黒部峡谷リベンジ!!『下の廊下』2014
- GPS
- 08:59
- 距離
- 37.1km
- 登り
- 9,782m
- 下り
- 10,410m
コースタイム
- 山行
- 8:37
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 8:59
天候 | 雲ひとつない快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
JR大糸線(\670) 松本(14:09)---信濃大町(15:03) 路線バス扇沢線(\1360) 信濃大町(15:15)---扇沢(15:55) 関電トロリーバス(\1540) 扇沢(16:00)---黒部ダム(16:16) 復路 トロッコ電車(\1710) 欅平(12:49)---宇奈月温泉(14:07) 電鉄富山行き(\1840) 宇奈月温泉(14:58)---電鉄富山(16:32) JRサンダーバード40号大阪行き(\8210) 富山(17:11)---大阪(20:37) |
コース状況/ 危険箇所等 |
下の廊下 ポイントまとめ 【黒部ダム駅】 黒部ダム堰堤上の右岸、売店横からトンネルに入り関電トンネルトロリーバスの 黒部ダム駅の方に歩いて行く。 駅に上がる階段の場所で真っ直ぐ遮断機を潜って歩いて行くと トロリーバスの運行路へつながる通路が有りそちらに進む。 運行路に出たら、トロリーバス乗車地点まで歩き、そこからもそのまま直進する。 すぐに外部に通じる分岐「登山者出口」があり、内蔵助谷出合方面へ ・・ここにはトイレもあるので済ませておくと良い。 外部に出ると林道がジグザグに河原に向かって設けられている。 林道がやがて山道と変わり、河原の小屋まで下る。 小屋の所から左岸に渡る橋があるので、それを渡って下の廊下に入る。 【仙人谷ダム】 東谷吊り橋を渡って右岸を下流に向かって林道を歩く。 いくつかのアーチを配置した趣のあるコンクリート製スノーシェッドを進む。 やがてエメラルド色が美しい湖面を湛えた仙人谷ダムに到着。 ダムの堰堤上を歩いて左岸に渡り返す。 渡ってから右方向にダムを下りると阿曽原の標識に従って左に曲がり 扉を開けてダムの建造物の中に入る。 「登山者」と書いてある案内に従って通路を進む。 トロッコ軌道のある交差点に出ると、そこは高熱隧道。 今でもじっとしている事が出来ないほどの熱気があり、 1分でもその場に立つ事が難しい状況でした。 ・・ここで冷水を掛けながら命がけの発破作業をともなうトンネル工事が行われた歴史があったのです。 黒部の壮絶な自然と戦った人間の挑戦を忘れてはならないと思いました。。 交差点を直進すると、右側から外部に通じる鉄の格子戸を開けて出る。 出たら元通り扉を閉めておく(熊の侵入防止の為) 関西電力人見平宿舎の横を通ってから、激登りで水平歩道に・・ 【阿曽原温泉小屋】 小屋の前から河原方面に少し下るとテント場になっている。 この日は今年最高の混み具合で70〜80張り。 テント場から更に下ると露天風呂に・・ 男女交替で1時間毎の入浴時間が決められており、 8時半を過ぎると混浴になる。 トイレは水洗で水場も水道から大量に供給OK! 翌日の出発はテント場の一番奥から欅平に向かってスタートする。 いきなりの激登りで水平歩道まで登るが、 支流を高巻いているので、最初から大汗をかく事になる。 【折尾谷】 平面的に鋭角に曲がる頂点に落差の大きな滝がある。 きれいな水が大量に流れていて休憩するのに適した場所だ・・ 川底にある石はぬるぬるしているので安易に踏むと転倒の恐れあり。 ここで今日の行程の約三分の一。 【150mのトンネル】 大太鼓を過ぎると思ったより早く到着しました・・ 沢を渡るためにトンネルを掘って沢の下を巻いてます。 中は真っ暗で足元は水が流れてます。 天井も低く、曲がりくねっておりヘッデンは必携!! 行のような歩きで、かなり長く感じます。 下の廊下は最後までアドベンチャーでした。 【欅平】 蜆谷を通過すると鉄塔があり、欅平上部に出ます。 ここで長かった水平歩道とはお別れです。 休憩に適した広場が有り、ここから後立山連峰の北側の山が見えます。 白馬岳、唐松岳がかっこいい♪ そして激下りにて欅平に・・ トロッコ駅周辺にはレストランや売店があります。 -------------------------------------------------------------------------- 注:ログは10月11日の黒部ダム〜阿曽原温泉小屋までしか取れてません。 12日に歩いた阿曽原温泉小屋〜欅平まではログがありません。 |
その他周辺情報 | 【下山後の温泉】 黒部市 宇奈月温泉会館 (黒部市 宇奈月温泉会館) .住所 富山県黒部市宇奈月温泉431−2 アクセス 富山地方鉄道本線宇奈月温泉駅からすぐ 北陸自動車道黒部ICから県道53・14・13号を宇奈月温泉方面へ13km 駐車場 なし(駐車料金 対象外) 営業期間 通年 営業時間 9:00〜21:00 休業日 月曜(祝日の場合は営業) 電話番号 0765-62-1734 風呂 男女別内風呂 風呂の種類:ジェットバス 温泉 温泉です(宇奈月温泉(黒薙温泉)) 源泉掛け流し すべて源泉掛け流し 泉質 単純温泉 料金 入浴料=大人350円、小学生100円、幼児(0歳〜)50円/ カード利用 不可 ※今回は多数の来客が利用を終えて退館したタイミングだったのでラッキーでした。 温泉を出る時には貸切状態に・・ ゆっくりと温泉で癒されました♪♪♪ |
