鳥海山中島台より、帰路ホワイトアウト
- GPS
- 09:03
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 1,893m
- 下り
- 1,881m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 9:03
冬の鳥海山は日本海側気候の特色が強く、かなり気難しいです。1シーズンで晴れるのは、両手あれば事足りるくらい荒れるものだと思っています。天気が読めるようになってきてわかったのは以下の特徴です。
鳥海山(日本海側の山)が晴れるのは…
)鵡盞燭泙燭六偉ε貶に高気圧があり、鳥海山に向かって東から風が吹くとき
∩粟の南側の疑似好転域
9盖ぐ議床
鳥海山はかなりライブカメラが豊富な山なので、天気図とライブカメラを見比べるといつ晴れるかが何となく見えてくると思います
△倭粟の接近とともに天気が悪くなり、前線通過後は急速に悪化するのでエスケープ用に考えていた方が無難です。の場合、高気圧が抜けると,竜ぐ鞠枌屬砲覆襪里如比較的長期間好天が期待できます。
ただし、冬の間滅多にそんな機会には恵まれず、冬が少しずつ緩んできたタイミングで移動性高気圧が来る機会を伺うしかありません。
天候 | 朝はくもり→晴れ→高曇り→ホワイトアウト |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゲートを動かし車で先へ進む事は出来る。(自己責任で) 出発地点は、除雪終了点から 秋田より国道7号で朝食込みの下道で2h 帰りは高速利用で75分程度 ホテルなにわから最も近いタイムズカーシェアのステーションは秋田中通でホテルより徒歩1分 つくばー北千住:¥1,100×2 北千住ー秋田(学割新幹線):¥15,800×2 タイムズカー(秋田駅前から)時間+距離:¥9,506 高速:象潟ー秋田中央:¥880 湯の台温泉鶴泉荘(モンベル割):¥300 ホテルなにわ2泊:¥8,560 合計:¥53,048 |
コース状況/ 危険箇所等 |
Co1000mより上で森林限界越える、視界不良時注意 |
その他周辺情報 | 温泉は湯の台温泉鶴泉荘がモンベル割引で¥300 |
ファイル |
計画書
(更新時刻:2023/02/27 00:58) |
写真
装備
個人装備 |
VectorGlide Genius Carbon 177cm
ウィペット×2
Pomoca S-glide
ザック The North Face chugach guide 45
クトー(使用せず)
シールワックス
#3ドライバー
保温水筒
Dalbello Lupo AX 120
YamaTuneの靴下
モンベル Fallline Helmet
Norrona Lofoten 上下
オレンジのPatagonia R1
モンベル トレールアクション7分丈
モンベル エクセロフトJK
目出し帽 finetrack
ジオライン中厚手
ドライレイヤーWarm
モンベルサイクルグローブ
BD ガイドグローブ
モンベルアルパイングローブ
Oakleyの度付きサングラス
Swans HELI-XED
雪崩3種の神器
アイゼン(Blue Ice Harfang)
ツェルト
ノコギリ
無線機
固形バーナーセット(コッヘル含)
7mm×7m補助ロープ
環付きカラビナ
120cmスリング×2
カラビナ×2
GPS(Garmin GPS Map64s)
ナイフ
笛
ヘッドランプ×2
モバイルバッテリー
予備電池(単3&4)
スキーバンド
コンパス
ココヘリ
|
---|---|
備考 | GPSはフル装備でホワイトアウト時本当に役立った |
感想
・天気
前日夜は新雪ありも
風の影響でだいたい飛ばされてたよう
唯一のパウダーは谷に出る直前の樹林。帰る頃には腐ってた
よかった点
・天気図の配置、ドピーカン程ではないが鳥海山でも比較的好天が期待できる北東から気圧の尾根通過+等圧線が疎パターン、高層天気図の配置から850hPaでの風速20kt以下かつ露点十分→晴れるかも→結果的に午前は大当たりで的中したこと
・頂上でのホワイトアウト時正直結構焦った。今までの直下300m程のナビゲーションではなく2200→1000mまでの長さのナビゲーションに自信がなかったが、装備面がバッチリだったこと。専用GPS+低温用の決戦用リチウム電池エナジャイザーだった
・千蛇の門の上部分は大事をとって担いだ点、アイゼンを持ってきており、かつ御室上で変えられた点→実際所々氷だったので大助かり
・ルーファイ、先行者いたが、後半は自分のルーファイも適切に取れてよかった。(結局答え合わせ的に同じ場所が多かったが、)
ATKのビンはヒールサポートが低く、緩く上らねばだが
・ベクターグライドのジニアスカーボン、雪が固くても柔らかくても保持力があって安定してる→あまりハードな横滑りもバタつかない→ポンツーンだと固いと結構難儀するイメージ
・悪雪はプルーク+外傾が割と万能。大腿がつらいけど
反省点
・6:40発と遅出だった。もっと体力ありはやく登れてれば視界があるうちに帰ってこれたのではないか?
・正直、天候変化が激しすぎたが、天気の予想に不安要素があるのなら突っ込まない方がよかったのかもしれない(結局は現地の判断だろうが、、)
・途中敗退の可能性は?→先行者は千蛇の門でスキー滑走を求めてシフトしたが、ピークを狙ってるのであればあの天候での撤退はないと思う。
・滑走時の光不足につき雪面評価ができず転んだ→パンツが破けた→残念
※鳥海の晴れ要素
・高気圧ド直下or北高型or三陸以北に高気圧→できれば東向きの風が吹く気圧の尾根影響下
・高層天気図850hPaでの露点が高い(湿っていない)かつ風速15~20kt以下
→次いで・気圧配置は北東から気圧の尾根接近パターンでかつ高気圧辺縁ではなく、等圧線が疎(東北で1本程度)。
ちなみに南高北低型は天気悪い
南に高気圧がある場合、北側の辺縁に沿って上空では強風になりやすい&西風が吹くので雲が湧き天気が悪くなりやすい(ライブカメラ見る感じ、ただし実は雲海なのかもしれない。風については正しい)→2024/2/12は同じく南高型下界晴れ予報もCo1200以上はガスの中だった様
コンディション
山行前
睡眠五時間、まだ山スキー少なく前日の疲労あり
登山後
手指、右1-3指と左1指アカギレ、両足小指あたるもテーピングでマシに、
左土踏まず水疱あり
翌朝体バキバキ、肩まわりと下半身の筋肉痛
コメント
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コメントありがとうございます。
やはり鳥海山の雄大さはすばらしいですね。稲倉岳もすばらしい斜面でした。
ぜひまたひっそりと訪れたいと思います!
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