毛無山〜十二ヶ岳〜鬼ヶ岳:御坂山地の岩場と快晴の富士三昧。
- GPS
- 09:07
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,213m
- 下り
- 1,225m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 2:06
- 合計
- 9:04
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りは、根場入口バス停(毎時12分)から西湖東口バス停(毎時21分)までバス。所要時間9分、350円、suica可。富士急バスは、西湖周遊(グリーンライン)と路線バス(西湖民宿線)のバス停の位置や停車するバス停が異なるので注意。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道やロープなど、整備されているが、急な岩場(ロープ有り)が何箇所もあり、いわゆるハイキングコースではない。この時期(今日)は岩場の安定したステップも凍結しており、難易度あがっている。チェーンスパイクは必須。 |
写真
感想
御坂山地の十二ヶ岳は岩場のあるアスレチックスなコースとして知られている。毛無山から十二ヶ岳、そこから鬼ヶ岳、雪頭ヶ岳を経て下る、富士山と南アルプスの眺めが良いコースとした。この日は、移動性高気圧に覆われ、天気の心配は全く無かった。文化洞トンネルの西湖側の旧公民館登山者駐車場から出発する。比較的暖かいとは言っても、駐車場でー2℃。トンネルを徒歩で抜け、右側の登山口からトンネルの上に上がって行く。稜線は松林が多く、小さなジグザグで登っている。少し登ると樹間から足和田山の上に富士山が見え始める。3回程小ピークを登ると一度平坦になるが、また登りが始まる。毛無山山頂近くなると樹木がなくなり、眺望が広がる。もちろん富士山が大きい。
毛無山から十二ヶ岳に向かうと直ぐに一ヶ岳の標識、二ヶ岳、三ヶ岳と進むが稜線は左程岩でもない。四ヶ岳からの下りが、初めて急な岩の下りで、ロープを使って下る。後は、比較的岩や石の多い稜線のアップダウンが続く。九ヶ岳は左を巻き、そこから北面に出ると、凍結しており、ここからチェーンスパイクを使用した。十ヶ岳は標識が判らなかったが、十一ヶ岳の標識からは十二ヶ岳が大きく見えるが、この間に大きなギャップがある。その底にある吊り橋まで大きく岩場をロープで下り、吊り橋を渡ると、今度は十二ヶ岳へ岩場を登る。これまでのアップダウンや氷でかなり消耗した。十二ヶ岳山頂には祠があり、富士山の展望が良いが、南アルプスは見づらい。
十二ヶ岳からは西面の岩場も歩いてみたいので、金山へ向かう。最初は稜線上を行くが、一か所、岩場の急な下り、多分30m程があり、ここもロープを使いながら下る。後ろ向きで足場を確かめながらの、岩と氷の下りも大分慣れてきたようだ。その後は徐々に穏やかな尾根になって、登り返すと、分岐点である金山となる。節刀ヶ岳の往復も考えたが、今日の調子ではやめて、鬼ヶ岳を経て根場に下る。金山の山頂は付近の伐採により、富士山が良く見える。金山から鬼ヶ岳へは、一旦下って、雪の上を登ると、山頂の岩が見えてきて山頂へ。鬼ヶ岳は今日一番の眺望である。北面の富士山は雪が少ない。富士山はもちろん、南アルプスは聖岳から赤石、荒川、塩見、白根三山、仙丈、甲斐駒全て見える。八ヶ岳から奥秩父の眺めも良い。
鬼ヶ岳から雪頭ヶ岳へ向かうと、先ず急な下りで、ハシゴで下る所もある。登り返して雪頭ヶ岳となる。ここからは長い稜線上の下り、ジグザグを切っている所が多い。この辺からは南面の下りとなるので、チェーンスパイクを外す。最初は今日の暖かさで、泥濘が多い。その後、落葉樹林の中を下る。一か所、雪氷の箇所があったが、慎重に通過。1300m辺りからは檜の植林がずっと続いて、長い。河原の大きな堰堤に着くと、根場までは近い。県道に出ると右に根場民宿バス停、左に根場入口バス停がある。このバス停間は50mほどだが、両方とも富士急のグリーンライン河口湖方面行が停車する。根場入口バス停から西湖東口までバスで、そこから駐車場に戻った。今日、先行者の歩いた形跡はあるものの、ゆっくりなのに、後から誰も来ないし、山中では誰にも会わない山行となった。
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