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Yamareco

記録ID: 5296832
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

風吹岳

2023年03月21日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:48
距離
13.9km
登り
1,305m
下り
1,310m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:45
休憩
1:03
合計
6:48
距離 13.9km 登り 1,305m 下り 1,310m
5:55
227
スタート地点(北野集落除雪最終地点)
9:42
9:56
28
10:24
11:13
90
12:43
ゴール地点
天候 晴れ後くもり
気温0℃前後 無風
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
北野集落の奥の除雪最終地点に駐車しました。3台程度。
コース状況/
危険箇所等
・スタート地点:720m 林道を歩き出す。日の出前でカチカチ雪。
林道を歩いていくと雪切れは1か所。シールならそのまま通過可。
所々短いショートカットのトレースあり。今日はカチカチなので無理はせず。
標高885mで北野の郷を通過。小屋(ブナの木亭)や池がある。
遠く風吹岳方面が木立の奥に視界に捕らえられる。
・標高930m辺りで林道から右手の林に取り付く。
日差しが差し込むがカチカチかモナカ雪が続く。
徐々に勾配が増し、標高1000mを超えると1150mまで序盤の頑張り所。
雪が早く緩むことを期待してやや北寄りにルートを取る。
ようやく雪が緩みだすが固いところもある。
森林地帯の木の根元は先日の桑崎山で苦戦したので早めにクトーを付ける。
トラクションが増えたので確実に標高を稼いでいく。
標高1150mで尾根の上に乗り上げる。なかなか地図では読み切れない複雑な地形が現れそうだ。今回は初めてなので地形を覚えておこう。
休憩を取り先に進む。奥の丘を越え緩やかなアップダウンをこなして南俣沢の手前を横切る尾根に取り付く。
この辺はまだカチカチ斜面なのでクトーを付ける。
尾根に乗り上げて南俣沢に向かって斜面を降りていく。
あまりトラバース気味に進むと崖にぶつかるので素直に下った方が良い。
南俣沢に降り立つとピンテあり(標高1290m)。クトーを外す。
帰りはここから登り返しとなる。
後は谷間を緩やかに登り上げることになる。
雪質はモナカ雪が主体となる。標高1350mを超えると北側斜面に新雪を確認。
延々と鞍部を登っていく。やがて日差しが強くなり雪が緩んだところは水分も多く、シールにダンゴができはじめる。
標高1600mを超えると谷間が広がり出し日差しが強まり暑くなる。
見事なダケカンバが目立つ。
右手へ風吹岳に登り上げると予想したが、一旦、風吹山荘によってから山頂に行くとのこと。コル手前の木の日陰で小休止して風吹山荘に寄る。
ここでお腹が空いておにぎりを頬張り山頂に向かう。
山頂手前から白馬乗鞍岳、雪倉岳、朝日岳などの眺めが良い。
風吹岳の山頂に到着。小屋の先端が雪がら飛び出し、皆さん、記念撮影。
山頂からは木々に遮られ周囲の展望は望めないが、横前倉山が近い。
シールを外して滑りだして、南側の眺めのよいところで昼食を取る。
滑走は風吹岳南東斜面から。疎林を抜けるとザラメ雪の広い斜面を滑り込む。
登りのトレースに合流。ここからは登ってきた谷間を滑るが、日影の新雪を味わおうと南側の斜面にトラバースをかけた仲間を追う。
出だしは新雪の感触。感動のひととき。
しかし、谷との高度差ができてくると、トラバースを掛けるとそこから下が小さく雪崩ができる。
雪面の状況をチェックすると、固い雪の上に5〜10僂凌契磴料悄そこが日差しで重くなり崩れやすい条件を作っていた。
標高を落とそうとして滑っていくとまた雪崩、この繰り返し。規模は大きくないので、奥の緩斜面までトラバースを掛けることにした。ちょっと危険ゾーンでしたが滑り降りるリスクとトラバースして流されるリスクを天秤、トラバースで乗り切った方が安全と判断。ようやく危険地帯を抜け、緩やかな斜面から谷間に滑り込めた。
谷間はザラメ雪、ストップスノーまで至らなかった。
途中で南俣沢からの登り返しはカニ足ですべてこなすことができたが、一アルバイト。
丘に乗り上げ、仲間がスマホでWBCの逆転劇を速報してくれた。
ここからは雨飾山や金山が良く見えるが、焼山も頭をのぞかせていた。
クトーを使った斜面はザラメ雪の滑走を楽しみ。標高1100m台の森の急登はグサグサ雪でターンをするのに難儀したが勾配があったのでなんとかクリア。
あとはショートカットを交えて林道ボブスレー、下りはあっという間に終了。
今日はここからスタート。
先に一台駐車あり。平地は12℃、ここは0℃位で肌寒い。
2023年03月21日 05:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 5:56
今日はここからスタート。
先に一台駐車あり。平地は12℃、ここは0℃位で肌寒い。
カチカチ斜面の林道歩き。暑いよりはいいので快適スタート。
2023年03月21日 05:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 5:57
カチカチ斜面の林道歩き。暑いよりはいいので快適スタート。
ここだけ雪切れ。シールでそのまま通過。
2023年03月21日 06:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:01
ここだけ雪切れ。シールでそのまま通過。
日の出近し。
2023年03月21日 06:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:08
日の出近し。
北野の郷 ブナの木亭。雰囲気はいいです。
奥に風吹岳。
2023年03月21日 06:29撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:29
北野の郷 ブナの木亭。雰囲気はいいです。
奥に風吹岳。
小屋の奥に池があり、風吹岳が良く見えた。
2023年03月21日 06:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:31
小屋の奥に池があり、風吹岳が良く見えた。
日が当たりだす。
2023年03月21日 06:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:32
日が当たりだす。
池の脇をショートカット。
