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Yamareco

記録ID: 5228167
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

椀名条山から氷室山へ

2023年03月03日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:14
距離
10.9km
登り
744m
下り
742m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:56
休憩
0:20
合計
5:16
距離 10.9km 登り 744m 下り 750m
10:53
6
駐車地点
10:59
90
蚕影神社
12:29
12:38
60
13:38
16
椀名条山分岐 (1109m)
13:54
14:02
3
14:05
5
14:10
9
14:19
14:21
8
14:29
14:30
47
15:17
52
氷室山登山口
16:09
駐車地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
往き:太田桐生インターより
帰り:羽生インターまで一般道(高速代節約…)

椀名条山の登山口となる蚕影神社から少し林道を登ったところの、道路外のスペースに駐車しました。
コース状況/
危険箇所等
全体的に明瞭なルートとは言えず、特に下山に使用した、氷室山登山口への下りは、荒れているので要注意です。人と会うことも稀なルートで、静かな山に没入できます。

★蚕影神社〜椀名条山
蚕影神社の左にある、古い遊歩道のロープを超えて、山道に入りました。朽ちかけた階段などがあり、そこそこ急な登りです。遊歩道は右に回り込んだ後で下って行きますが、この地点から尾根に乗りました。雑木林と植林地の境を登ります。明確な道という感じではないですが、尾根ははっきりしているので、順調に高度を上げます。傾斜が緩み884mのピークを過ぎると緩やかな道になり、小さなアップダウンで徐々に高度を上げ、山頂に近づくとだんだん道がはっきりしてきます。尾根を回り込むように歩き、僅かに下って登り返すと椀名条山に着きました。
★椀名条山〜氷室山
この区間はあまり標高差がなく、100m内外の範囲でアップダウンしながら進みます。椀名条山を過ぎると道型はかなりはっきりしてきますが、薮が被るような場所も多くなってきて、あまり道には拘らずに進みました。明るい雑木林の尾根で、稜線の右側は若い植林地の保護のためか、ずっとネットが続いていました。冬枯れの樹間越しではありますが、北に日光連山、背後に皇海山や袈裟丸山、南には根本山から十二山の稜線などが眺められました。最後に植林地が戻ってきて、雑木林との境をひと登りし、分岐となる1109mに到着。あとはゆったりしたハイキングコースです。
★氷室山〜宝生山
ゆったりしたハイキングコースで気持ちよく歩けます。南側の根本山や熊鷹山とも雰囲気が似ている尾根で、信仰の遺構もあちこちに見ることができます。
★分岐〜氷室山登山口
谷底を忠実に下って行くルートでした。尾根から摺鉢状の谷底を下ります。明確な道はなく、どこでも歩いていい感じです。やがて谷底は収斂し、だんだん狭くなってきますが、はっきりした道はなく、かなり歩きづらくなしました。やがて細々と水の流れが現れるようになり、流れに沿った踏み跡を歩くようになります。細くて途切れていたりして安定はしません。谷はますます狭くなり、北に向きを変えると、道に一部凍ったザラメ雪が残るようになってきました。やがて谷は倒木に遮られ、巻道のようなものも見えますが、急斜面を行く細くて雪の着いた感じなので、そこは遠慮して、倒木を突破しました。その後も道は雪が着いたり、崩れたりしているので慎重に歩きました。降りるに従って、道が広くなっていると思ったのも束の間で、今度は木橋が崩れていたり、朽ちていたりと最後まで侮れません。そして登山口に到着。ポツンとたつ立派な登山口の標識が悪い冗談のように思えるのでした。
★氷室山登山口〜蚕影神社
林道歩きです。ところどころ道が凍っていました。
その他周辺情報 道の駅くろほね 地元野菜が豊富でした
椀名条山の登山口となる蚕影神社。この神社の左側に旧遊歩道の入り口があり、ロープが張られています。特に注記も無かったので、ロープを越えていきました。
2023年03月03日 10:59撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 10:59
椀名条山の登山口となる蚕影神社。この神社の左側に旧遊歩道の入り口があり、ロープが張られています。特に注記も無かったので、ロープを越えていきました。
こういった形で、古い遊歩道が残っていますが、使われていないようで、朽ち始めています。けっこう急登です。
2023年03月03日 11:03撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 11:03
こういった形で、古い遊歩道が残っていますが、使われていないようで、朽ち始めています。けっこう急登です。
遊歩道が下っていく地点から尾根に取りつき高度を上げていくと、冬枯れの雑木林の明るい道になりました。ただし、はっきりした道がある訳ではなく、尾根を外さず登って行く感じです。
2023年03月03日 11:24撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 11:24
遊歩道が下っていく地点から尾根に取りつき高度を上げていくと、冬枯れの雑木林の明るい道になりました。ただし、はっきりした道がある訳ではなく、尾根を外さず登って行く感じです。
884mのピークです。冬枯れの藪山のピークはどこもだいたいこんな感じですね。
2023年03月03日 11:46撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 11:46
884mのピークです。冬枯れの藪山のピークはどこもだいたいこんな感じですね。
明るい尾根を登って行きます。ある程度の高度になると、緩やかな道になりました。
2023年03月03日 11:56撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 11:56
明るい尾根を登って行きます。ある程度の高度になると、緩やかな道になりました。
行く手に見える椀名条山のピークです。少し下って登る感じと理解します。
2023年03月03日 12:01撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 12:01
行く手に見える椀名条山のピークです。少し下って登る感じと理解します。
この尾根を登れば第一目標の椀名条山です。
2023年03月03日 12:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 12:13
この尾根を登れば第一目標の椀名条山です。
ちょっと広い椀名条山の山頂。横に長いピークという感じです。
2023年03月03日 12:36撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 12:36
ちょっと広い椀名条山の山頂。横に長いピークという感じです。
椀名条山から、道も少しはっきりしてきて、右側にはずっと保護ネットが続くようになります。1022mピークの手前から男体山など、日光の山々が綺麗に見えていました。
2023年03月03日 13:08撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 13:08
椀名条山から、道も少しはっきりしてきて、右側にはずっと保護ネットが続くようになります。1022mピークの手前から男体山など、日光の山々が綺麗に見えていました。
1022mピークです。だいたいどこもこんな感じです。
2023年03月03日 13:10撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 13:10
1022mピークです。だいたいどこもこんな感じです。
若い植林地が開けたところに出ました。見えている尾根はこれから向かう氷室山などの稜線と思われます。
