巻機山米子沢 朝活BC
- GPS
- 05:06
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,512m
- 下り
- 1,510m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
以降は道路脇に駐車していた。 下山後はかなり駐車列が伸びていた |
コース状況/ 危険箇所等 |
早朝のため全面レインクラスト 米子沢はデブリのオンパレードで怪しい高巻きが多数。 滝も割れ、水の流れが見える状態。 もしかしたら4月までコースとして持たないかもしれない |
写真
感想
朝活BCでいつもの巻機へ
2月は来てないから、多分頂上ピクるのは今シーズン3回目。
昼からボーイスカウトのスキー合宿のため、11時には塩沢駅にいる必要があった。
てことで、4時発の巻機BCを計画。
この時期なら米子も埋まってるだろうと、天気も良いから特に問題ないと考えていた。
当日朝、寝坊し5時発に。
ハイペースで登り、桜坂まで25min、井戸の壁超えるのに1.5hと大きく巻き、当初の計画通りの時間に持っていくことが出来たので、以降はゆっくり標高を上げる。
井戸の壁は最中でアイゼンの脛ラッセルとなり、スピードが上がらない。
井戸の壁を越えたところでシール歩行に再度換装し、クトーを付けることにした。また、この時米子沢が見え、デブリが多数見えるが、サイドからの滑走で突破は出来そうと判断、米子沢滑走を決める。
6〜7合目で初めて"オコジョ"を見た。木の根元に何か動いているものが?と思ったら、すぐに隣の木のツリーホールに移動・移動・移動。想像より小さい生き物だった。
この日はカメラを持っておらず、スマホを構えるときにはすでに彼方。一眼は常に持っていることが重要だと強く感じた。
7合目までの登りは完全にクラストしており、クトー装着していて良かったと思った。
その後、8合目までの登りの直前でシールが滑る雪質とソロでの怪しいトラバースは危険と判断し、再度アイゼンシートラに換装。直登でニセマキ山頂まで。
途中、黒岩峰や国境尾根の美しさに目を奪われる。何度来てもここの景色は素晴らしい。
ニセマキ山頂から少し降りた木の陰で再度シール歩行に換装し、小屋までシール滑走。
小屋はほとんど埋まっていたが、小屋の形に小山になっていて横側が少し見えている。
去年は小屋が分からなかったので、やはり雪が少ないのかなと。少ないとはいえ、2階建ての小屋が完全に埋まる雪量は流石巻機と思った。
そうして最後の登りをこなし、スタートから約4h、9時過ぎに登頂。穏やかな天気であったため、周りを見ながらゆっくり換装して補給して下山準備を進める。
10時半に塩沢駅のため、1本滑って登り返す時間は無かった。寝坊が悔やまれる。
そうして9時半前後に滑走開始。本当はもう少し緩むのを待ちたかったが仕方がない。
スキーヤーズLeftの沢から米子に滑り込んだが、上部はガリガリと音を立てるアイシーな状態。斜度がそれほどでもないので楽しく滑走し、いざ米子にドロップ。
米子沢内部は前日までのシュプールでボコボコになっており、そこに前日の雨の影響が加わり、ガチガチになっている。軽めの板を選択していたこともあり、滑走は全く楽しくない。(笑)
雨の影響を楽観視していたことは今回の山行での一番の反省である。デブリも上からの観察通り、横の斜面で抜けられたが、ガリガリボコボコでアドベンチャー感あふれる高巻きの連続であった。
滝も露出していたので高巻きし、米子沢が広くなるところで大休止をとった。ガリガリの連続で足が終わっている。ツルヤのドライフルーツが美味い。
ここからは楽しく滑れるかと思いきや、ストップ気味の雪であった。最後は林道に出て、桜坂駐車場まで。以降はボブスレーに乗って快適に車まで下山した。
滑走は悪かったが今年1番の大冒険で山行としての満足度は高い。この時期の米子沢に入るなら、11時〜12時ぐらいDPが理想なのだろうか?(雪崩リスクは高くなるが、ギリギリ許容ライン?)
思い返せば初めて米子を滑った2年前の4月は13時DPとかだったなと、、
下山後LINEを確認すると、電車遅延により新幹線乗り継ぎをミスり11時半塩沢到着予定とのこと。おかげで清水のラーメンを食べることが出来て大満足。
午後はシャトー塩沢のゲレンデで初めてスキーヤーたちの初心者レッスンをした。4人ともとりあえず滑れるようになってくれて良かった。
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