2023年03月21日 06:33撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:33
池の脇をショートカット。
無雪期はどんな景色なんだろうか?
2023年03月21日 06:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
1
3/21 6:35
無雪期はどんな景色なんだろうか?
この辺から山へ。
2023年03月21日 06:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:44
この辺から山へ。
左か右か作戦会議。
今日は右手から。雪が緩むのを期待して。
2023年03月21日 06:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:47
左か右か作戦会議。
今日は右手から。雪が緩むのを期待して。
この先からアルバイト。
固いところ、緩いところ様々。
木の根元は要注意。
2023年03月21日 06:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:51
この先からアルバイト。
固いところ、緩いところ様々。
木の根元は要注意。
右手から攻めると登りやすい斜面があった。
各自、斜面を選んで登る。
ここは木の処理があるので、念のためクトーを付ける。
2023年03月21日 06:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 6:59
右手から攻めると登りやすい斜面があった。
各自、斜面を選んで登る。
ここは木の処理があるので、念のためクトーを付ける。
急登を終え、台地に乗っかる。
なかなか複雑な尾根の具合。
2023年03月21日 07:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 7:25
急登を終え、台地に乗っかる。
なかなか複雑な尾根の具合。
アップダウン、平坦路、いろいろある。
奥の尾根に取り付くので・・
2023年03月21日 07:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 7:37
アップダウン、平坦路、いろいろある。
奥の尾根に取り付くので・・
雪はまだ固くクトーを付ける。
2023年03月21日 07:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 7:45
雪はまだ固くクトーを付ける。
雲の流れが速い。
2023年03月21日 07:46撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 7:46
雲の流れが速い。
クトーを付けて安心の登坂。
2023年03月21日 07:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 7:57
クトーを付けて安心の登坂。
尾根に乗っかりすぐに南俣谷へ下降。
2023年03月21日 08:03撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 8:03
尾根に乗っかりすぐに南俣谷へ下降。
このピンテが目印。ここから南俣谷を遡行。
2023年03月21日 08:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 8:08
このピンテが目印。ここから南俣谷を遡行。
ユルユルの谷間が続く。
2023年03月21日 08:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 8:36
ユルユルの谷間が続く。
完全なモナカ雪。
2023年03月21日 08:36撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 8:36
完全なモナカ雪。
ポコが二つ見えてくる。
2023年03月21日 08:45撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 8:45
ポコが二つ見えてくる。
パウダー捜索の女史。
ここはパウダーでした。
標高1350m位か。
2023年03月21日 08:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 8:59
パウダー捜索の女史。
ここはパウダーでした。
標高1350m位か。
桑崎山のラストパウダー記録更新。
2023年03月21日 09:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 9:01
桑崎山のラストパウダー記録更新。
風紋もあり。
2023年03月21日 09:01撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 9:01
風紋もあり。
ダケカンバをバックに登っていく。
日差しが強く急に暑くなりだす。
2023年03月21日 09:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 9:17
ダケカンバをバックに登っていく。
日差しが強く急に暑くなりだす。
妙高山。
2023年03月21日 09:17撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 9:17
妙高山。
ダケカンバの大木が多い。
2023年03月21日 09:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/21 9:32
ダケカンバの大木が多い。
コルに乗り上げ。バックは高妻山。
2023年03月21日 09:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 9:37
コルに乗り上げ。バックは高妻山。
風吹山荘到着。
お腹が空いたのでおにぎりを頂く。
2023年03月21日 09:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 9:41
風吹山荘到着。
お腹が空いたのでおにぎりを頂く。
まだ時間が早いが風吹岳へ向かう。
2023年03月21日 09:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 9:56
まだ時間が早いが風吹岳へ向かう。
白馬乗鞍方面。
2023年03月21日 09:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 9:58
白馬乗鞍方面。
風吹山荘を振り返る。夏に来てみよう。
