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Yamareco

記録ID: 5239308
全員に公開
雪山ハイキング
朝日・出羽三山

光まばゆい月山・ぶす沼〜焼山 そら耳で聞く雪どけの小さな音

2023年03月05日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:36
距離
10.3km
登り
522m
下り
510m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:18
休憩
1:12
合計
6:30
7:18
17
7:48
7:50
106
9:36
10:09
93
休憩,引き返し地点(森林限界)
11:42
11:46
3
11:49
12:21
65
休憩
13:26
13:26
20
13:46
13:47
1
13:48
ゴール地点
天候 無風快晴。気温0〜4度くらいか。
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●追記:除雪作業のため,2023年3月8日(水)から,温泉街入口左側の駐車場が除雪完了して解放されると同時に,温泉街より先が一般車通行禁止になったそうです。詳しくは月山志津温泉旅館組合さんのFBで告知されています。環境整備まことにありがとうございます。
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志津温泉までの道はドライ。駐車スペースは,除雪終了点の広場(本来は除雪車転回場)に約10台,そこから温泉街まで路駐約45台,温泉街より下に30台以上。温泉街のすぐ下で道幅が約200mにわたって広いので,路駐はラクです。そこから除雪終了点まで徒歩5,6分。出遅れてもあまり心配はないかと。(出遅れるなって→自分(^^;
コース状況/
危険箇所等
・前日も入山者多数あったらしく,湯殿山南東稜線への登路は雪道明瞭。石跳川沿いは左岸をややトラバース気味に進み,右岸に渡る先で尾根にあがります。当日朝はそれ以外のコースどりで湯殿山に向かった方はおられないようでした。森林限界までに危険箇所はありません。
・ぶす沼〜焼山尾根は雪原で自由自在に歩けますがツリーホールと雪庇にご注意。焼山尾根〜志津間につき,当日ここを登られた皆さんはほぼ夏道(旧六十里越街道)に沿って歩かれておられ,旧国道への出口が明瞭で助かりました。ありがとうございました。
・湯殿山南東稜線は入山者多数。浮力系がないと踏み抜き気味でした。焼山尾根は,ぶす沼で続けて4パーティさんくらいとすれ違ったあとは無人で静かでした。
その他周辺情報 ・「ぶす沼」の地名の由来はわかりません。が,地元では「ブシ沼」と発音される方が多いというネイチャーセンターさん筋の記事がありました,
・「ぶす」であれば,「毒」あるいは仏教の「毒性(どくしょう)」と関係あるかも。
・「ぶす」「ぶし」は毒草トリカブトの別名です。トリカブトの根からとる漢方薬は現在でも「ブシ」と呼ばれます。近隣の沼沢の名前が植物由来のものが多め(カワクルミ沼など)なことを考えると,トリカブト由来なのかもです。(空想です)※石跳川流域にトリカブトは多いです。
・また,埼玉県入間市の仏子(ぶし)の由来の説明として「高台と平地の接点を意味する地形(湧水を伴う例あり)の名称「フジ」(星,藤)の転訛」という説があり,これは月山のぶす沼にぴったりあてはまります。ほぉ〜。
今日のお目当ては雪に埋まった「ぶす沼」です。念願でした。
2023年03月05日 10:42撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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3/5 10:42
今日のお目当ては雪に埋まった「ぶす沼」です。念願でした。
最高のお天気で来れました。ありがたやです。
2023年03月05日 10:49撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 10:49
最高のお天気で来れました。ありがたやです。
志津に6時40分ごろ着いたら路駐の列は温泉街の下まで延びていました。自分もこの祭りの日?に参加でぇすヽ(^o^)丿
2023年03月05日 07:17撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 7:17
志津に6時40分ごろ着いたら路駐の列は温泉街の下まで延びていました。自分もこの祭りの日?に参加でぇすヽ(^o^)丿
明るい石跳川の谷。雪庇の崩落が春のしるし。
2023年03月05日 08:18撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 8:18
明るい石跳川の谷。雪庇の崩落が春のしるし。
一番太いトレース(というかもはや雪道)をたどると,ここで本流を渡って右岸側の尾根に登ります。
2023年03月05日 08:20撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 8:20
一番太いトレース(というかもはや雪道)をたどると,ここで本流を渡って右岸側の尾根に登ります。
樹林帯を登っていくと,右に姥ヶ岳,
2023年03月05日 09:13撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 9:13
樹林帯を登っていくと,右に姥ヶ岳,
ふりかえるとスーパーかっこいい赤見堂岳。どきどきです。
2023年03月05日 09:16撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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3/5 9:16
ふりかえるとスーパーかっこいい赤見堂岳。どきどきです。
