまた里の道へ。「ヒルの猛攻に注意」なんて看板がある。ちょっと勘弁してほしいよね。
ゆるやかなくだりを歩き続けて、やがて建造物が見えた。開けた場所に到着、ここは寄集落最南端の釣り堀である。ひとまず、山歩きはこれにて終了。
寄集落は南北に長い。ロウバイ祭りの拠点となる寄自然休暇村管理センターまで、2キロちょっとの道のり。ここまでわりとあてのない感じで歩いてきたので、その「あてのない歩き」が2キロの追加になった。家族3人、ぐったり。
川沿いに30分ほど歩き、ようやく寄自然休暇村管理センターに到着。この時点で午後3時過ぎ、ロウバイ祭りは4時まで。時間がないじゃないかとカンカンに怒る妻をなんとかなだめて、ロウバイ祭り会場への送迎車に押し込んだ。
その日最後の時間とはいえ、午後の陽射しに照らされた一面満開のロウバイは本当に見事だった。香水のようなロウバイの花の香りも濃密に漂っていて、天国のような空間。花を楽しみつつ、息子さんはフードコーナーのこんにゃく串をひたすら食べていた。長い距離、あてもなくさまよった甲斐がやっとあった。
閉園とともに自然休暇村センターに下り、寄バス停から新松田駅へ。バスから真っ赤に燃えるような夕焼けが見えた。
このあと小田原に寄って、やたら本格的なベトナム料理を食べてロマンスカーにて帰宅。ユルすぎる計画のせいでどうなることかと思ったけれど、まあ、なんとかなった1日だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する