2023年03月21日 09:58撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 9:58
風吹山荘を振り返る。夏に来てみよう。
雪倉岳。
2023年03月21日 10:08撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/21 10:08
雪倉岳。
山頂到着で記念撮影。
2023年03月21日 10:11撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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3/21 10:11
山頂到着で記念撮影。
今日はトップレススキン、さすがに水分が多く団子になりました。
2023年03月21日 10:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 10:16
今日はトップレススキン、さすがに水分が多く団子になりました。
記念撮影。
白馬乗鞍〜雪倉
2023年03月21日 10:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 10:31
白馬乗鞍〜雪倉
まだ早いが昼食タイム。
2023年03月21日 10:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 10:34
まだ早いが昼食タイム。
ズームアップ。
2023年03月21日 10:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 10:44
ズームアップ。
尾根が続くので行けそうだが、
2023年03月21日 10:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 10:44
尾根が続くので行けそうだが、
こちらは遠いですな。
2023年03月21日 10:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 10:56
こちらは遠いですな。
景色を楽しんで、
2023年03月21日 11:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 11:05
景色を楽しんで、
滑りましょう。
2023年03月21日 11:16撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 11:16
滑りましょう。
どこでも滑れるザラメ斜面。
2023年03月21日 11:18撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 11:18
どこでも滑れるザラメ斜面。
新雪味わいに日影斜面へ。
2023年03月21日 11:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 11:19
新雪味わいに日影斜面へ。
トラバースすると足元から雪崩ました。
規模は小さいが危険地帯へ足を踏み込む。
最後はトラバースし切って帰還。
トラバースすると足元から雪崩ました。
規模は小さいが危険地帯へ足を踏み込む。
最後はトラバースし切って帰還。
南俣谷からの登り返し。カニ足で乗り切る。
2023年03月21日 11:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 11:47
南俣谷からの登り返し。カニ足で乗り切る。
2023年03月21日 11:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 11:50
雨飾山と金山の間に焼山が頭をだしている。
2023年03月21日 11:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 11:51
雨飾山と金山の間に焼山が頭をだしている。
雨飾山、だいぶん黒い。
2023年03月21日 11:52撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 11:52
雨飾山、だいぶん黒い。
暑い暑い。
2023年03月21日 12:02撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 12:02
暑い暑い。
ショートカットで雰囲気の良い平原とブナ林に遭遇。
2023年03月21日 12:24撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 12:24
ショートカットで雰囲気の良い平原とブナ林に遭遇。
最後のアドベンチャーで林道へ。
2023年03月21日 12:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 12:25
最後のアドベンチャーで林道へ。
北野の郷に帰還。
2023年03月21日 12:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 12:32
北野の郷に帰還。
風吹岳をバックした木こりさん。
さらば。
2023年03月21日 12:34撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 12:34
風吹岳をバックした木こりさん。
さらば。
ゲームセット。
2023年03月21日 12:42撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
3/21 12:42
ゲームセット。
撮影機器:

感想

週末は天気予報が思わしくないので、好天が続く内に山岳会の皆さんと風吹岳へスキー登山に。
午前4時に集合、高速に飛び乗りR148から北野集落へ。平地は13℃だが北野集落手前から雪がどっさり積もっていた。
序盤はカチカチ斜面とモナカ雪の登坂をこなし、南俣谷に降り立ち、標高を上げると日影にパウダーが残っていた。
日差しが強まりシールに団子が出来始めた頃に風吹山荘に到着、すぐに山頂へ。
好天の中、白馬乗鞍や雪倉岳の風景を楽しんで滑走に移る。
山頂から南斜面のザラメを堪能、新雪を味わいに日影斜面に入るとトラップが仕掛けられていましたが、何とか処理出来て一安心。
いつもながら変化に富んだ山スキーの一日でした。
ご一緒頂いたメンバーに感謝です。

今度はもう少し奥まで行ってみたいと思わせるコースでした。
夏には、風吹山荘が人が少なく良さそうな雰囲気なので来てみたくなりました。

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