ワッフ音にビビる日照岳
- GPS
- 05:29
- 距離
- 7.6km
- 登り
- 1,025m
- 下り
- 1,023m
コースタイム
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 5:29
天候 | 小雪〜晴れ間少し |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
水
食糧
行動食
バックパック
使い捨てカイロ
ピンチ缶
ヘッデン
予備電池
メガネ
GPS
笛
コンパス
ナイフ
非常食
タープ
無線機
スリング
予備インナーグローブ
保温ボトル
防寒グローブ
ビニー
バラクラバ
ハードシェルジャケット
ゴーグル
オーバーグローブ
アイゼン
ビーコン
ゾンデ
スキーヘルメット
スキーシール
スキー板
スキーアイゼン
シャベル
シールメンテキット
兼用靴
ウィペット
ウエストバッグ
ウェラブルカメラ
|
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感想
パウダー祭りの開催だ。
初日はどこにしようか。
ソロだし天気予報はあまり良くない。
こんな時は高標高、マイナーエリアを避けるのが定石。
で、日照岳。
人気の山だから人居るよね?と。
初見なのだが、難しそうな所なさそうなのでダイジョブでしょ。
金曜夜に現地移動車中泊するも、除雪作業待ち&朝のお勤めで道の駅まで往復したりとスタート遅くなった。
7時過ぎに国道脇の駐車スペースに移動すると、車は一台だけ。
??人気の山では無かったのか。
準備をしていると更に一台到着。
男性女性のお二方にご挨拶してからスタート。
後に前後して登る事になり、色々お話させていただく中でchikau_sさんのお知り合いと判明。
やっぱり中部北陸エリアの山スキーヤーは、間に一人入れば全員繋がっている。
中間部をラッセル回しで登ったが、小柄な女性なのに登高ラインを上に立てていくアグレッシブな方だった。
元気一杯って感じのかわいい方で、普段オッサンだらけの中で山スキーやってるので微笑ましく感じた。
途中彼らが一本立てると言ったタイミングで、私は汗を掻いていて冷えるのを避けてそのまま先行。
EL1550付近の細尾根になった所で尾根芯に樹林濃く、クライマーズレフトから巻くことにした。
チョイ雪庇出ていたので慎重に侵入、数メートル進んだ所で「ヴォン!」と重低音。
対面の谷で雪崩が出たかと見回すが、らしい感じは無い。
そもそも雪崩だと多少はゴゴゴと響くが、短音で一回だけだったので雪庇崩落の音に似ていた。
なんだったかな?と視線を戻すと足元にクラック。
覗くと深い。
慌てて尾根芯から生えてる樹木の枝を掴む。
確保は安定していたので、クラックを切り崩して中を確認すると、50センチ程下のガリ層まで到達していた。
これはマズイと行こか戻ろか。
基本的にスキーの場合戻ると刺激が大きくなるので、安全に進む方法を模索する。
幸いな事に手の届く位置に尾根芯からの枝が続いており、モンキーで脱出。
ホッとして振り返るとお二人の姿。
トラバースに侵入せず、尾根芯突破で進むように伝えた。
その先の尾根は初見ともあり、アップダウンの様子が判らず巻きを作った方が良いだろうと、クライマーズライトにトラバース。
もう少しで山頂下になるので尾根に上がるか、と見上げるとお二人は尾根芯を進んでいた。
あ、そうなのね、アップダウン無いのね…。
無駄な巻きを作った気もしたが、正解の無いパズルを解くのも山スキーの面白さ。
山頂に三人で同時に到達。
先行のツボの方は更に先に進んでいた。(後にヤマップで記録を拝見、なかなか強い方でした。)
山頂で先ほどの音について情報交換している中で、もしかしたらあの音は自分の足元で起きた破断のワッフ音だったのかも
?と考察。
さて滑走だが、お二人にファーストを譲っていただいてありがたく滑走開始。
山頂付近の尾根をこなして、P1534の下の開けた所でパウダー斜面にドロップ。
強めのターンを入れたら「ヴォン!」
あかん、ワッフ音だ。
ターンを止めて斜滑降で脇に逃げる。
登りの音も足元で出た音が対面の谷に反響して他所から聞こえたように感じたのだろう。
そろりそろりと高度を落とし、斜度が緩んだ所で再度ターンを刻んでみる。
さらり、とターンしてみたら平気だったが、その後の強く踏むターンでまたも「ヴォン!」
…引き際だ。
尾根に寄せてギルランデで高度下げ。
EL1200まで我慢してから谷に入り直した。
尾根脇を様子見ながら進むと安定している様子。
したらばと谷に侵入。
ここは少し木が多かったが、まずまず楽しく滑れた。
調子こいて滑っていたら下部の沢の処理に苦戦。
SBクラッシュの前科持ちは慎重になる。
渡れる所探して何とかクリア。
駐車地に戻り片付けをしていたら、お二人も帰還。
無事下山こそ登山の最大目標、明日もご安全に!
コメント
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なかなかスリリングな展開だったのですね。
今後ともお互いに気をつけていきましょう。
さて、私の知り合いってことで、誰かな〜って
考えていました。
今シーズンまたお会いしましょう!
この週末は各地で高リスクでしたね。
警戒して比較的低リスクと見込んだ日照岳でしたが、ヒヤリハット事案となってしまいました。
登りでの異変を正しく見積もれば、谷滑走は控えてトレースバックが正解だったと反省しています。
お会いした方については個人情報の観点から詳細を控えましたが、今月初めにchikau_sさんと日照岳を登った方。
良い思いをしたので再訪したとか。
数珠繋がりで交流が拡がるのも山スキーの楽しさと思います。
またどこかで宜しくお願いします。
レスありがとうございました。とにかく、ソロでは感覚が研ぎ澄まされますね。たまにソロ山行もしなければ。
知り合いのヤマスキーヤーとも近々会うと思います。繋がりが広がっていって嬉しいです。
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