2023年03月03日 13:18撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 13:18
若い植林地が開けたところに出ました。見えている尾根はこれから向かう氷室山などの稜線と思われます。
1109mのピークへの登りは広い斜面になっています。はっきりした道ではないので、だいたい植林地と雑木林の間を歩いていきました。
2023年03月03日 13:29撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 13:29
1109mのピークへの登りは広い斜面になっています。はっきりした道ではないので、だいたい植林地と雑木林の間を歩いていきました。
椀名条山分岐に着きました。分岐といっても、1109mのピークです。今日初めての標識ですね。
2023年03月03日 13:38撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 13:38
椀名条山分岐に着きました。分岐といっても、1109mのピークです。今日初めての標識ですね。
1109mピークには石祠もありました。
2023年03月03日 13:38撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 13:38
1109mピークには石祠もありました。
分岐から、ハイキングコースらしくなった道を少し南下したら氷室山に着きます。
2023年03月03日 13:47撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 13:47
分岐から、ハイキングコースらしくなった道を少し南下したら氷室山に着きます。
氷室山から少し下って山頂を振り返ります。周囲とはあまり高低差の無い、小さな山頂でした。
2023年03月03日 14:04撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 14:04
氷室山から少し下って山頂を振り返ります。周囲とはあまり高低差の無い、小さな山頂でした。
登山口への下降点に着きました。広い鞍部になっています。
2023年03月03日 14:08撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 14:08
登山口への下降点に着きました。広い鞍部になっています。
宝生山に立ち寄っておくことにします。次のピークを直登したら祠がありました。本来のコースはここを通らず右下を巻いています。
2023年03月03日 14:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 14:13
宝生山に立ち寄っておくことにします。次のピークを直登したら祠がありました。本来のコースはここを通らず右下を巻いています。
宝生山山頂に到着です。ここは狭いピークです。本日の最高点。
2023年03月03日 14:20撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 14:20
宝生山山頂に到着です。ここは狭いピークです。本日の最高点。
帰りは巻道を通って下降点に戻っていきます。この古い石碑のところから巻道が始まっています。ただ、このあたりから広い源頭を下降していっても特に問題なさそうです。
2023年03月03日 14:27撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 14:27
帰りは巻道を通って下降点に戻っていきます。この古い石碑のところから巻道が始まっています。ただ、このあたりから広い源頭を下降していっても特に問題なさそうです。
最初は広い源頭を下りますが、だんだん狭くなっていって、このような沢の中を下っていきます。道という感じではなく、かなり歩きづらいコースです。
2023年03月03日 14:41撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 14:41
最初は広い源頭を下りますが、だんだん狭くなっていって、このような沢の中を下っていきます。道という感じではなく、かなり歩きづらいコースです。
流れも少し出てきたところで沢も狭くなり、進んでいくと倒木でふさがれました。巻道もありそうでしたが、むしろ沢底の方が安全と思ったので、雪の斜面を慎重に歩いて倒木を突破しました。
2023年03月03日 14:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 14:48
流れも少し出てきたところで沢も狭くなり、進んでいくと倒木でふさがれました。巻道もありそうでしたが、むしろ沢底の方が安全と思ったので、雪の斜面を慎重に歩いて倒木を突破しました。
道はあったりなかったり。歩きやすそうなところを選んで、左右に渡り返しながら下っていきます。足元はかなり悪いです。
2023年03月03日 14:59撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 14:59
道はあったりなかったり。歩きやすそうなところを選んで、左右に渡り返しながら下っていきます。足元はかなり悪いです。
対岸の方は完全に凍ってますね…。
2023年03月03日 14:59撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 14:59
対岸の方は完全に凍ってますね…。
下るにつれて道も広くなってきて一安心と思ったら、橋が朽ちてます(笑)。
2023年03月03日 15:03撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 15:03
下るにつれて道も広くなってきて一安心と思ったら、橋が朽ちてます(笑)。
崩壊地につけられた橋も朽ちてしまい…。もう廃道状態ですね。右側の隙間を歩きます。
2023年03月03日 15:10撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 15:10
崩壊地につけられた橋も朽ちてしまい…。もう廃道状態ですね。右側の隙間を歩きます。
やっと前方に林道が見えてほっとした所で最後の試練。こわごわわたりましたが、一か所バリっと音がしました…。
2023年03月03日 15:13撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 15:13
やっと前方に林道が見えてほっとした所で最後の試練。こわごわわたりましたが、一か所バリっと音がしました…。
登山口まで降りてきました。注意書きも無く、しれっと登山口であることを示す標識です。垂れているペンキが、ここから先を暗示しているようです。
2023年03月03日 15:17撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 15:17
登山口まで降りてきました。注意書きも無く、しれっと登山口であることを示す標識です。垂れているペンキが、ここから先を暗示しているようです。
林道に出て安心したのも束の間で、ところどころ林道が凍っています。滑らないところを選んで歩きます。
2023年03月03日 15:18撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 15:18
林道に出て安心したのも束の間で、ところどころ林道が凍っています。滑らないところを選んで歩きます。
長い林道歩きは1時間ほど。途中に立派な構えの「山神社」がありました。本殿は荒れているようでした。
2023年03月03日 15:48撮影 by  iPhone 12, Apple
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3/3 15:48
長い林道歩きは1時間ほど。途中に立派な構えの「山神社」がありました。本殿は荒れているようでした。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 携帯 時計 地図 コンパス 計画書 カメラ チェーンスパイク 防寒着