写真
感想
【お天気にも恵まれ「下の廊下」を満喫】
去年は私の不注意による捻挫で黒部ダムから一歩も出ることなく計画が中止になり
その瞬間からリベンジすることは決めていました
しかし今年の天気は不安定で先週に引き続き今週も台風接近の予報で心配して
いましたが台風が少し遅れて連日の好天に恵まれました
去年の経験から今年は前泊の移動を日中のバス移動にして体力的にも余裕がある
計画にしました
予定通り黒部ダムまで来ると去年トロリーバス乗り場の扉前で暗闇の中数時間
始発を待ち続けたことを思い出しました
ロッジくろよんのテン場には全部で約10張りくらいのテントがありました
去年と全く同じ場所にテントを張りamaさんお手製のミルフィール鍋をいただき
御馳走になりました
翌日も予定通り出発しダムから約一時間歩いた内蔵助谷出合くらいから本格的に
危険度が高い道になってきました
断崖絶壁の岩盤をえぐるように造られた道は上下左右が狭くザックを引っ掛けたり
ヘルメットをぶつけたりするのでその度にワイヤーを持つ左手に力が入ります
こんな状態が数時間続いていると危険だという感覚が麻痺してくるので自分に
言い聞かせながら慎重に歩き続けました
水平歩道ですが行程が長いので阿曽原温泉小屋に着いた時にはホッとしました
14:00頃着いた時にはテン場は約半分埋まっていました
早々にテントを張り楽しみにしていた露天風呂に入り念願が叶いました
夕食を済ませ疲れていたので18:00には寝てしまい23:00頃に目が覚めて
外に出ると月と星で明るくとても気持ちよく再度寝ました
しかし1:00頃今まで経験したことがないような腹痛で目が覚めその後3:00頃まで
もがいていましたがこのまま回復の見込みがないのでamaさんに頼み小屋の方を
呼んで来てもらいました
小屋の方は無線で医師の方と連絡をとり症状を伝えながら適切な処置をして
いただきました
そのまま様子をみていると4:30頃から痛みも治まり事なきを得ました
結果的にはそれまで便が出ていないということから水分補給が十分でないという
ご指摘をいただきました
小屋の方、周囲の方、そして去年に引き続き今回もamaさんに大変お手数を
お掛けして申し訳ありませんでした
この場を借りてお詫び申し上げます
その後計画から約一時間半遅れで順調に歩き12:00前にゴールすることができました
色々ありましたが「下の廊下」をリベンジできてよかったです
これに懲りずにまた御一緒して下さい
ありがとうございました
□■□■ 素晴しい天気に恵まれて、アドベンチャー気分満点の『下の廊下』リベンジ!!
昨年は、思わぬアクシデントに見舞われ黒部ダム駅で無念な思いをしました・・
あれから1年後、見事にリベンジする事が出来ました。
ご一緒いただいたタカさんに感謝いたします。
下の廊下は1年の内で2か月程しかチャレンジするタイミングがありません。
それは黒部の厳しい自然条件が来る人間を阻むのです!!
100m越えの絶壁の連続・・
それは常に緊張の連続で、命の危険を感じながらのアドベンチャー。。。
転落すれば命が無いのは確実です。
幸いにも素晴らしい天気に恵まれました。
このルートを歩く時は雨はなんとしても避けたい道だと言えます。
それに、とにかく長丁場です。
重いテン泊装備で歩くのは厳しいな〜と感じました。
歩いている時間、全てが絶景の連続でした♪
ぜひ、『下の廊下』を歩いて日本一の渓谷を体験して欲しいと思います。
久しぶりに山歩きにご一緒いただいたタカさん、ありがとうございました。
これを機会にまた山に行きましょう☆☆☆☆☆
amakawayaさん、TakaSyuuさんリベンジおめでとう
ございます。
2日違いでお会いできませんでしたがお互い天気に恵まれ
て良かったですね。
「下の廊下」は歩ける期間か短いので阿曽原温泉小屋は
平日でも常に定員の倍は泊まるみたいです。
私達も1枚のお布団に2人でした。テント泊の方がゆっくり
出来て良いですが......(体力的に私は無理かな?)
48枚目の「リンドウ」は私も撮ってますがああいう場所で
お花が咲いてるとホッとしますね。
また皆さんと近畿の山歩きご一緒出来たら嬉しいです
yokochanさん
こんにちは。
2日違いでご一緒出来なくて残念でした。
天気は12日の午後からは雨を覚悟してました・・・
幸い、天気がくずれるのが遅れたので助かりました。
私たちが阿曽原温泉で泊まった時にも小屋泊も混んでました。
12人部屋に22人が泊まる状況だと話しているのが聞こえてきました
また、ご一緒出来るのを楽しみにしてます
yokochanさん、こんばんは!
ある程度混雑は覚悟していましたが
こんな秘境にたくさんの人がいることがなんだか不思議な感じでした
体調不良もありましたがなんとか
最後まで歩くことができてホッとしました
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