森林限界が見えてきました。あそこが今日の第一目標。
2023年03月05日 09:28撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 9:28
森林限界が見えてきました。あそこが今日の第一目標。
青空の下,じゃんじゃん人が登っていかれます。私はここが折り返し点。
2023年03月05日 09:39撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 9:39
青空の下,じゃんじゃん人が登っていかれます。私はここが折り返し点。
振り返ればこのとんでもない風景。蔵王・吾妻・磐梯山・朝日,至高の山なみ。
2023年03月05日 10:02撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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3/5 10:02
振り返ればこのとんでもない風景。蔵王・吾妻・磐梯山・朝日,至高の山なみ。
右には自分がいる湯殿山の山肌越しに姥ヶ岳。ごつごつの岩に風の強さを思ってみる。
2023年03月05日 10:04撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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3/5 10:04
右には自分がいる湯殿山の山肌越しに姥ヶ岳。ごつごつの岩に風の強さを思ってみる。
朝もやがまだ晴れきってない村山盆地の向こうに雁戸山,蔵王。きらきらです。
2023年03月05日 10:04撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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3/5 10:04
朝もやがまだ晴れきってない村山盆地の向こうに雁戸山,蔵王。きらきらです。
そして石見堂岳を脇侍に,堂々の大朝日様。す,すみません...,と,とりあえず謝っとく私( ;∀;)>アヤマルヨ。
2023年03月05日 10:04撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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3/5 10:04
そして石見堂岳を脇侍に,堂々の大朝日様。す,すみません...,と,とりあえず謝っとく私( ;∀;)>アヤマルヨ。
しばしボーっとタイムを過ごし,右下の木立の向こうに見える平地,今日のメインのぶす沼に向かいます。その先の広い焼山尾根も見えてて楽しみ(^^♪
2023年03月05日 10:10撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 10:10
しばしボーっとタイムを過ごし,右下の木立の向こうに見える平地,今日のメインのぶす沼に向かいます。その先の広い焼山尾根も見えてて楽しみ(^^♪
湯殿山の登路をはなれると,無音の静寂に光さんさん。森の木々が迎えてくれます。至福です。
2023年03月05日 10:21撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 10:21
湯殿山の登路をはなれると,無音の静寂に光さんさん。森の木々が迎えてくれます。至福です。
見えてきました.... 赤見堂岳〜離森を背景に,右下の平地がぶす沼です。来れました。どきどきです。
2023年03月05日 10:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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3/5 10:37
見えてきました.... 赤見堂岳〜離森を背景に,右下の平地がぶす沼です。来れました。どきどきです。
ぐるっと沼(のある場所)を巡る自分の足あとを湯殿山に見おろされる。
2023年03月05日 10:50撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 10:50
ぐるっと沼(のある場所)を巡る自分の足あとを湯殿山に見おろされる。
沼のあるへこみごしに圧倒的湯殿山。春夏秋の景色を空想しながら眺めてみます。いつかまた来れますように。
2023年03月05日 10:56撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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3/5 10:56
沼のあるへこみごしに圧倒的湯殿山。春夏秋の景色を空想しながら眺めてみます。いつかまた来れますように。
南進して焼山尾根と呼ばれる尾根に入ります。木の生えてないところは地面じゃなく(という言い方もヘンですが)雪田なんです。
2023年03月05日 11:13撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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3/5 11:13
南進して焼山尾根と呼ばれる尾根に入ります。木の生えてないところは地面じゃなく(という言い方もヘンですが)雪田なんです。
右に,先日たどった北沢山・鍋森・離森の稜線,
2023年03月05日 11:21撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 11:21
右に,先日たどった北沢山・鍋森・離森の稜線,
ふりかえると,月山様も見えてきました。広ーい雪田・雪庇の向こうに三山。