感想

平日に休暇をとっていたのですが、仕事がいろいろと重なっていて、どうも山へのテンションが低く、朝になって行くかどうか迷っているところに思いついたのが椀名条山。ここであれば多少惹かれるものがあるので、準備をして出発です。椀名条山は、山名の五十音順では、常にラストに近い所にいるはずで、そういう意味での興味があったのと、篤志家向けの山という位置づけと思いますが、私の持っている1999年版のエアリアマップには実線で出ているので、最近はどうなんだろうという興味。少なくともヤマプラには赤線がありませんでした。

椀名条山は植林など盛んなようで、稜線沿いは道のあるなしは微妙ですが、歩きやすくなっていました。冬枯れのこの時期らしい低山の雰囲気があり、袈裟丸から白根山に続く足尾の稜線や、男体山などの日光の山々を望むことができました。ある程度は冬枯れのおかげではあるのですが。

椀名条山分岐から氷室山への主稜線のコースは、良く歩かれている気持ちのいいハイキングコースで、テンションが上がりました。いい気分です。そして、下山の沢筋の登山道は荒れて歩きづらく、自然に帰りつつありました。凍った雪が着いた季節に歩いたことも原因だとは思いますが、心して歩かないと、ちょっとやらかしそうなコースでした。倒木に阻まれたところなど、あっ!これヤバいヤツや…、と思いました(笑)。しかし、ここはヤマプラでは実線コースなんですけどね。(らくルートでは、すべて実線コースです)

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