浅草岳ヤスノ沢BC



- GPS
- 07:35
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,223m
- 下り
- 1,231m
コースタイム
天候 | 曇天。山頂付近で風速10〜15m/sあったがそれ以下では気にならないほどの風。クラウドベースは高く眺望はバッチリ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スタートから脛付近のラッセル。先行者がいたのでトレースに乗らせてもらう。 雨か日差しか分からないが、前山手前から所々完全なるアイス。雪の乗っているところを選んで登頂。 強風だったが、山頂を下りてしまえば問題なし。 天候は曇りで起伏が判別しにくかったものの、ほぼベストコンディション。 前山から南西側を1530m地点より滑走して1410mまで落とす。 そこから尾根に登り返してからメインのヤスノ沢へドロップ。 ヤスノ沢は少し重たいクリームスノーだったが斜度もあり、滑走は十分楽しめた。 1460mから1100m付近まで一気に下り、夏道に戻っての周回。 帰りは湿雪の重たい雪で、湿雪点発生雪崩に気を付けながら下山した。 |
その他周辺情報 | おいらこの湯は定休日 |
写真
装備
個人装備 |
GPS
ビーコン
ゾンデ棒
シャベル
ヘルメット
ゴーグル
ウェイペット
アイゼン
ツェルト
エマージェンシーシート
エイドキッド
ガス
コッヘル
防寒着
|
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備考 | クトー、アイゼンはあっても良かった |
感想
4日前に雨が降ってから降雪があったのでコンディションが心配でしたが、落ち着いているだろうと踏んで浅草岳へ。
条件が悪そうなら登り返しでいいけど、良さそうなら前岳手前のヤスノ沢滑走を目論む。
まずは山頂を目指す。新雪で脛まで行かないくらいのラッセルだが、先行者が3パーティーほどいてそのトレースを使わせてもらった。
途中で1パーティー抜いてそのまま山頂まで。
それにしても眺望のある曇天でスキー登山としては最高のコンディション。新雪が重い感じもするが、標高を上げればパウダー滑走が期待できる。曇天だと雪が良い状態で残るのでありがたい。
カヘイヨノボッチのトラバースがいつも怖いのだが、まだ2月ということもあり、雪がしっかり付いているので怖さはなかった。先行者のトレースもありがたい。
前岳に差し掛かると雨か日差しで溶けた雪が凍結していて青氷状の完全なるアイス。シールが全く持って歯が立たないが、雪が乗っている所を選んで何とか進む。スキーアイゼンを装着するのが正解かも。スキーアイゼン忘れてしまったので、次回以降は必携装備に追加しよう。
山頂直下は急登な上に薮と青氷が行手を阻むので、シートラでブーツで登攀。こういう時もアイゼンをするのが良いのだろうが持って来なかった。慎重にキックステップを付ける。
慎重に行ったので危ないところもなく浅草岳登頂。やったぜベイベー!
強風(風速10〜15くらい?)に晒されながら記念撮影をして即下山。前山トップまでスキーを担いで装備チェンジをしていざ滑走。
最初はウォーミングアップで沢形状の前山南西にドロップ。雪崩も怖いので安全を見ながらゆっくりと滑った。
先週に板の良い位置に乗るという極意を身に付けたので怖さもなくしっかりと滑れた。少し重めのパウダーだったが、ちゃんと板に乗れていると板が重雪に取られることもないし、取られたとしても前傾になっている分、リカバリーマージンが大きいので、転倒もしなくなった。もっとも沢滑走で転んだらやばいのだが(笑)
振り返って上を見上げると綺麗にシュプールが描けている。まるでちゃんと滑れているスキーヤーみたいだ。俺も少しは上達したものだと感慨深い。50歳前の手習いでスキーを本格的に始めて2シーズン目なのに、立派、立派と自画自賛。
さあ、シールで登り返していよいよ本日のメインイベント。浅草岳のバックカントリーと言ったらヤスノ沢(らしい)。
昨年、崖下のようなヤスノ沢を上手に滑走しているスキーヤーを見て、到底、俺には無理だと思ったが、今ならイケそうな気がする。何しろ板の良い位置に乗るという極意を覚えたのだから(笑)
ヤスノ沢トップから雪が付いて滑りやすそうなコースを目でトレースするが、さすがに怖い。上からはスノーシューのハイカーパーティーが、下からはスキーヤーのパーティーが集まって来て、好奇心の目で俺を見ている。早く滑りたいが、無線のやり取りで時間を取られてしまう。さあいよいよ注目の的。ここで恥ずかしい格好も見せられない。行くしかない。いざドロップ。ギャラリーから歓声が聞こえてちょっと気分が良かった。
ヤスノ沢はさすがに急傾斜地で重力に引っ張られて体が置いていかれそうになったが、そこは意識をして板の良い位置にのる極意を発動。ところどころ体は置いていかれるものの、まあまあ良く滑れたと思う。何しろシュプールの深さが今までとは違う。
1530m地点から1100m付近まで落として、沢底までは行かず、夏道に戻るためにトラバースに切り替える。ここもありがたく先行者のトレースをなぞらせてもらった。
トラバースルートは細かなアップダウンと危険地帯もあるのでトレースがないと難しそう。そしてやたらと長い。夏道のムジナ沢ルートの沢を登り返す手前の尾根あたりでシールを装着して歩行モードに。トラバースルートも険しく、湿雪店発生雪崩が散見された。
シールを貼るって登り返すのは面倒だが、滑ったり、歩いたりできるのもスキー登山の醍醐味。純粋に楽しい。
首尾よく今日登って来た林道に出てあとは風を切ってゴールまで。
今日も7時間ちょっとたっぷりスキー登山を楽しめました。
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