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Yamareco

記録ID: 5253293
全員に公開
沢登り
中国山地西部

天上山 田之尻川支流 蛇の谷〜鴨ヶ谷

2023年03月10日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:08
距離
4.8km
登り
791m
下り
784m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:55
休憩
0:23
合計
6:18
距離 4.8km 登り 791m 下り 794m
9:42
67
大歳神社
10:49
11:02
0
蛇の谷40m大滝
11:02
98
二俣
12:40
12:45
17
中間尾根
13:02
51
鴨ヶ谷
13:53
68
ゴルジュ上
15:01
37
ゴルジュ下
15:38
15:43
17
鴨ヶ谷橋
16:00
大歳神社
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道191号線より中筒賀の井仁の棚田方面に県道303号線に分かれ、田之尻集落に入ってすぐ、大歳神社下の元小学校グランドに駐車
コース状況/
危険箇所等
一般登山道はないが、山行中に時折、赤テープを見た。下山後に土地の人に聞いた話では、蛇の谷川右岸の尾根に作業道があり、鴨ヶ谷方面までつながっているそうである。
その他周辺情報 大歳神社の道を挟んだ反対側に、たのしりあじさい園(オープンガーデン)。県道303号線の奥には井仁の棚田。廃線となった可部線の田之尻駅跡。
田之尻の大歳神社手前の元小学校グランドに駐車。左手が蛇の谷川である。左岸沿いに道が延びている。
2023年03月10日 09:43撮影 by  503SH, SHARP
3/10 9:43
田之尻の大歳神社手前の元小学校グランドに駐車。左手が蛇の谷川である。左岸沿いに道が延びている。
最初の堰堤を超えると、黒々とした5mが迎える。
2023年03月10日 10:08撮影 by  503SH, SHARP
2
3/10 10:08
最初の堰堤を超えると、黒々とした5mが迎える。
2番目の堰堤を超えて、最初の2m。小滝だが、渕が結構深く、水がまだ冷たいので左より巻く。
2023年03月10日 10:21撮影 by  503SH, SHARP
3/10 10:21
2番目の堰堤を超えて、最初の2m。小滝だが、渕が結構深く、水がまだ冷たいので左より巻く。
ミニゴルジュ入口の3m。
2023年03月10日 10:26撮影 by  503SH, SHARP
3/10 10:26
ミニゴルジュ入口の3m。
ミニゴルジュ内の様相。
2023年03月10日 10:32撮影 by  503SH, SHARP
3/10 10:32
ミニゴルジュ内の様相。
5mの奥に大滝が見えてきた。
2023年03月10日 10:47撮影 by  503SH, SHARP
3/10 10:47
5mの奥に大滝が見えてきた。
3段40mの大滝。傾斜はあるが、ホールドがあり直登できた。
2023年03月10日 10:49撮影 by  503SH, SHARP
1
3/10 10:49
3段40mの大滝。傾斜はあるが、ホールドがあり直登できた。
上段20m。ぬめりがあるので、気が抜けない。
2023年03月10日 10:54撮影 by  503SH, SHARP
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3/10 10:54
上段20m。ぬめりがあるので、気が抜けない。
5mの上はナメがひろがる。
2023年03月10日 11:00撮影 by  503SH, SHARP
3/10 11:00
5mの上はナメがひろがる。
再び現れた大滝、2段20mも直登できる。
2023年03月10日 11:11撮影 by  503SH, SHARP
3/10 11:11
再び現れた大滝、2段20mも直登できる。
岩が花崗岩に変わり、谷が明るくなった気がする。4m。
2023年03月10日 11:24撮影 by  503SH, SHARP
3/10 11:24
岩が花崗岩に変わり、谷が明るくなった気がする。4m。
冬眠から目覚めたか。びっくりさせてしまったようだ。
2023年03月10日 11:34撮影 by  503SH, SHARP
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3/10 11:34
冬眠から目覚めたか。びっくりさせてしまったようだ。
ナメが続くが、この後、杉の倒木がひどくなる。緑の枝がついているものが多く、この冬の大雪でやられたのかもしれない。
2023年03月10日 11:50撮影 by  503SH, SHARP
3/10 11:50
ナメが続くが、この後、杉の倒木がひどくなる。緑の枝がついているものが多く、この冬の大雪でやられたのかもしれない。
二俣は右に進む。さらに奥の二俣も右にとり尾根にとりつく。全山杉の植林で藪漕ぎはない。
2023年03月10日 12:08撮影 by  503SH, SHARP
3/10 12:08
二俣は右に進む。さらに奥の二俣も右にとり尾根にとりつく。全山杉の植林で藪漕ぎはない。
西の鴨ヶ谷を分ける稜線に出た。尾根には松や広葉樹が残るが、すぐに杉林になる。鴨ヶ谷側は最近間伐されたようである。
2023年03月10日 12:44撮影 by  503SH, SHARP
3/10 12:44
西の鴨ヶ谷を分ける稜線に出た。尾根には松や広葉樹が残るが、すぐに杉林になる。鴨ヶ谷側は最近間伐されたようである。
こちらの源流は、倒木がさらにひどく、延々と続き、嫌になった。
2023年03月10日 13:02撮影 by  503SH, SHARP
3/10 13:02
こちらの源流は、倒木がさらにひどく、延々と続き、嫌になった。
このまま、つまらない谷が続くかと思っていたら、中流になって、やっと現れた8m。右岸より降りた。
2023年03月10日 13:29撮影 by  503SH, SHARP
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3/10 13:29
このまま、つまらない谷が続くかと思っていたら、中流になって、やっと現れた8m。右岸より降りた。
4mは、左岸から小さく。
2023年03月10日 13:35撮影 by  503SH, SHARP
3/10 13:35
4mは、左岸から小さく。
突然、谷は切り立った迫力あるゴルジュとなった。最初の30mは、右岸から巻き降りた。
2023年03月10日 13:53撮影 by  503SH, SHARP
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3/10 13:53
突然、谷は切り立った迫力あるゴルジュとなった。最初の30mは、右岸から巻き降りた。
下段4mから全体を見る。
2023年03月10日 13:55撮影 by  503SH, SHARP
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3/10 13:55
下段4mから全体を見る。
その下も、深いゴルジュに滝が落ち込み、懸垂の支点もとれないので、巻き降りたルートを戻るが、高い岩壁にはばまれ、さらに巻き上がる。巻き道も切れ落ち悪い。
2023年03月10日 13:56撮影 by  503SH, SHARP
3/10 13:56
その下も、深いゴルジュに滝が落ち込み、懸垂の支点もとれないので、巻き降りたルートを戻るが、高い岩壁にはばまれ、さらに巻き上がる。巻き道も切れ落ち悪い。
この高巻きはルート失いの失敗もあり、40分を要した。岩塔を巻き急なルンゼを下って、やっと谷に戻った。ゴルジュを割る2段20mを見上げる。残念だが上の滝との間が、未知の区間で残ってしまった。
2023年03月10日 15:01撮影 by  503SH, SHARP
3/10 15:01
この高巻きはルート失いの失敗もあり、40分を要した。岩塔を巻き急なルンゼを下って、やっと谷に戻った。ゴルジュを割る2段20mを見上げる。残念だが上の滝との間が、未知の区間で残ってしまった。
もう一段下の4m滝からゴルジュ滝の全体を見る。岩を断ち割る姿がかっこういい。
2023年03月10日 15:03撮影 by  503SH, SHARP
3/10 15:03
もう一段下の4m滝からゴルジュ滝の全体を見る。岩を断ち割る姿がかっこういい。
やっと緊張から解放され、堰堤を二つ越えると最後の4m。上に2番目の堰堤が見える。
2023年03月10日 15:22撮影 by  503SH, SHARP
3/10 15:22
やっと緊張から解放され、堰堤を二つ越えると最後の4m。上に2番目の堰堤が見える。
さらに二つの堰堤を越えて鴨ヶ谷橋にたどりついた。疲れた。
2023年03月10日 15:38撮影 by  503SH, SHARP
3/10 15:38
さらに二つの堰堤を越えて鴨ヶ谷橋にたどりついた。疲れた。
田之尻の集落の春の風景に癒される。段々畑の花は、桃か早咲きの桜だろうか。
2023年03月10日 15:49撮影 by  503SH, SHARP
3/10 15:49
田之尻の集落の春の風景に癒される。段々畑の花は、桃か早咲きの桜だろうか。
撮影機器:

装備

個人装備
ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 着替え ザック 昼ご飯 行動食 飲料 コンパス 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 タオル ナイフ ロープ ヘルメット カラビナ スリング エイト環 渓流シューズ

感想

まだ3月だが4月下旬の暖かさということで、温めていた天上山域の沢登りを実行した。天上山北側の田之尻(たのしり)川の支流は流程は短いが、地形図では中流部に等高線が詰まって狭い部分があり、興味がひかれるが、この谷の記録は見たことがない。遡上した蛇の谷は名前のとおり屈曲が多く、中流部に最大落差40mの多段大滝を隠していた。下降した鴨ヶ谷は、中流部の切り立ったゴルジュ内に大滝を擁し、予想以上に手ごわかった。水量が少ないのは、仕方ないが、残念だったのは、杉の倒木の多さで、緑の枝や花がついたものが多く、この冬の湿った大雪でやられたのではないだろうか。この倒木漕ぎには、精神、肉体とも疲れ、この山行のもう一つのポイントだった。下山して地元の方(たのしりアジサイ園の人かも)と話したのだが、杉は50年ほど前、その方が子供のころ、一本5円で植えたものだそうだ。もとはアカマツ林で、国策とはいえ、今ではマツタケもとれなくなり、日も当たらないとおっしゃっていた。なお、蛇の谷の名称は、砂防標識から、鴨ヶ谷は橋の名前から取った。

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