晩秋の仙人池 黒部ダム発 行き:内蔵助平経由 帰り:下ノ廊下 1泊2日+1ビバーク
- GPS
- 56:00
- 距離
- 30.5km
- 登り
- 3,009m
- 下り
- 3,022m
コースタイム
07:00黒部ダム
17:00池ノ平
2日目
05:50池ノ平
06:30仙人池
07:50仙人温泉
10:30仙人谷ダム
下ノ廊下でばててスローダウン
17:30黒部ダムから1時間手前
無念のビバーク
3日目
03:30黒部ダムから1時間手前
ダムの下の橋で夜明けを待とうとしたり(雨が降ってきて諦める)
駅やダムでふらふら観光
08:05バスに乗る
天候 | 10,11晴れ 12雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
内蔵助、下ノ廊下どっちも一般的な登山道としては危険度マックスだと思います。梯子、吊橋、鎖場、断崖絶壁、崩れた道など、気を抜けません。落ちたり滑ったら終わり箇所が沢山あります。 分岐が何箇所もあるので、要地図確認。 下ノ廊下情報 http://azohara.niikawa.com/album/index.php?q_dir=.%2Fimg%2F0latest |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
携帯
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|
感想
やってしまいました。
大失態です。月曜は雨の予報だから土日の2日で行程を組んでいたのですが、なんとトローリーバスに乗り遅れてしまいました。汗 当初は仙人池で写真を撮ることにプライオリティーを置いた予定だったので、行きと帰りが同じで多少つまらなくなるものの仙人池-内蔵助平のピストンの計画でした。これなら1泊2日でバスの時間にも余裕ありだったのですが・・・・。
下ノ廊下ルートでバスの時間に間に合わず
下ノ廊下から帰る。これが間違いのはじまりで、コースタイムより全然早くいけるよという噂を聞いて、ついついやっちまいました。途中途中でコースタイムと経過した時間を見ていたのですが、ぜんぜん時間が短縮されません。まずいぞこれ。だいたい水平と聞いていたけど、標高差とかそういうレベルじゃないんだけど梯子の昇り降り的なのが無数にあるし断崖絶壁だし、距離長いし、やべーー。あせるあせる。結果的に、あと1時間のところで最終バスの時間です。ジエンド!ところどころに焚き火のあとがあったのでビバークしたのかな?ちなみに、私は火などは一切使わず寝たのみですので許してください。あと、川に近いところは増水したとき危険です。
敗因を考える
まずは自分の足が遅いこと。それとスタートが遅すぎでした。仙人池で朝日を見てからでは遅かったです。欲張りすぎでした。06:30仙人池スタートで、最終のバス(17:35)にあと1時間足りませんでした。私には12時間必要でした。みっともないですが言い訳を言うと、ザックが重くてぜんぜんスピードがあがらなかったです。それに撮影のためにカメラバッグ(機械式カメラ)まで持ってるもんだから最悪です(レコの記録はほとんどデジですが、4枚程フィルムの写真を載せてます)。でも、そんなの関係ないですよね。いける人はいけるから。実際、何人かに聞いたら可能のようでしたし(9〜10時間でいけるみたいです)。だけど、なかなかの健脚じゃないと1日ではちょいと苦しいですね。テント泊装備だと余計に。
トロリーバスに乗り遅れた時はどうするの?
最終が行った後(営業時間外)でも登山道として黒部ダムへ抜けれるよう通路が開放されています。ですから、最終が行った後でも扉が閉じられて中に入れないってことは無いです。黒部ダムからロッジくろよんへ行けますから宿泊することができます。キャンプ場もあるようですからテントも可でしょう。ですので、これが正しい翌日の始発の待ち方です。通路の途中の車掌室の近くにイスがあるのでそこで待つこともできるかも。始発の30分くらい前には駅構内が開いて入れます。
コースの感想。どっちがいい?
内蔵助平経由仙人新道
やはりこのルートの魅力は剱岳がいろんなアングル、表情、引き、ドアップで見えまくりなところです。このルートから見る剱岳が素敵すぎて、後で見る仙人池の景色が霞んでしまうほどです。写真だと、やはり仙人池越しの剱岳というのが見栄えがいいのですが、このルートから見る剱岳は絶品です。最高すぎます。それから、人が少ないくて雰囲気が、マルです。内蔵助谷出合の分岐では皆、下ノ廊下へ進んでました。
仙人谷、下ノ廊下
こちらは、途中で剱岳がほとんど見えないので仙人池の剱岳を楽しみにとっておけるのがよいです。それとなにより下ノ廊下自体がとてもアトラクティブです。絶景、断崖絶壁、秘境感満点、スリルのある梯子だらけで、延々と続く細い道、危ないのと魅力的なのが交互にやってきて、しびれます。グラフや地図には現れない小さなアップダウンが無数にあります。
下ノ廊下は通れるかどうか事前に確認が必要です。橋がなくなったり凍結すると通れなくなります。遅くまで残る雪、雪解け→整備→また冬 なので、1年のうち1ヶ月程度しか通ることができません。(年によって変動)
おわりに
私は計画があまあまのぐだぐだでしたが、なかなかのロングコースですので、1泊なのか2泊なのか、テントか小屋か、日の出、日の入りをどこで見るのか、仙人温泉も入っちゃうのか、行きと帰りでどっちのルートにするのかなど、思案のしどころてんこ盛りです。
おまけ
10日の夜に前のりしたのですが、扇沢へ向かう途中、大町温泉郷過ぎたあたりで熊が歩いてました。
1日目の10/11に、逆方向のどこかですれ違っていますね!
だいぶ苦労されたみたいですね。
仙人温泉、気持ちよかったですよ〜 今度また是非・・・
レコ見ました。めちゃ早いですね。ほんとだ、すれ違った方は数えるくらいしかいませんでしたがmieyamaさんにも会ってたんですね。温泉羨ましすぎです。
仙人池でニアミスしてました
同じようなルートですが、私は室堂からでしかも小屋泊まり、テント泊でとはすごいですね、ビバークやむなしですよ
私は時間後でもてっきり扇沢へ歩いて抜けられるのではと思っていたのですがやっぱりダメなんですね
下の廊下はダムへ向かうとダラダラと登るのでボディブローのように足に効いてきませんでしたか?
私は最後のトロリーバス駅への登りが核心でした(笑
お互いお疲れ様でした
お〜、まさにこれです。sakura0725さんの仙人池-黒部ダムのタイム。これをイメージしてたんです。全然余裕で間に合ってますよね(すごい!)。テント泊だった方に聞いたタイムも同じくらいでした。スタートがほとんど一緒なのに3時間も差が出てしまいました。笑
仙人池ヒュッテのお風呂とピクチャーウィンド、いいな〜。下ノ廊下は進んでも進んでも先があって参りました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する