2023年03月05日 11:28撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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3/5 11:28
ふりかえると,月山様も見えてきました。広ーい雪田・雪庇の向こうに三山。
なんてことない太さの木のもとに,のぞき込むと深さ2m以上のツリーホールあり。今日登って来られたパーティさんが身をもって教えてくださった...もようです。用心します。
2023年03月05日 11:29撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 11:29
なんてことない太さの木のもとに,のぞき込むと深さ2m以上のツリーホールあり。今日登って来られたパーティさんが身をもって教えてくださった...もようです。用心します。
たまのシュカブラは,陽にあたってゆるんでもう硬くありません。とけていく風の記憶。
2023年03月05日 11:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 11:38
たまのシュカブラは,陽にあたってゆるんでもう硬くありません。とけていく風の記憶。
雪庇を横から。
2023年03月05日 11:40撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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3/5 11:40
雪庇を横から。
雪面は きらきらきらきらしていて,
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雪面は きらきらきらきらしていて,
影さえも笑っているかのよう。
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影さえも笑っているかのよう。
まばゆい光にあらゆる場所で雪のとける水音が
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まばゆい光にあらゆる場所で雪のとける水音が
きこえる気がするのは みな,そら耳です。無音です。
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きこえる気がするのは みな,そら耳です。無音です。
ちょっとだけ旧六十里越街道の道筋を西にたどってみました。ナタ目のようなものは見つからず,
2023年03月05日 11:44撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
4
3/5 11:44
ちょっとだけ旧六十里越街道の道筋を西にたどってみました。ナタ目のようなものは見つからず,
斜面に出て湯殿山を仰ぎました。田代沢の向こうに大岫峠の分水嶺。
2023年03月05日 11:44撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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3/5 11:44
斜面に出て湯殿山を仰ぎました。田代沢の向こうに大岫峠の分水嶺。
目に焼き付ける白い山肌。
2023年03月05日 12:01撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
5
3/5 12:01
目に焼き付ける白い山肌。
雪庇の向こうの湯殿山,下山開始です。...おっ!?
2023年03月05日 12:26撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 12:26
雪庇の向こうの湯殿山,下山開始です。...おっ!?
湯殿山南斜面に鮮やかなシュプール。いま五人ほど滑っておられます。ほとんど"落ちてくる"にひとしい斜度... オリンピック強化選手の方々ですねきっと...
2023年03月05日 12:27撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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3/5 12:27
湯殿山南斜面に鮮やかなシュプール。いま五人ほど滑っておられます。ほとんど"落ちてくる"にひとしい斜度... オリンピック強化選手の方々ですねきっと...
森の領域に戻って,無数のブナの木にあいさつして歩く
4
森の領域に戻って,無数のブナの木にあいさつして歩く
春はもうそこ。
するどい芽のナナカマド。
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するどい芽のナナカマド。
この深い積雪の上で,ハウチワカエデがパカッと芽吹き始めていました。もう春なの?,と気づかないふりして訊いてみる。
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この深い積雪の上で,ハウチワカエデがパカッと芽吹き始めていました。もう春なの?,と気づかないふりして訊いてみる。
自分の足あとをふりかえり,この日を惜しみつつ。ありがとうございました。
2023年03月05日 12:38撮影 by  DMC-FT3, Panasonic
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3/5 12:38
自分の足あとをふりかえり,この日を惜しみつつ。ありがとうございました。
帰り道からの三山。
2023年03月05日 15:47撮影 by  DMC-GF5, Panasonic
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3/5 15:47
帰り道からの三山。

感想

至福でした。

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